パソコン操作を任せる。
最初は、ひとつの作業から。
読了時間の目安
- しっかり読む
- 約37分
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- 約4分
文字量と図表からの目安です。操作・実践の時間は含みません。
ChatGPTのComputer Useは、対応地域のMac・Windowsで、許可したアプリを見てクリックや入力を進める機能です。デスクトップアプリのWorkまたはCodexから使い、最初にプラグインと操作権限を設定します。
アプリの設定確認、指定したメモの整理、画面だけで起きる不具合の確認などを、作業範囲を決めて依頼できます。
- 自分の環境で使えるか
- 設定から最初の依頼まで
- 動かない場合の確認順
対応するデスクトップアプリでComputer Useを有効にし、変更を伴わない1作業から始めます。機能が表示されない場合は、導入状態と提供条件を確認してください。支払い・認証・削除などの重要操作は、人が内容を確認するところで区切ります。
ChatGPTのComputer Useを使うべきか30秒で判断
ChatGPTのComputer Useは、対応地域のMacまたはWindowsで機能が表示され、重要操作を人が確認できる場合に使うのが基本です。
判断の中心は「有料プランか」だけではありません。端末、機能表示、作業の影響範囲、操作中に立ち会えるかの4点で決めます。
Computer Use導入・安全判断表
表は左右にスクロールできます。
| 読者の状況 | 最初に確認 | 選ぶ経路 | 人が確認する範囲 | 結論 |
|---|---|---|---|---|
| Mac/Windowsで低リスクのGUI作業を任せたい | 設定にComputer Useが表示されるか | @Computer+対象アプリ名 |
初回のアプリ承認と結果 | 開始候補 |
| ログイン済みブラウザーや設定画面を操作したい | 対象サイト、アカウント、変更範囲 | Computer Useまたはブラウザー機能 | 送信、保存、公開、権限変更の直前 | 条件付き |
| Windowsを自分も同時に使い続けたい | 同じWindowsセッションを占有してよいか | 停止して交代、別端末、またはVMを検討 | 前景入力と対象ウィンドウ | 条件付き |
| LinuxだけでローカルGUIを操作したい | Linux版の対応状況 | 別の対応端末または構造化ツール | 代替手段の権限 | 現時点では見送る |
| Web/スマホだけで手元のPCを直接操作したい | 接続済みMac/Windowsがあるか | 利用可能ならRemoteで接続PCを操作 | 接続、承認、端末の稼働状態 | ホストPCが必要 |
| 支払い、認証、削除、管理者操作を無人で完了したい | 失敗時に戻せるか、本人確認が必要か | 準備まで任せ、確定操作は人が行う | 認証情報と最終確定 | 自動完結させない |
「間違っても戻せる」「対象アプリを限定できる」「最終操作を人が止められる」の3条件を満たす作業から始めるのが妥当です。どれかを満たさない場合は、作業を分割するかComputer Use以外の経路を選びます。
Computer Useとは?ChatGPT Work・Codex・APIとの違い
ChatGPTのComputer Useとは、デスクトップアプリから許可したGUIを見て、クリックや入力などを行う機能です。
Computer UseはChatGPTそのものやモデル名ではなく、WorkまたはCodexから呼び出す操作機能です。一般向け機能、API、履歴機能を分けて理解すると設定を誤りにくくなります。
最初に任せやすい3つの作業
- 設定確認 → 現在値の一覧指定したアプリの通知設定などを、変更せずに読み取ってもらいます。
- メモの整理 → 日程・担当・未決事項の下書き対象のメモを指定し、読み取れない点は不明として残します。
- 画面の不具合 → 再現手順と観察結果決めた手順だけを操作し、どの画面で止まるかを整理します。
上記は作業を小さく区切るための例です。利用アプリや権限によって実行できる範囲は異なります。公式の作業例と進め方
Computer Useは画面を見てGUIを操作する機能
Computer Useは、ファイルやコマンドだけでは確認しにくい画面操作をChatGPTへ任せるための機能です。許可したアプリの画面、ウィンドウ、メニューなどを確認し、クリック、文字入力、移動を行えます。
対象アプリで表示した内容、スクリーンショット、ブラウザーページ、クリップボードの状態は、作業の文脈として処理される可能性があります。対象を一つに絞ることが安全設定の出発点です。OpenAI公式「Computer Use」の機能・安全ガイド
Work・Codex・モデルは役割が異なる
ChatGPT Workは作業を進める場所、Codexは開発・技術作業の入口、Computer UseはGUIを操作する手段です。どの入口を使っても、操作対象はComputer Useの権限と承認に従います。
GPT-6 AstraやSolなどのモデルは、推論や判断を担います。モデルを変更しても、操作対象への権限が追加されるわけではありません。Work全体の位置づけは、ChatGPT Work全体の始め方と使い分けで整理しています。
APIのcomputer toolとComputer Historyは別機能
開発者向けAPIのcomputer toolは、モデルが返す操作を開発者側の環境で実行する仕組みで、デスクトップアプリのComputer Useとは別です。APIでは開発者がブラウザーや仮想環境、スクリーンショットの受け渡し、人による確認処理を実装します。OpenAI Developers公式computer useガイド
Computer Historyとは、パソコン上の活動履歴を扱うオプトイン機能です。Computer Useの操作権限やスクリーンショット保存期間を、Computer Historyの仕様から推定してはいけません。OpenAI公式Computer Historyガイド
Computer Useを安全に始める4つの手順
ChatGPTのComputer Useは、デスクトップアプリでプラグインを有効化し、OS権限とアプリ承認を分けて設定すると開始できます。
公式画面の英語表記を基準に4段階で進めます。表示名はアプリの言語、バージョン、ワークスペース設定によって異なる可能性があります(2026年9月28日確認)。
-
ChatGPTデスクトップアプリでWorkまたはCodexを開く
ChatGPTを選んで切り替えメニューからWorkへ移るか、Codexを選択します。Web版やモバイル版だけで手元のローカルアプリを直接操作する手順ではありません。
-
PluginsからComputer Useを有効にする
Plugins > Computer Useを開き、表示された場合はInstall pluginまたはEnableを選びます。続いてComputer Use serverとskillの切り替えを有効にし、Try nowへ進みます。項目自体が見つからない場合は、有料契約へ進む前に後述の「表示されない場合」を確認してください。
-
OS権限とアプリ承認を必要な範囲だけ許可する
macOSでは画面収録とアクセシビリティ、Windowsでは対象アプリを前景に表示する条件を確認します。その後、
Settings > Computer useでアプリへのアクセス、ブラウザーのManage、Always-allowed appsを確認します。OS権限は画面の認識や操作を可能にする設定、アプリ承認はChatGPTへ個別アプリの利用を許す設定です。片方を許可しても、もう片方が自動的に許可されるわけではありません。
-
@Computerと終了条件を含めて指示する@Computerまたは@アプリ名に、対象・目的・許可する操作・止まる条件を添えます。アプリ名が分かる場合は省略せず、見てほしい画面も指定してください。最初から「全部処理して」ではなく、確認だけ、下書きまで、確定直前までのように段階を分けると、人が判断する場所を残せます。
設定手順と画面表記の出典:OpenAI公式Computer Useセットアップガイド(2026年9月28日確認)
最初の依頼文:変更せずに設定を確認する
最初の成功条件は、指定した項目の現在値と不明点が返ることです。下の[ ]を自分のアプリに置き換えて使ってください。依頼文は筆者が作成した例で、製品の実行結果ではありません。
初回用:設定を変えずに確認
@Computer
対象アプリは[アプリ名]です。
[設定画面の名前]を開き、[確認したい項目]の現在値を確認してください。
設定変更・保存・送信は行わないでください。
確認できた項目、現在値、確認できなかった点を表にしてください。
別のアプリや追加の権限が必要なら、その時点で止めて理由を説明してください。
改行と記号を含め、依頼文だけをコピーします。
結果を受け取ったら:対象アプリと項目が合っているかを確認します。見つからなかった項目を推測で埋めている場合は採用せず、画面名や対象を指定し直してください。
次の依頼文:指定したメモから下書きを作る
応用:指定したメモだけを整理
@Computer
[アプリ名]の[対象のメモ名・ウィンドウ名]だけを確認してください。
日程、担当、未決事項を整理して、このチャットに下書きを出してください。
対象が複数見つかった場合は、勝手に選ばず確認してください。
他のメモを開く、内容を書き換える、外部へ送信する操作はしないでください。
読み取れない情報は推測せず「不明」と記載してください。
改行と記号を含め、依頼文だけをコピーします。
自動コピーが利用できない環境でも、表示されている依頼文を選択してコピーできます。対象アプリの使用許可は、依頼文とは別に内容を確認して承認してください。
Mac・Windows・ブラウザー・スマホはどの経路を選ぶ?
ChatGPTのComputer UseはmacOSとWindowsで使えますが、バックグラウンド動作やスマホ連携の条件はOSごとに異なります(2026年9月28日確認)。
「ChatGPTアプリがある端末」と「Computer UseでローカルGUIを直接操作できる端末」は同じではありません。操作を実行するホスト端末を基準に選びます。
Macは限定タスクをバックグラウンドで進められる
macOSでは画面収録とアクセシビリティを許可すると、対応する限定タスクをバックグラウンドで進められます。Macがロックされた後の利用は自動ではなく、Settings > Computer Useでlocked useを有効にした場合だけです。
locked useは一般的なリモートロック解除ではなく、信頼されたComputer Useの処理中に限る仕組みです。ローカルのキーボードやポインター入力を検出すると再ロックするなどの条件があります。OpenAI公式のmacOS・locked use説明
Windowsは対象アプリが見える前景セッションで動く
WindowsのComputer Useはアクティブなデスクトップを使うため、同じWindowsセッションを人が並行利用する用途には向きません。ChatGPTがポインターや入力を使っている間は、対象アプリを見える状態に保ちます。
Windowsで続行するには、セッションをロックせず、端末を起動・オンラインの状態に保つ必要があります。共有の場所など、画面を開いたままにできない環境では中止します。Remoteで確認する場合もこの条件は変わりません。Remoteのホスト端末の条件
ブラウザー操作は目的に合う経路を先に選ぶ
ローカルで開発中のWebアプリは内蔵ブラウザー、ログイン済みの普段のブラウザーを使う作業はブラウザー連携が優先候補です。専用プラグインやMCPがある定型処理は、画面操作より構造化された連携を優先します。
既存のログイン状態や拡張機能を使いたい場合は、対象のブラウザーを@Chromeなどで指定します。内蔵ブラウザーは@Browserで指定する別のセッションです。Chrome・Edge・Brave・Opera・Vivaldiの拡張に対応し、Operaではサイドチャットを使わずデスクトップ側から開始します(2026年9月28日確認)。公式ブラウザー拡張ガイド
接続方法とサイトごとの許可は、対応5ブラウザの設定とサイト許可の手順で確認できます。
Web・スマホ・Linuxはローカル操作の経路が異なる
Web版やスマホ版のクラウド作業は、手元のローカルアプリやファイルへ直接アクセスするComputer Useの代わりにはなりません。スマホのRemoteは、接続済みのMacまたはWindowsで動くタスクを開始・確認・承認する経路です。
Linuxデスクトップアプリはプレビュー提供されていますが、Computer UseはLinuxプレビューに未対応です(2026年9月28日確認)。将来対応予定との公式記載はありますが、時期は明記されていません。OpenAI公式Linuxデスクトップアプリの制限
端末・経路別の選び方
表は左右にスクロールできます。
| 利用環境 | ローカルGUIの直接操作 | 主な条件 | 選ぶ人 |
|---|---|---|---|
| macOS | 対応 | 対応地域、機能表示、画面収録、アクセシビリティ | バックグラウンドを含む限定タスクを使いたい |
| Windows | 対応 | 対象アプリを前景に表示し、セッションをロックしない | 前景操作をChatGPTへ渡せる |
| 対応ブラウザー | ブラウザー操作 | 拡張機能、サイト許可、ログイン状態 | 既存ブラウザーのページを操作したい |
| ChatGPTモバイルアプリ | 端末単独ではなく接続PCで実行 | Remoteの展開、同じアカウント/ワークスペース、ホストPCが起動・オンライン | スマホから開始・承認・確認したい |
| Web版 | 直接操作しない | クラウド作業とローカル作業を分離 | ブラウザー内で完結する作業をしたい |
| Linuxプレビュー | 未対応 | Computer Useの将来対応時期は未記載 | 現時点では別の対応端末を選べる |
Computer Useに有料プランやモデル変更は必要?
ChatGPTのComputer Useを使うために上位プランへ即変更する必要はなく、まず現在の設定に機能が表示されるか確認します。
WorkやCodexがプランに含まれることと、Computer Useを自分の地域・ワークスペースで利用できることは同じではありません。価格より先に機能表示を確認するのが損を避ける順序です。
課金前にComputer Useの表示を確認する
Computer Useだけを目的に課金する前に、利用中のアプリでプラグインを導入・有効化できるか確認します。料金ページにあるComputer Useの「Limited*」は、提供地域が限定されるという注記です。1日あたりの利用回数を表すものではありません。
FreeとGoについて、Computer Useそのものの利用可否は同じ機能表から明確に確認できませんでした。「Workが無料プランに含まれる」ことを根拠に「Computer Useも無料で使える」と断定しないでください。OpenAI公式料金・機能一覧
プラン変更前の確認表
表は左右にスクロールできます。
| 契約経路 | 公式価格 | Computer Useの記載 | この記事での判断 |
|---|---|---|---|
| Free | US$0/月 | Work・Codexは含まれるが、Computer Use固有の可否は表から確認できず | 無料で使えると決めつけず、設定表示を確認 |
| Go | US$8/月 | Work・Codexは含まれるが、Computer Use固有の可否は表から確認できず | Computer Useだけを目的に契約しない |
| Plus | US$20/月 | 対象地域に制限あり(Limited*) | 設定に表示され、必要量が足りるか確認 |
| Pro | US$100/月から | 対象地域に制限あり(Limited*) | Computer Useだけでなく、共有利用枠全体で判断 |
| Business | 年払いUS$20/人/月、月払いUS$25/人/月、2人以上 | 対象地域に制限あり(Limited*) | 管理機能と業務データ保護も含めて判断 |
| Enterprise/Edu | 要問い合わせ | 対象地域に制限あり(Limited*) | 管理者ポリシー、役割、展開状況を確認 |
地域の制限と利用上限は別です。上表の「対象地域に制限あり」は公式料金表の脚注の意味です。利用枠は下の説明を参照してください。料金表の地域制限の注記
Computer Useの利用上限・固定回数は公式に明記されていない
ChatGPT WorkとCodexは使用量を共有し、消費量はモデル、タスクの複雑さ、コンテキスト、推論、ツール利用などで変わります。公式料金ページにはComputer Useだけを切り出した一律のタスク回数がないため、「1日に何回」と固定値で案内することはできません(2026年9月28日確認)。OpenAI公式料金・利用枠の説明
軽い確認と長時間の複数アプリ操作では消費が異なります。残量とリセット予定は使用量ダッシュボードで確認してください。契約全体の判断は、ChatGPTのプランを比較して選ぶ基準へ進めます。
モデルは最初から最上位へ固定しない
最初は利用中の画面で選べる既定設定から始め、画面に基づく難しい判断が必要なら、利用可能な場合にGPT-6 Astraを検討します。現行の公式案内はAstra・Sol・Lunaを扱っており、GPT-5.6の各モデルも展開中は利用可能としています(2026年9月28日確認)。
Solは日常的な作業や複雑な処理、Lunaは目的が明確な反復作業の候補です。選べるモデルはプラン・利用画面・ワークスペース・展開状況によって変わります。最初から高い設定へ固定せず、結果と使用量を見て選び直すのが筆者の判断です。公式モデルの選び方、Computer Useのモデル案内
API料金はChatGPTの月額料金と別に発生する
API Keyを使うcomputer toolはトークン従量課金で、ChatGPT PlusやProの月額料金には合算されません。API固有の実行環境と人による確認処理が必要なため、一般ユーザーがデスクトップアプリを操作したいだけなら選ぶ経路ではありません。
なお、CodexをAPIキーで利用する認証・課金経路と、APIのcomputer useを自分のアプリへ組み込む開発は別の話です。このページでは一般向けのデスクトップ操作を中心に扱います。Codexの認証・料金区分、開発者向けcomputer use
Computer Useに任せる作業・任せない作業
ChatGPTのComputer Useには画面を見て判断する作業を任せ、支払い・認証・削除など影響の大きい操作は人が確認します。
「操作できるか」より、「間違えた時に何が起きるか」で境界を引くと判断しやすくなります。専用連携がある作業まで画面操作へ寄せる必要はありません。
画面でしか確認できない限定作業を任せる
アプリ設定の現在値を確認する、GUIだけで起きる不具合を再現する、複数アプリをまたぐ低リスク作業はComputer Useの候補です。対象アプリ、見る画面、変更の可否を具体的に指定します。
最初は「変更せずに報告」「下書きまで」「候補を選ぶまで」のように、取り消しやすい段階で止めます。結果を見てから次の操作を依頼すれば、誤操作の影響範囲を狭められます。
プラグインやMCPがある作業は構造化連携を優先する
対象アプリに専用プラグインやMCPサーバーがある場合、データ取得や反復処理は構造化連携を先に選びます。MCPとは、AIが外部ツールやデータへ定義された方法で接続するための仕組みです。
画面上の位置や表示状態へ依存するComputer Useより、入力と出力を定義できる経路のほうが再現しやすいからです。GUIでしか確認できない最終部分だけComputer Useへ戻します。OpenAI公式のComputer Useと構造化連携の使い分け
支払い・認証・公開・削除の確定は人が行う
金銭、アカウント、セキュリティ、プライバシー、ネットワーク、認証情報に関わる操作は、人が立ち会って最終確認します。入力欄の準備まで任せる場合も、送信内容、対象アカウント、金額、公開範囲を確認してから確定します。
ログイン済みページでは、許可したクリックや送信が自分のアカウントによる操作として扱われる可能性があります。ページ内の悪意ある指示や誤解を招く表示も想定し、違うウィンドウを操作し始めたら中止します。
ターミナル・管理者認証・ChatGPT自体には使えない
Computer UseはターミナルアプリやChatGPT自体を自動操作できず、管理者としての認証やOSのセキュリティ許可も代行できません。ファイル編集やシェルコマンドは、Computer Useとは別のサンドボックスと承認設定に従います。
画面操作へ任せられない部分を無理に迂回させず、人が操作するか、用途に合う専用ツールへ切り替えてください。
作業別の任せ方マトリクス
表は左右にスクロールできます。
| 作業 | 基本判断 | Computer Useへ任せる範囲 | 人が行う範囲 |
|---|---|---|---|
| 設定値の確認 | 任せやすい | 対象画面を開き、現在値を報告 | 変更の要否を判断 |
| 許可済みアプリ間の転記 | 限定して任せる | 指定項目の読み取りと下書き | 値と送信先を確認 |
| ログイン済みフォームの送信 | 要確認 | 入力と送信直前まで | 宛先、内容、公開範囲、送信 |
| 支払い・アカウント設定 | 人が立ち会う | 情報確認や手順の案内まで | 認証、金額確認、確定 |
| 削除・一括変更 | 自動完結させない | 対象候補の列挙まで | 対象確認、バックアップ、実行 |
| ターミナル・管理者認証 | Computer Use対象外 | 画面操作では代行しない | 人または別の承認済み経路で実行 |
Computer Useの安全設定はどこまで許可すればよい?
ChatGPTのComputer Useの安全設定は、OS権限とアプリ承認を必要な範囲だけ許可し、Always allowを限定するのが基本です。
便利さのためにすべてを常時許可するのではなく、最初は毎回確認し、必要性が続くアプリだけ例外にします。
OS権限とChatGPT内のアプリ承認を分けて確認する
OS権限はComputer Useが画面を見て操作するための許可、アプリ承認はChatGPTが特定アプリを使うための許可です。macOSの画面収録とアクセシビリティを許可しても、すべてのアプリを無条件に使える状態になるわけではありません。
Settings > Computer useで現在のアプリ承認を確認し、使わなくなったアプリは外します。組織の端末では、ワークスペース設定、役割、端末ポリシーによって機能自体が制限される場合があります。
Always allowは信頼できる反復作業だけに限定する
Always allowは、今後のタスクでも確認なしに使わせてよいアプリだけに設定します。初回から常時許可せず、対象アプリ、扱うデータ、誤操作時の影響が分かった後で判断します。
一度許可しても、ChatGPTデスクトップアプリのComputer Use設定から解除できます。支払い、パスワード管理、社内管理画面などへ常時許可を付けることは勧めません。
ログイン済みブラウザーは自分の権限で操作される前提にする
ログイン済みページをComputer Useが操作すると、そのサイトは承認済みのクリックや送信を利用者本人の操作として扱う可能性があります。関係のないタブや機密情報を閉じ、対象サイトと実行範囲を明示します。
操作中も自分でブラウザーを使う必要がある場合は、Computer Useへ別のブラウザーを指定する方法があります。Webページ内の指示を無条件に信頼させず、送信や権限変更の前で停止させてください。OpenAI公式のブラウザー利用時の安全指針
ローカル操作はオフライン処理ではない
ChatGPT Workのローカル作業では、関連する抜粋、プロンプト、スクリーンショット、ブラウザー内容、ツール結果がOpenAIのサービスへ送られる場合があります。ローカルファイルが端末に残ることと、モデル処理が端末だけで完結することは同じではありません。
Business、Enterprise、Eduの対象データは既定でモデル学習に使われないと公式文書にありますが、個人向けプランのComputer Useについて同じ条件を一律には適用できません。また、Computer Useのスクリーンショット固有の保存期間は公式ページから確認できませんでした(2026年9月28日確認)。OpenAI公式ChatGPT Work local security
実行前に確認する6項目
- 関係のない機密アプリ、タブ、ファイルを閉じた
- 対象アプリと対象ウィンドウを一つずつ指定した
- OS権限とChatGPT内のアプリ承認を別々に確認した
- 初回はAlways allowではなく、その場の承認を選んだ
- 送信、削除、支払い、認証、権限変更の前で止まるよう指示した
- 誤ったウィンドウを操作したら中止できる状態で立ち会う
見られて困る情報を閉じられない、最終確認の場所を決められない、誤操作を戻せない作業ではComputer Useを使わないのが筆者の判断です。権限追加で解決しようとせず、作業を小さく分けてください。
Computer Useが表示されない・動かないときの確認順
Computer Useが使えないときは、「機能がない」「画面が見えない」「入力できない」「ブラウザーだけ接続できない」を分けて確認します。
権限を増やせば必ず直るわけではありません。項目がない問題と、項目はあるが画面を見られない問題を分けます。
Computer Useの項目自体が表示されない
最初に、対応するChatGPTデスクトップアプリのWorkまたはCodexを開いているか確認します。続いてPlugins > Computer Useを確認し、表示される場合はインストールと有効化を済ませ、serverとskillがオンになっているかを見ます。
導入項目自体がない、または有効化できない場合に、提供地域・プラン・管理者の制限・展開状況を確認します。機能が未提供の状態はOS権限の追加だけでは解決しません。日本の全アカウントで利用できるという断定は避け、公式案内と自分の画面を併せて確認してください。プラグイン導入と利用条件
Macで画面を見られない・クリックできない
macOSで対象アプリを認識できない場合は、システム設定の画面収録とアクセシビリティ、ChatGPT側のアプリ承認を順に確認します。画面収録は見るため、アクセシビリティはクリックや入力を行うための権限です。
両方が許可済みでも、対象アプリの承認がなければ操作できません。使わないアプリまでAlways allowへ追加しないでください。
Windowsで止まる・別ウィンドウへ移る
対象アプリがアクティブなデスクトップにあり、セッションがロックされていないか確認します。動作中は同じセッションでマウス・キーボードを並行操作しないでください。
別のウィンドウを操作し始めた場合は、そのまま続けずタスクを停止します。再開時はアプリ名、ウィンドウ名、操作する画面、停止条件を具体化してください。
ブラウザーへ接続できない
まず、対象サイトがブラウザーのブロックリストに入っていないか確認します。次にデスクトップアプリを更新し、ブラウザーを再起動します。Settings > Computer Useで対象ブラウザーにManageが表示されるか確認してください。
Installのままなら導入を完了し、拡張機能を入れたプロファイルを使います。まだつながらなければ新しいWork/Codexチャットで試し、アプリを再起動します。改善しない場合は拡張機能の再インストール、/feedbackによる問い合わせへ進みます。公式の接続トラブル確認順
症状別の確認順
表は左右にスクロールできます。
| 症状 | 最初の確認 | 次の確認 | 避ける対応 |
|---|---|---|---|
| Computer Useがない | 対応アプリとPluginsの導入・有効化 | 地域、プラン、役割、管理ポリシー、展開状況 | 機能確認前の課金や権限追加 |
| Macの画面が見えない | 画面収録 | 対象アプリの承認 | 無関係なアプリの常時許可 |
| Macでクリックできない | アクセシビリティ | 対象アプリとウィンドウ | 管理者認証を代行させる |
| Windowsで止まる | 対象アプリが前景にあり、ロックしていないか | 人が同じセッションを操作していないか | 並行してマウスやキーボードを使う |
| 違うウィンドウを操作する | タスクを中止 | アプリ名、ウィンドウ名、停止条件を再指定 | 誤った状態のまま続行 |
| ブラウザーにつながらない | サイトのブロックリスト、更新、Manage | 拡張を入れたプロファイル、新規チャット、再起動 | 認証情報を指示文へ直接書く |
Computer Useのよくある質問
ChatGPTのComputer Useに関する疑問は、無料利用、Web・スマホ、同時操作、スクリーンショットの扱いを分けると解消しやすくなります。
公式文書で断定できない地域、個人向けデータ保持、固定上限は、確認できない範囲を明示して回答します。
ChatGPTのWeb版だけで自分のパソコンを操作できますか?
ChatGPTのWeb版だけで、手元のローカルアプリやファイルをComputer Useから直接操作することはできません。ローカル操作には対応するMacまたはWindowsのデスクトップアプリが必要で、スマホのRemoteにも起動・接続されたホストPCが必要です。OpenAI公式のローカルPC操作例
Computer Useは無料プランでも使えますか?
FreeとGoでComputer Useを利用できるとは、公式料金ページのComputer Use機能表から明確に確認できません(2026年9月28日確認)。WorkとCodexがプランに含まれることと、Computer Useの利用可否は分け、契約前にデスクトップアプリの設定表示を確認してください。OpenAI公式料金・機能一覧
日本でComputer Useを使えますか?
OpenAIはComputer Useを「対応地域」で提供すると案内していますが、完全な国別一覧を同ページで確認できないため、日本の全アカウントで使えるとは断定できません(2026年9月28日確認)。日本から利用する場合も、ChatGPTデスクトップアプリの設定に機能が表示されるかを基準にしてください。OpenAI公式Computer Useガイド
同じアプリを2つのComputer Useタスクで同時操作できますか?
同じアプリに対して2つのComputer Useタスクを同時に走らせることは避けてください。ウィンドウや入力状態の競合を防ぐため、1つのタスクを終了または停止してから次を開始します。OpenAI公式Computer Useユースケース
Computer Useの途中で停止したり自分で操作を引き継げますか?
Computer Useのタスクは途中で停止でき、必要な時点で自分がパソコン操作を引き継げます。想定と違うウィンドウを操作した場合は結果を待たずに中止し、WindowsではComputer Useを止めてから前景操作を引き継いでください。OpenAI公式Computer Useガイド
Computer Useのスクリーンショットはずっと保存されますか?
Computer Useがスクリーンショットを処理できることは公式に記載されていますが、Computer Use専用の一律保存期間は確認できませんでした(2026年9月28日確認)。Computer Historyの保持期間を流用せず、利用プランのデータコントロールと業務データの条件を分けて確認してください。OpenAI公式Computer Useガイド、OpenAI公式ChatGPT Work local security
Computer Useは管理者権限やOSの許可画面も操作できますか?
Computer Useは管理者として認証したり、OSのセキュリティ・プライバシー許可を利用者の代わりに承認したりできません。画面収録、アクセシビリティ、管理者認証は、利用者が内容を確認して必要な範囲だけ手動で許可します。OpenAI公式Computer Useガイド
まとめ:設定表示を確認し、低リスクの1作業から始める
ChatGPTのComputer Useは、MacまたはWindowsで機能表示を確認し、最小権限と人の確認範囲を決めてから始める機能です。
画面でしか確認できない限定作業には向きますが、支払い、認証、削除、管理者操作を無人で完結させる用途には向きません。
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