Googleのパスキーは、自分が管理する画面ロック付きの端末で、対象アカウントと保存先を確認して作成します。共有パソコンには作らず、端末が使えなくなったときのログイン手段も残しておきましょう。
この記事では、初めて設定する人が「どこに作り、どこに保存し、困ったら何を使うか」を確認する順番に絞って説明します。
最初に確認:自分専用の端末か → 画面ロックがあるか → 別のログイン・復旧手段が使えるか。確認できてから作成へ進みます。
01パスキーで守れること・残る注意点
パスキーは、端末のロック解除などで本人確認するログイン方法です。サイトごとに結び付けられるため、偽サイトへパスワードを入力してしまう危険を減らすのに役立ちます。顔や指紋のデータをGoogleへ送って照合する仕組みではありません。
ただし、端末を他人が解除できる状態や、別のログイン方法が悪用される危険までなくなるわけではありません。「パスキーを作ったから、ほかの点検は不要」とは考えないでください。
注意共有端末には作成しないでください。Googleからログアウトしたつもりでも、その端末を解除できる人がパスキーを使える場合があります。作成前に「この端末を誰が解除できるか」を確認します。
02設定前に確認するアカウント・端末・保存先
私用と仕事用のアカウントを取り違えない
まず、登録先のメールアドレスを確認します。仕事や学校のGoogle Workspaceでは、管理者の方針によりパスワードを省略できない場合や、利用できる保存先が制限される場合があります。個人用アカウントの説明だけで判断せず、組織の案内を優先してください。
根拠:Google Workspace:パスワードを省略したログインの管理
画面ロックと対応環境を確認する
自分が管理する端末に画面ロックを設定し、OSとブラウザを更新してから進めます。対応バージョンはGoogle公式の要件一覧で確認してください。ここでは個人用Googleアカウントを、パソコン版Chromeで設定する場合を案内します。ボタンの位置や保存先の選択肢は環境により異なります。
「登録先」と「保存先」は別に見る
登録先はログインしたいGoogleアカウント、保存先はパスキーを保管する端末やパスワードマネージャーです。保存画面にGoogleパスワードマネージャー、Appleパスワード、Windows Helloなどの名前が出たら、どれを選んだか記録します。
たとえばGoogleパスワードマネージャーの同期保存と、端末内に保存するWindows Helloでは、別端末から使う条件が異なります。Chromeで作ったという理由だけで「どの端末でも使える」とは判断できません。
| いまの状況 | 先にすること |
|---|---|
| 自分専用・画面ロックあり | 対応環境と保存先を確認して設定へ |
| 家族共用・借りた端末 | ここでは作らず、自分の端末を用意 |
| 会社・学校のアカウント | 管理者の方針と許可された方法を確認 |
| すでに不正利用の疑いがある | 新規設定より先にアカウント保護 |
| 唯一のログイン手段を消そうとしている | 削除を止め、代替手段を先に確認 |
判断表は、公式条件を安全に確認するための編集上の整理です。
03Googleの正規画面でパスキーを作成する
以下はGoogle公式手順に基づく案内です。実際のアカウントでの設定操作を実測したものではありません。表示が違う場合は、無理に似たボタンを押さず公式ヘルプと照合してください。
- パソコンのChromeでGoogleアカウントを開き、対象のメールアドレスを確認します。
- 「セキュリティとログイン」から「パスキーとセキュリティキー」を開きます。公式のパスキー設定ページからも確認できます。
- 既存の一覧を見てから「パスキーを作成する」を選びます。表示される保存先とアカウントを確認して、画面の案内に沿って作成します。
- 端末のロック解除など、求められた本人確認を行います。PINやパスワードを記事のコメントや他人とのチャットに書かないでください。
- 作成後、Google側の一覧と保存先の管理画面を確認し、使った端末・保存先を手元に記録します。
Androidでは、すでにパスキーが自動登録されていることがあります。一覧が空でないからといって、すべて削除して作り直す必要はありません。分からない項目は名前だけで削除せず、使っている端末と照合しましょう。
04使えることと、使えないときの道を確かめる
現在のログイン状態を一度に全部閉じない
作成確認のために、すべての端末から一斉にログアウトする必要はありません。いま利用できているアクセスを残し、自分が管理する別のログイン画面で試す、という順番を勧めます。これは締め出しを避けるための編集上の提案です。
新しく作成したパスキーがログイン時に利用可能になるまで、7日間ほどかかる場合があります。作成直後に出ないからといって、登録と削除を繰り返さないでください。画面の案内と、以前から使えているログイン方法を確認します。
紛失する端末と同じ場所だけに頼らない
再設定用メールアドレスや電話番号が現在も使えるか、別の本人確認手段があるかを確認します。「登録してある」と「端末がなくても使える」は違います。たとえば、再設定メールを紛失するスマホだけで読んでいるなら、そこへアクセスする道も確認が必要です。
同期型の保存先でも、新端末へのログインや保存データの解除には条件があります。端末をなくしても必ず復旧できるとは保証できません。バックアップコード等の秘密そのものは、下の確認メモには書かないでください。
根拠:Google:アカウントにアクセスできなくなるのを防ぐ(英語)
設定後の確認メモ
対象アカウント(自分で分かる呼び名): 作成した端末: 保存先の名称: 画面ロックの有無: 別のログイン・復旧手段(種類だけ): ログイン確認の結果: まだ確認していないこと: ※PIN・パスワード・認証コード・バックアップコードは記録しない。
05共有端末に作った・端末をなくした場合
問題のあるパスキーを特定して対応する
利用できる自分の端末からGoogleの設定を開きます。手動で作成したものは「パスキーとセキュリティキー」で対象を削除します。Androidで自動作成されたものは、デバイス管理から対象端末をログアウトする案内です。同じ操作として扱わず、公式の削除手順で種類を確かめてください。
認証情報マネージャーに候補が残る場合は、保存先側も確認します。Google側の登録と保存先の項目は別に点検し、関係のないパスワードやパスキーまで一括削除しないでください。
不正利用の疑いがあれば保護を先にする
知らない端末や設定変更がある場合は、パスキーを追加するだけでは対応が終わりません。Google公式のアカウント保護手順に進みます。確認する順番はGoogleの不正アクセス通知の確認・保護記事にまとめています。
iPhone自体をなくしたときは、パスキーだけでなく、端末・回線・決済も対象です。iPhone紛失時に止めるものの整理を使い、アカウント設定だけで対応済みとしないでください。
06Googleのパスキー設定でよくある質問
パスキーを設定するとパスワードは消えますか?
追加だけで既存のパスワードや復旧手段が一律に削除されるわけではありません。ログイン方法の優先と、認証情報の削除を分けて考えてください。
家族共用のパソコンに作ってもよいですか?
この手順では作りません。本人以外が解除できる端末は避け、自分が管理する端末を選んでください。
スマホをなくしたら必ずログインできなくなりますか?
保存先と別のログイン・復旧手段によります。設定時に、紛失するスマホ以外からも使える手段があるかを確認しておきましょう。
パスキーなら乗っ取りの心配はなくなりますか?
いいえ。フィッシング対策を強められますが、端末の管理や他の認証手段の保護は引き続き必要です。漏洩したパスワードがあるなら、その対応も別に進めます。
07まとめ|作成先と、使えないときの道を確認する
Googleのパスキーは、作成ボタンを押すだけでなく、自分が管理できる状態まで確認して使い始めましょう。
- 共有端末を避け、対象アカウントと画面ロックを確認する。
- 保存先の名前を把握し、端末内の保存と同期を混同しない。
- いま使えるアクセスを残し、代替手段と復旧情報を確認する。
引用元・公式情報
2026年10月27日確認。以下は公式情報です。確認順序とメモは編集上の提案で、実機での操作結果やユーザー報告ではありません。
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