Grok / 開発支援
記憶の範囲を確かめ、次の対応を選ぶ
読了時間の目安
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- 約11分
文字量と図表からの目安です。操作・実践の時間は含みません。
最後の範囲では、ルール管理のFAQを開いて読む・OFFと削除のFAQを開いて読むを含めて確認してください。
Grok Buildのメモリは、開発ルールや設計判断を次の会話へ引き継ぐ機能です。毎回同じ前提を説明しているときは、何が記憶され、どの範囲で使われるかを確認するところから始めましょう。出典:メモリの公式発表
内容不明は確認、今回だけは会話で指示、継続変更は修正対象を確認。Grok Buildのメモリは、この3つを分けて使うことを勧めます。修正方法を確認できない間は、今回の指示で必要な前提を明示してください。出典:メモリの公式発表、公式メモリガイド(Memory v2)
こんな人に:Grok Buildの基本操作は分かり、記憶の管理を見直したい方に向けた記事です。
- 新しい会話で、同じ開発ルールを説明し直している
- 古い記憶を直すべきか、今回だけ指示を変えるべきか迷っている
Grok Buildのメモリには何を引き継ぐ?
Grok Buildのメモリは、開発上の慣例や設計判断などを次の会話へ引き継ぎ、プロジェクト固有の記憶と共通の好みを分けて扱う機能です。会話の全文を保存する記録帳としてではなく、後の開発で使う前提を参照する仕組みとして捉えましょう。出典:メモリの公式発表
Grok Buildは、米国のSpaceXAI LLCが提供する開発用エージェントです。この記事で扱うのはBuildのメモリであり、一般のGrokチャットの記憶設定や、モデルそのものの知識とは区別します。出典:Grok Buildの公式概要、公式プライバシーポリシー
開発ルール・設計判断と、残さない情報
引き継ぐ対象は、後の作業でも使える開発上の慣例、設計判断とその理由、プロジェクトの事実です。例えば「この案件で既存の認証方式を維持する理由」は継続する判断の例です。一方、「いまテストの途中」「別の方式も検討中」は、確定した前提と分けて扱います。出典:メモリの公式発表
公式は、完了したやり取りから情報を選んで記録し、トピックへ整理して後の会話で参照する仕組みを説明しています。作業途中の状態、暫定結論、秘密情報、リポジトリや文書に既にある内容は記憶の対象外とされています。ただし、この説明を秘密情報が保存されない保証として受け取らないでください。出典:メモリの公式発表
筆者の判断基準は、まだ決まっていない案を、次の作業で採用するルールとして扱わないことです。方針が固まるまでは今回の指示や作業記録で管理すると、暫定案を前提に作業を進める誤解を避けやすくなります。
WorkspaceとGlobalが受け持つ範囲
Workspaceはプロジェクト固有の記憶、Globalはプロジェクトをまたぐ好みを扱う範囲です。「この案件の認証方式」と「説明は簡潔にしてほしい」では、関係する範囲が異なります。出典:メモリの公式発表
共通の好みとして扱うか迷ったら、「別の案件でもそのまま適用してよいか」を判断基準にします。Globalという名前だけでは、別PC・別アカウント・一般のGrokチャットとの同期は判断できません。確認した公式資料では、その同期範囲は明記されていません。
確認・今回の指示・記憶の修正はどう選ぶ?
Grok Buildのメモリでは、変更が今回限りか継続するか、影響が一つのプロジェクトか共通かを分けて対応を選ぶことを、本記事の判断基準とします。先にこの2点を決めると、内容を読む段階と、今後のために直す段階を分けられます。
自分の状況に近い行から、確認する内容と選ぶ対応を見てください。「関係する範囲」は確認先を考えるための区分で、保存先を選ぶ専用画面を示すものではありません。
| 読者の状況 | 変更は今回限りか継続か | 関係する記憶の範囲 | 先に確認する内容 | 選ぶ対応 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|---|
| 保存内容が分からない | まだ決めない | Workspace/Global | 保存された範囲と本文 | まず内容を確認する | 閲覧は修正ではない |
| 1つの案件のルール | 継続 | その案件のWorkspace | 他の案件でも成立するか | 対象プロジェクトの記憶を確認する | 案件限定の条件を共通の好みへ広げない |
| 複数案件に共通の好み | 継続 | Globalに関係 | 案件ごとの例外がないか | 共通の記憶と現在の指示を照合する | Globalから端末間同期や他者との共有は判断できない |
| 今回だけ別の方法を使う | 今回限り | 該当する既存の記憶 | 例外を適用する作業の範囲 | 今回の会話で例外を明示する | 現在の指示が優先しても、保存内容の更新とは別 |
| 開発方針が継続して変わった | 継続 | 影響するWorkspace/Global | 古い内容・新しい方針・変更理由・利用中の方式 | v2と修正方法を確認できる場合は、該当する本文を見直して再確認する。未確認なら今回の指示で補う | MEMORY.mdは生成索引。直接編集せず、旧方式の操作を流用しない |
| 作業途中の状態・未確定案 | 未確定 | 継続ルールとして扱わない | 後の作業でも採用できる事実か | 今回の指示や作業記録で管理する | 公式の対象外という説明を、保存されない保証にしない |
表は横にスクロールできます。
保存内容の更新とは分ける:現在の会話の指示は記憶より優先しますが、その指示や/memoryでの閲覧だけで保存内容も更新されたとは判断しません(2026年9月18日確認)。出典:メモリの公式発表、公式メモリガイド(Memory v2)
保存内容と修正対象をどう確認する?
Grok Buildのメモリを確認するときは、保存された本文の内容と対象範囲を読み、利用中の方式に合う修正対象を見分けます。以下は、公式資料をもとに本記事が勧める確認の順序です。
/memoryで範囲と本文を読む
Grok Buildの会話入力欄で/memoryを使うと、読み取り専用で記憶を確認できます。範囲別のファイルと本文プレビューを閲覧します。OSのターミナルへ単独で実行するコマンドとしては扱いません(2026年9月18日確認)。出典:メモリの公式発表、公式メモリガイド(Memory v2)
記憶の内容を開く
/memory- 対象のファイルを開き、保存された本文が今回の案件のルールか、共通の好みかを確認する。
- 今の方針と違う場合は、今回だけの例外か、継続する変更かを決める。今回だけなら会話で例外を明示する。
- 継続する変更は、利用中の方式と修正方法を先に確認する。確認できない間は保存内容の変更を保留し、必要な前提を今回の指示で補う。
Memory v2のトピック本文と索引を見分ける
Memory v2で修正対象となるのは、topics/内の通常のMarkdown本文です。Markdownとは、テキストで見出しなどを記す文書形式です。生成されるMEMORY.mdは参照先をまとめた索引で、直接編集しないよう公式ガイドが案内しています(2026年9月18日確認)。出典:公式メモリガイド(Memory v2)
修正前に、利用中の方式がMemory v2の説明と合い、本文の修正方法を確認できるかを確かめてください。確認できた場合は、古い内容・新しい方針・変更理由を照合して本文を見直し、修正後の内容と適用範囲を読み直す運用を勧めます。確認できない場合は、保存内容の変更を保留します。
公開ガイドは制約のあるメモリファイル操作による修正を説明していますが、具体的な編集画面やボタンの位置は確認できません。mainブランチの説明と手元の配布版を同一とは扱わず、併記された旧方式の編集・削除コマンドも流用しないでください。v2は旧方式と保存先が分かれ、自動移行や旧方式へのフォールバックを行わないと案内されています(2026年9月18日確認)。出典:公式メモリガイド(Memory v2)
/dreamによる整理と訂正を分ける
/dreamは、記録をトピックへ統合・整理するための操作です。公式は背景での整理も説明していますが、誤った事実を自動的に訂正する保証とは別です。古い方針が気になるときは、整理を実行したことだけで解決したとせず、該当する本文を確認しましょう。出典:メモリの公式発表
メモリを使う前に何を確認する?
Grok Buildのメモリは一般提供が告知されていますが、利用状態はセッションや設定によって異なり、無料試用だけで条件は確定できません(2026年9月18日確認)。告知の時点と、自分の環境で使える前提を分けて確認します。出典:Buildの公式更新履歴、公式の設定ガイド、Grok Buildの製品ページ
新しいセッション・バージョン・設定を確認する
公式発表は、新しいセッションを始め、最初のやり取りを完了する案内を示しています。/newは現在の作業を区切って新しいセッションへ進む操作なので、その意味を確認してから使います。新しくgrokを起動する方法も案内されています(2026年9月18日確認)。出典:メモリの公式発表
新しいセッションを始める
/new2026年9月16日のBuild 1.0.34の更新履歴には、メモリの一般提供が記載されています。一方、設定ガイドには無効化や提供制御の説明もあり、告知だけで全環境の既定ONとは判断できません。利用中の版と設定の対象を確認し、全員が設定ファイルを書き換える前提にはしないでください(2026年9月18日確認)。出典:Buildの公式更新履歴、公式の設定ガイド、公式メモリガイド(Memory v2)
導入そのものから確認したい場合は、Build本体の導入と基本操作を確認する記事が補足になります。このページでは、導入後の記憶の管理に範囲を絞っています。
無料試用と利用枠の条件を確認する
無料で試せるという表示だけでは、メモリの利用条件や追加費用の有無は確定できません。Buildの製品ページには無料試用の案内があり、公式FAQはBuildを含む製品横断の週間利用枠と追加利用クレジットを説明しています(2026年9月18日確認)。出典:Grok Buildの製品ページ、Grokの公式FAQ・利用枠
確認した公式資料では、メモリ専用の保存容量、試用日数、記録や整理ごとの消費量、プラン別の提供差は明記されていません。契約や利用量を判断する際は、利用中のアカウントの表示を確認し、一般の月額料金やモデルAPIの単価を記憶の保存料金へ換算しないようにします。
FAQ|メモリ以外で管理すべきことは?
Grok Buildのメモリは、AGENTS.mdによる明示的なルール管理や、学習利用・データ削除の設定と分けて扱う必要があります。最後に、記憶を使うかどうかだけでは決まらない2点を確認します。出典:AGENTS.mdの公式説明、公式メモリガイド(Memory v2)
AGENTS.mdには何を書けばよい?
Grok BuildのAGENTS.mdには、毎回適用したい確定済みの開発ルールを書く、という使い分けを本記事では勧めます。
公式では、ディレクトリに対応するルールを各セッションへ読み込ませる文書として説明しています。共有する作業手順を文書で管理し、設計判断の理由は記憶の内容も照合する、という分担です。両者の優先順位や遵守を一律に保証する説明ではありません。出典:AGENTS.mdの公式説明
メモリをOFFにすれば削除や学習停止も完了する?
Grok BuildのメモリをOFFにする操作だけで、保存済みファイルの削除や学習利用の停止が完了するとは判断できません。利用停止、記録の削除、サービス側のデータ設定を分けて確認します。
公開メモリガイドの/memory offはセッション単位の切り替えで、既存のファイルを残します。一般消費者向けと事業向けでは適用するデータ利用の条件も異なるため、利用中の契約と設定を確認してください(2026年9月18日確認)。出典:公式メモリガイド(Memory v2)、一般消費者向け利用規約、事業向け利用規約
ローカルの記憶を直したことを、サービス側のデータ削除や学習済み内容の取り消しと同一視しないことが、ここでの注意点です。
まとめ|何を確認できたら作業を続ける?
Grok Buildのメモリは、内容と適用範囲を照合して使い、反映を確認できない前提は今回の指示で明示する、という運用を本記事では推奨します。記憶に残ったつもりの方針を、そのまま作業の前提にしないためです。
次の作業で使う前提を1件選び、保存内容と適用範囲を照合してください。今の方針と合えば作業へ進み、合わない・確認できない場合は今回の指示で前提を明示します。継続変更の本文修正は、利用中の方式と方法を確認してから行い、修正後の内容も読み直します。
プロジェクトの開発方針や共通の好みを変えたときは、この判断表で変更の範囲を見直してください。公式発表や更新履歴で記憶の対象・範囲、確認・修正操作、利用条件が変わったときも、表の前提を再確認します。
引用元・参考情報
- メモリの公式発表記憶対象・範囲・指示・閲覧・整理・新規セッション / 最終確認:2026-09-18
- 公式メモリガイド(Memory v2)Memory v2、本文と索引、新旧方式、OFFと削除 / 最終確認:2026-09-18
- Buildの公式更新履歴一般提供の告知日とバージョン / 最終確認:2026-09-18
- Grok Buildの公式概要開発用エージェントとしてのBuild / 最終確認:2026-09-18
- 公式プライバシーポリシー運営法人・国 / 最終確認:2026-09-18
- 公式の設定ガイド利用設定と無効化・提供制御 / 最終確認:2026-09-18
- Grok Buildの製品ページBuildの無料試用表示 / 最終確認:2026-09-18
- Grokの公式FAQ・利用枠製品横断の利用枠と追加利用 / 最終確認:2026-09-18
- AGENTS.mdの公式説明AGENTS.mdの役割 / 最終確認:2026-09-18
- 一般消費者向け利用規約一般消費者向けのデータ利用条件 / 最終確認:2026-09-18
- 事業向け利用規約事業向けのデータ利用条件 / 最終確認:2026-09-18
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