ChatGPTでパソコン操作|Computer Useの始め方

ChatGPT
ChatGPT / Computer Use 初版公開 2026年9月1日 公式情報確認 2026年9月1日

任せる前に、対応環境と安全境界を決める。

ChatGPTのComputer Useは、対応地域のMacまたはWindowsで、ChatGPTデスクトップアプリのWorkまたはCodexから使うパソコン操作機能です(2026年9月1日確認)。設定にComputer Useが表示されるか確認し、OS権限とアプリ承認を必要な範囲に絞ってから、@Computerで対象アプリと終了条件を指定します。

画面を見ながら進める作業には向きますが、支払い、認証、削除、セキュリティ変更の確定は人が確認するのが安全です。

  • Computer Useが自分の端末で使えるか判断したい人
  • 設定から最初の指示までを順番に確認したい人
  • Always allowを含む安全設定を決めたい人
QUICK VERDICT

MacまたはWindowsの設定にComputer Useが表示され、低リスクの作業へ範囲を限定できるなら開始候補です。表示されない場合や、重要操作を無人で完結させたい場合は、課金や権限追加を急がず条件を確認してください。

  1. 01 対応環境 Mac / Windows
  2. 02 起動場所 Work または Codex
  3. 03 操作指定 @Computer
  4. 04 安全境界 重要操作は人が確認
Computer Useでパソコンを操作する経路の概念図です。実際の製品画面を再現したものではありません。

ChatGPTのComputer Useを使うべきか30秒で判断

ChatGPTのComputer Useは、対応地域のMacまたはWindowsで機能が表示され、重要操作を人が確認できる場合に使うのが基本です。

判断の中心は「有料プランか」だけではありません。端末、機能表示、作業の影響範囲、操作中に立ち会えるかの4点で決めます。

Computer Use導入・安全判断表

表は左右にスクロールできます。

読者の状況 最初に確認 選ぶ経路 人が確認する範囲 結論
Mac/Windowsで低リスクのGUI作業を任せたい 設定にComputer Useが表示されるか @Computer+対象アプリ名 初回のアプリ承認と結果 開始候補
ログイン済みブラウザーや設定画面を操作したい 対象サイト、アカウント、変更範囲 Computer Useまたはブラウザー機能 送信、保存、公開、権限変更の直前 条件付き
Windowsを自分も同時に使い続けたい 同じWindowsセッションを占有してよいか 停止して交代、別端末、またはVMを検討 前景入力と対象ウィンドウ 条件付き
LinuxだけでローカルGUIを操作したい Linux版の対応状況 別の対応端末または構造化ツール 代替手段の権限 現時点では見送る
Web/スマホだけで手元のPCを直接操作したい 接続済みMac/Windowsがあるか 利用可能ならRemoteで接続PCを操作 接続、承認、端末の稼働状態 ホストPCが必要
支払い、認証、削除、管理者操作を無人で完了したい 失敗時に戻せるか、本人確認が必要か 準備まで任せ、確定操作は人が行う 認証情報と最終確定 自動完結させない
対象は一般向けChatGPTデスクトップアプリのComputer Useです。対応地域・機能表示・ワークスペース設定は変わり得ます(2026年9月1日確認)。出典:OpenAI公式Computer UseガイドChatGPT Work local security
筆者の判断基準

「間違っても戻せる」「対象アプリを限定できる」「最終操作を人が止められる」の3条件を満たす作業から始めるのが妥当です。どれかを満たさない場合は、作業を分割するかComputer Use以外の経路を選びます。

Computer Useとは?ChatGPT Work・Codex・APIとの違い

ChatGPTのComputer Useとは、デスクトップアプリから許可したGUIを見て、クリックや入力などを行う機能です。

Computer UseはChatGPTそのものやモデル名ではなく、WorkまたはCodexから呼び出す操作機能です。一般向け機能、API、履歴機能を分けて理解すると設定を誤りにくくなります。

Computer Useは画面を見てGUIを操作する機能

Computer Useは、ファイルやコマンドだけでは確認しにくい画面操作をChatGPTへ任せるための機能です。許可したアプリの画面、ウィンドウ、メニューなどを確認し、クリック、文字入力、移動を行えます。

対象アプリで表示した内容、スクリーンショット、ブラウザーページ、クリップボードの状態は、作業の文脈として処理される可能性があります。対象を一つに絞ることが安全設定の出発点です。OpenAI公式「Computer Use」の機能・安全ガイド

Work・Codex・モデルは役割が異なる

ChatGPT Workは作業を進める場所、Codexは開発・技術作業の入口、Computer UseはGUIを操作する手段です。どの入口を使っても、操作対象はComputer Useの権限と承認に従います。

GPT-5.6 Solなどのモデルは、考え方や処理能力を担います。モデル名とComputer Useを同じ製品として扱わず、まず作業の入口と操作権限を確認してください。Work全体の位置づけは、ChatGPT Work全体の始め方と使い分けで整理しています。

APIのcomputer toolとComputer Historyは別機能

開発者向けAPIのcomputer toolは、モデルが返す操作を開発者側の環境で実行する仕組みで、デスクトップアプリのComputer Useとは別です。APIでは開発者がブラウザーや仮想環境、スクリーンショットの受け渡し、人による確認処理を実装します。OpenAI Developers公式computer useガイド

Computer Historyとは、パソコン上の活動履歴を扱うオプトイン機能です。Computer Useの操作権限やスクリーンショット保存期間を、Computer Historyの仕様から推定してはいけません。OpenAI公式Computer Historyガイド

Computer Useに有料プランやモデル変更は必要?

ChatGPTのComputer Useを使うために上位プランへ即変更する必要はなく、まず現在の設定に機能が表示されるか確認します。

WorkやCodexがプランに含まれることと、Computer Useを自分の地域・ワークスペースで利用できることは同じではありません。価格より先に機能表示を確認するのが損を避ける順序です。

課金前にComputer Useの表示を確認する

ChatGPTデスクトップアプリの設定にComputer Useが表示されない状態で、プラン変更だけを先に行うのは勧めにくい判断です。公式料金ページはWorkとCodexをFree、Go、Plus、Pro、Business、Edu、Enterpriseに含むと記載していますが、Computer Useの機能表ではPlus以降などを「Limited」としています(2026年9月1日確認)。

FreeとGoについて、Computer Useそのものの利用可否は同じ機能表から明確に確認できませんでした。「Workが無料プランに含まれる」ことを根拠に「Computer Useも無料で使える」と断定しないでください。OpenAI公式料金・機能一覧

プラン変更前の確認表

表は左右にスクロールできます。

契約経路 公式価格 Computer Useの記載 この記事での判断
Free US$0/月 Work・Codexは含まれるが、Computer Use固有の可否は表から確認できず 無料で使えると決めつけず、設定表示を確認
Go US$8/月 Work・Codexは含まれるが、Computer Use固有の可否は表から確認できず Computer Useだけを目的に契約しない
Plus US$20/月 Limited 設定に表示され、必要量が足りるか確認
Pro US$100/月から Limited Computer Useだけでなく、共有利用枠全体で判断
Business 年払いUS$20/人/月、月払いUS$25/人/月、2人以上 Limited 管理機能と業務データ保護も含めて判断
Enterprise/Edu 要問い合わせ Limited 管理者ポリシー、役割、展開状況を確認
API Key トークン従量課金 デスクトップ購読とは別経路 開発者が実行環境を用意する場合だけ選ぶ
価格は原通貨の月額表示です。税、地域、購入経路による差を含みません。Computer Useの対象地域・段階展開・利用枠は変わり得ます(2026年9月1日確認)。出典:OpenAI公式料金ページ

Computer Useの利用上限・固定回数は公式に明記されていない

ChatGPT WorkとCodexは使用量を共有し、消費量はモデル、タスクの複雑さ、コンテキスト、推論、ツール利用などで変わります。公式料金ページにはComputer Useだけを切り出した一律のタスク回数がないため、「1日に何回」と固定値で案内することはできません(2026年9月1日確認)。OpenAI公式料金・利用枠の説明

軽い画面確認と長時間の複数アプリ操作では、同じ1メッセージでも負荷が同じとは限りません。詳しい契約判断は、ChatGPT全6プランを比較して選ぶ基準で確認できます。

モデルは最初から最上位へ固定しない

GPT-5.6 Solは複雑なcomputer use向け、Terraは日常作業向け、Lunaは速度と処理量を重視する用途向けとして公式に案内されています(2026年9月1日確認)。公式モデルページはGPT-5.5を旧世代として掲載しています。

ただし、利用画面、プラン、役割、ワークスペースによって選べるモデルは変わります。Computer Useの各実行で特定モデルが使われると一律に断定せず、まず既定設定で始め、複雑さや消費量が問題になった時だけ変更するのが筆者の判断です。OpenAI公式モデル一覧

3モデルの利用先を詳しく比べる場合は、GPT-5.6の3モデルを利用先別に選ぶ方法へ進めます。

API料金はChatGPTの月額料金と別に発生する

API Keyを使うcomputer toolはトークン従量課金で、ChatGPT PlusやProの月額料金には合算されません。API固有の実行環境と人による確認処理が必要なため、一般ユーザーがデスクトップアプリを操作したいだけなら選ぶ経路ではありません。

公式API料金表にはモデル別の入出力単価がありますが、Computer Use専用の追加料金行は確認できませんでした。記載がないことを「追加料金ゼロ」とは扱わず、利用前に現行料金を確認してください。OpenAI Developers公式API料金

Computer Useを安全に始める4つの手順

ChatGPTのComputer Useは、デスクトップアプリでプラグインを有効化し、OS権限とアプリ承認を分けて設定すると開始できます。

公式画面の英語表記を基準に4段階で進めます。表示名はアプリの言語、バージョン、ワークスペース設定によって異なる可能性があります(2026年9月1日確認)。

  1. ChatGPTデスクトップアプリでWorkまたはCodexを開く

    ChatGPTを選んで切り替えメニューからWorkへ移るか、Codexを選択します。Web版やモバイル版だけで手元のローカルアプリを直接操作する手順ではありません。

  2. PluginsからComputer Useを有効にする

    Plugins > Computer Useを開き、表示された場合はInstall pluginまたはEnableを選びます。続いてComputer Use serverとskillの切り替えを有効にし、Try nowへ進みます。

    項目自体が見つからない場合は、有料契約へ進む前に後述の「表示されない場合」を確認してください。

  3. OS権限とアプリ承認を必要な範囲だけ許可する

    macOSでは画面収録とアクセシビリティ、Windowsでは対象アプリを前景に表示する条件を確認します。その後、Settings > Computer useでアプリへのアクセス、ブラウザーのManageAlways-allowed appsを確認します。

    OS権限は画面の認識や操作を可能にする設定、アプリ承認はChatGPTへ個別アプリの利用を許す設定です。片方を許可しても、もう片方が自動的に許可されるわけではありません。

  4. @Computerと終了条件を含めて指示する

    @Computerまたは@アプリ名を指定し、対象アプリ、目的、操作範囲、止まる場所を一つの指示に含めます。たとえば「@Computerで設定画面を開き、通知設定の現在値を確認してください。変更はせず、結果を報告してください」と指定します。

    最初から「全部処理して」ではなく、確認だけ、下書きまで、確定直前までのように段階を分けると、人が判断する場所を残せます。

設定手順と画面表記の出典:OpenAI公式Computer Useセットアップガイド(2026年9月1日確認)

Mac・Windows・ブラウザー・スマホはどの経路を選ぶ?

ChatGPTのComputer UseはmacOSとWindowsで使えますが、バックグラウンド動作やスマホ連携の条件はOSごとに異なります(2026年9月1日確認)。

「ChatGPTアプリがある端末」と「Computer UseでローカルGUIを直接操作できる端末」は同じではありません。操作を実行するホスト端末を基準に選びます。

Macは限定タスクをバックグラウンドで進められる

macOSでは画面収録とアクセシビリティを許可すると、対応する限定タスクをバックグラウンドで進められます。Macがロックされた後の利用は自動ではなく、Settings > Computer Useでlocked useを有効にした場合だけです。

locked useは一般的なリモートロック解除ではなく、信頼されたComputer Useの処理中に限る仕組みです。ローカルのキーボードやポインター入力を検出すると再ロックするなどの条件があります。OpenAI公式のmacOS・locked use説明

Windowsは対象アプリが見える前景セッションで動く

WindowsのComputer Useはアクティブなデスクトップを使うため、同じWindowsセッションを人が並行利用する用途には向きません。ChatGPTがポインターや入力を使っている間は、対象アプリを見える状態に保ちます。

席を離れて続ける場合は端末を起動・接続状態に保ち、必要に応じてスマホからRemoteで進行を確認するか、メイン環境と分けた仮想マシンを検討します。

ブラウザー操作は目的に合う経路を先に選ぶ

ローカルで開発中のWebアプリは内蔵ブラウザー、ログイン済みの普段のブラウザーを使う作業はブラウザー連携が優先候補です。専用プラグインやMCPがある定型処理は、画面操作より構造化された連携を優先します。

公式ブラウザー拡張はChrome、Edge、Brave、Opera、Vivaldiを対象として案内していますが、提供状況はプランやワークスペースで変わり得ます(2026年9月1日確認)。OpenAI公式ブラウザー拡張ガイド

接続方法とサイトごとの許可は、対応5ブラウザの設定とサイト許可の手順で確認できます。

Web・スマホ・Linuxはローカル操作の経路が異なる

Web版やスマホ版のクラウド作業は、手元のローカルアプリやファイルへ直接アクセスするComputer Useの代わりにはなりません。スマホのRemoteは、接続済みのMacまたはWindowsで動くタスクを開始・確認・承認する経路です。

Linuxデスクトップアプリはプレビュー提供されていますが、Computer UseはLinuxプレビューに未対応です(2026年9月1日確認)。将来対応予定との公式記載はありますが、時期は明記されていません。OpenAI公式Linuxデスクトップアプリの制限

端末・経路別の選び方

表は左右にスクロールできます。

利用環境 ローカルGUIの直接操作 主な条件 選ぶ人
macOS 対応 対応地域、機能表示、画面収録、アクセシビリティ バックグラウンドを含む限定タスクを使いたい
Windows 対応 対象アプリをアクティブなデスクトップへ表示 前景操作をChatGPTへ渡せる
対応ブラウザー ブラウザー操作 拡張機能、サイト許可、ログイン状態 既存ブラウザーのページを操作したい
ChatGPTモバイルアプリ 端末単独ではなく接続PCで実行 Remoteの展開、同じアカウント/ワークスペース、ホストPCが起動・オンライン スマホから開始・承認・確認したい
Web版 直接操作しない クラウド作業とローカル作業を分離 ブラウザー内で完結する作業をしたい
Linuxプレビュー 未対応 Computer Useの将来対応時期は未記載 現時点では別の対応端末を選べる
直接操作の可否と動作条件は2026年9月1日に公式文書で確認。Remoteは段階展開とワークスペース設定に依存します。出典:Computer UseRemoteLinux desktop app

Computer Useに任せる作業・任せない作業

ChatGPTのComputer Useには画面を見て判断する作業を任せ、支払い・認証・削除など影響の大きい操作は人が確認します。

「操作できるか」より、「間違えた時に何が起きるか」で境界を引くと判断しやすくなります。専用連携がある作業まで画面操作へ寄せる必要はありません。

画面でしか確認できない限定作業を任せる

アプリ設定の現在値を確認する、GUIだけで起きる不具合を再現する、複数アプリをまたぐ低リスク作業はComputer Useの候補です。対象アプリ、見る画面、変更の可否を具体的に指定します。

最初は「変更せずに報告」「下書きまで」「候補を選ぶまで」のように、取り消しやすい段階で止めます。結果を見てから次の操作を依頼すれば、誤操作の影響範囲を狭められます。

プラグインやMCPがある作業は構造化連携を優先する

対象アプリに専用プラグインやMCPサーバーがある場合、データ取得や反復処理は構造化連携を先に選びます。MCPとは、AIが外部ツールやデータへ定義された方法で接続するための仕組みです。

画面上の位置や表示状態へ依存するComputer Useより、入力と出力を定義できる経路のほうが再現しやすいからです。GUIでしか確認できない最終部分だけComputer Useへ戻します。OpenAI公式のComputer Useと構造化連携の使い分け

支払い・認証・公開・削除の確定は人が行う

金銭、アカウント、セキュリティ、プライバシー、ネットワーク、認証情報に関わる操作は、人が立ち会って最終確認します。入力欄の準備まで任せる場合も、送信内容、対象アカウント、金額、公開範囲を確認してから確定します。

ログイン済みページでは、許可したクリックや送信が自分のアカウントによる操作として扱われる可能性があります。ページ内の悪意ある指示や誤解を招く表示も想定し、違うウィンドウを操作し始めたら中止します。

ターミナル・管理者認証・ChatGPT自体には使えない

Computer UseはターミナルアプリやChatGPT自体を自動操作できず、管理者としての認証やOSのセキュリティ許可も代行できません。ファイル編集やシェルコマンドは、Computer Useとは別のサンドボックスと承認設定に従います。

画面操作へ任せられない部分を無理に迂回させず、人が操作するか、用途に合う専用ツールへ切り替えてください。

作業別の任せ方マトリクス

表は左右にスクロールできます。

作業 基本判断 Computer Useへ任せる範囲 人が行う範囲
設定値の確認 任せやすい 対象画面を開き、現在値を報告 変更の要否を判断
許可済みアプリ間の転記 限定して任せる 指定項目の読み取りと下書き 値と送信先を確認
ログイン済みフォームの送信 要確認 入力と送信直前まで 宛先、内容、公開範囲、送信
支払い・アカウント設定 人が立ち会う 情報確認や手順の案内まで 認証、金額確認、確定
削除・一括変更 自動完結させない 対象候補の列挙まで 対象確認、バックアップ、実行
ターミナル・管理者認証 Computer Use対象外 画面操作では代行しない 人または別の承認済み経路で実行
作業の影響が大きいほど、人が確認する範囲を広げる判断表です。安全上の事実はOpenAI公式Computer Useガイド、分類は公式記載を基にした筆者の判断です(2026年9月1日確認)。

Computer Useの安全設定はどこまで許可すればよい?

ChatGPTのComputer Useの安全設定は、OS権限とアプリ承認を必要な範囲だけ許可し、Always allowを限定するのが基本です。

便利さのためにすべてを常時許可するのではなく、最初は毎回確認し、必要性が続くアプリだけ例外にします。

OS権限とChatGPT内のアプリ承認を分けて確認する

OS権限はComputer Useが画面を見て操作するための許可、アプリ承認はChatGPTが特定アプリを使うための許可です。macOSの画面収録とアクセシビリティを許可しても、すべてのアプリを無条件に使える状態になるわけではありません。

Settings > Computer useで現在のアプリ承認を確認し、使わなくなったアプリは外します。組織の端末では、ワークスペース設定、役割、端末ポリシーによって機能自体が制限される場合があります。

Always allowは信頼できる反復作業だけに限定する

Always allowは、今後のタスクでも確認なしに使わせてよいアプリだけに設定します。初回から常時許可せず、対象アプリ、扱うデータ、誤操作時の影響が分かった後で判断します。

一度許可しても、ChatGPTデスクトップアプリのComputer Use設定から解除できます。支払い、パスワード管理、社内管理画面などへ常時許可を付けることは勧めません。

ログイン済みブラウザーは自分の権限で操作される前提にする

ログイン済みページをComputer Useが操作すると、そのサイトは承認済みのクリックや送信を利用者本人の操作として扱う可能性があります。関係のないタブや機密情報を閉じ、対象サイトと実行範囲を明示します。

操作中も自分でブラウザーを使う必要がある場合は、Computer Useへ別のブラウザーを指定する方法があります。Webページ内の指示を無条件に信頼させず、送信や権限変更の前で停止させてください。OpenAI公式のブラウザー利用時の安全指針

ローカル操作はオフライン処理ではない

ChatGPT Workのローカル作業では、関連する抜粋、プロンプト、スクリーンショット、ブラウザー内容、ツール結果がOpenAIのサービスへ送られる場合があります。ローカルファイルが端末に残ることと、モデル処理が端末だけで完結することは同じではありません。

Business、Enterprise、Eduの対象データは既定でモデル学習に使われないと公式文書にありますが、個人向けプランのComputer Useについて同じ条件を一律には適用できません。また、Computer Useのスクリーンショット固有の保存期間は公式ページから確認できませんでした(2026年9月1日確認)。OpenAI公式ChatGPT Work local security

  • 関係のない機密アプリ、タブ、ファイルを閉じた
  • 対象アプリと対象ウィンドウを一つずつ指定した
  • OS権限とChatGPT内のアプリ承認を別々に確認した
  • 初回はAlways allowではなく、その場の承認を選んだ
  • 送信、削除、支払い、認証、権限変更の前で止まるよう指示した
  • 誤ったウィンドウを操作したら中止できる状態で立ち会う
非推奨条件

見られて困る情報を閉じられない、最終確認の場所を決められない、誤操作を戻せない作業ではComputer Useを使わないのが筆者の判断です。権限追加で解決しようとせず、作業を小さく分けてください。

Computer Useが表示されない・動かないときの確認順

ChatGPTのComputer Useが表示されない場合は、地域・プラン・ワークスペース・デスクトップアプリ・権限の順で切り分けます。

権限を増やせば必ず直るわけではありません。項目がない問題と、項目はあるが画面を見られない問題を分けます。

Computer Useの項目自体が表示されない

設定にComputer Useがない場合は、対応地域、プラン、ワークスペースの役割・管理設定、製品展開、デスクトップアプリの状態を確認します。公式ページは「対応地域」と記載していますが、Computer Useページだけでは完全な対象国一覧を確認できません。

FreeやGoを含むWorkの提供とComputer Useの提供を同一視せず、管理者がいるワークスペースではポリシーも確認します。表示されない段階では、OSの画面収録権限を追加しても機能が現れるとは限りません。

Macで画面を見られない・クリックできない

macOSで対象アプリを認識できない場合は、システム設定の画面収録とアクセシビリティ、ChatGPT側のアプリ承認を順に確認します。画面収録は見るため、アクセシビリティはクリックや入力を行うための権限です。

両方が許可済みでも、対象アプリの承認がなければ操作できません。使わないアプリまでAlways allowへ追加しないでください。

Windowsで止まる・別ウィンドウへ移る

Windowsでは対象アプリをアクティブなデスクトップへ表示し、同じセッションを人が並行操作しない状態にします。最小化、別デスクトップへの移動、人のマウス操作が対象を変える要因になります。

別のウィンドウを操作し始めた場合は、そのまま続けずタスクを停止します。再開時はアプリ名、ウィンドウ名、操作する画面、停止条件を具体化してください。

ブラウザーへ接続できない

ブラウザー操作ができない場合は、Settings > Computer useManage、拡張機能、サイト許可、使用中のブラウザープロファイルを確認します。拡張機能が入っていても、対象サイトの許可やログイン状態が別プロファイルなら目的のページを操作できません。

ブラウザー連携の提供状況もプランやワークスペースによって変わり得ます。設定項目がなければ、利用中の環境に提供されていると断定せず公式案内を確認します。

症状別の確認順

表は左右にスクロールできます。

症状 最初の確認 次の確認 避ける対応
Computer Useがない Mac/Windowsのデスクトップアプリか 地域、プラン、役割、管理ポリシー、展開状況 機能確認前の課金や権限追加
Macの画面が見えない 画面収録 対象アプリの承認 無関係なアプリの常時許可
Macでクリックできない アクセシビリティ 対象アプリとウィンドウ 管理者認証を代行させる
Windowsで止まる 対象アプリが前景にあるか 人が同じセッションを操作していないか 並行してマウスやキーボードを使う
違うウィンドウを操作する タスクを中止 アプリ名、ウィンドウ名、停止条件を再指定 誤った状態のまま続行
ブラウザーにつながらない Manageと拡張機能 サイト許可、プロファイル、提供状況 認証情報を指示文へ直接書く
公式に一律のエラー文一覧は確認できないため、症状から確認箇所へ進む順序で整理しています。権限とWindows前景動作の根拠:OpenAI公式Computer Useガイド(2026年9月1日確認)

Computer Useのよくある質問

ChatGPTのComputer Useに関する疑問は、無料利用、Web・スマホ、同時操作、スクリーンショットの扱いを分けると解消しやすくなります。

公式文書で断定できない地域、個人向けデータ保持、固定上限は、確認できない範囲を明示して回答します。

ChatGPTのWeb版だけで自分のパソコンを操作できますか?

ChatGPTのWeb版だけで、手元のローカルアプリやファイルをComputer Useから直接操作することはできません。ローカル操作には対応するMacまたはWindowsのデスクトップアプリが必要で、スマホのRemoteにも起動・接続されたホストPCが必要です。OpenAI公式のローカルPC操作例

Computer Useは無料プランでも使えますか?

FreeとGoでComputer Useを利用できるとは、公式料金ページのComputer Use機能表から明確に確認できません(2026年9月1日確認)。WorkとCodexがプランに含まれることと、Computer Useの利用可否は分け、契約前にデスクトップアプリの設定表示を確認してください。OpenAI公式料金・機能一覧

日本でComputer Useを使えますか?

OpenAIはComputer Useを「対応地域」で提供すると案内していますが、完全な国別一覧を同ページで確認できないため、日本の全アカウントで使えるとは断定できません(2026年9月1日確認)。日本から利用する場合も、ChatGPTデスクトップアプリの設定に機能が表示されるかを基準にしてください。OpenAI公式Computer Useガイド

同じアプリを2つのComputer Useタスクで同時操作できますか?

同じアプリに対して2つのComputer Useタスクを同時に走らせることは避けてください。ウィンドウや入力状態の競合を防ぐため、1つのタスクを終了または停止してから次を開始します。OpenAI公式Computer Useユースケース

Computer Useの途中で停止したり自分で操作を引き継げますか?

Computer Useのタスクは途中で停止でき、必要な時点で自分がパソコン操作を引き継げます。想定と違うウィンドウを操作した場合は結果を待たずに中止し、WindowsではComputer Useを止めてから前景操作を引き継いでください。OpenAI公式Computer Useガイド

Computer Useのスクリーンショットはずっと保存されますか?

Computer Useがスクリーンショットを処理できることは公式に記載されていますが、Computer Use専用の一律保存期間は確認できませんでした(2026年9月1日確認)。Computer Historyの保持期間を流用せず、利用プランのデータコントロールと業務データの条件を分けて確認してください。OpenAI公式Computer UseガイドOpenAI公式ChatGPT Work local security

Computer Useは管理者権限やOSの許可画面も操作できますか?

Computer Useは管理者として認証したり、OSのセキュリティ・プライバシー許可を利用者の代わりに承認したりできません。画面収録、アクセシビリティ、管理者認証は、利用者が内容を確認して必要な範囲だけ手動で許可します。OpenAI公式Computer Useガイド

まとめ:設定表示を確認し、低リスクの1作業から始める

ChatGPTのComputer Useは、MacまたはWindowsで機能表示を確認し、最小権限と人の確認範囲を決めてから始める機能です。

画面でしか確認できない限定作業には向きますが、支払い、認証、削除、管理者操作を無人で完結させる用途には向きません。

今行うことは一つです。ChatGPTデスクトップアプリのSettings > Computer useを開き、機能表示と現在のアプリ承認を確認してください。利用できる場合は、変更を伴わない低リスクの確認作業から始めます。

Computer Useが設定に表示されない場合、または対応OS・プラン・地域・モデルの公式案内が更新されたときは、利用条件を再確認してください。

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