Projectsは継続作業をまとめる場所、BrainはComputerの作業文脈を育てる記憶、Model Councilは複数モデルを比較・統合する機能です。3つを一括で契約・有効化する必要はありません。
仕事や学習、旅行計画を続けるための整理と、回答を多角的に確かめるための調査は別の目的です。共有する場合は、個人の記憶、ファイルのコピー、認証情報、更新費用の負担者まで確認して選びます。
先に決めること:①同じ作業へ戻るか → ②Computerに文脈を残すか → ③複数モデルの相違を調べるか。単発の簡単な検索なら通常のSearchから始めます。
013機能の違いと、選ばなくてよい条件
下表の「向く場面」「選ばなくてよい条件」は、公式の役割を踏まえた編集上の判断です。機能の優劣ではなく、今回の仕事で残したいもの・調べたいことから選びます。
| 機能 | 残るもの・得られるもの | 向く場面 | 選ばなくてよい条件 |
|---|---|---|---|
| Projects | 会話・Computerタスク・資料・指示をまとめた作業場所 | 同じテーマへ何度も戻る、共同で資料を扱う | 一度で終わり、整理や共有が不要 |
| Brain | 出典をたどって修正できる作業文脈 | Computerで過去の決定や修正を踏まえたい | Computerを使わない、文脈を残したくない |
| Model Council | 一致点・相違点・固有の論点を含む統合回答 | 複数案や見解の違いを判断材料にしたい | 単純な用語確認で、追加の比較が不要 |
根拠:Projectsの作成・共有・設定、Brainの記憶と設定、Model Councilの経路・モデル数・利用枠
例えば旅行計画なら、日程や資料の保存にはProjects、以前決めた条件の再利用にはBrain、複数案の論点を洗い出すにはCouncilという使い分けです。これは利用例であり、実測結果や効果の保証ではありません。
02Projectsを作り、共有前の境界を確認する
ProjectsはSearchの会話とComputerの仕事を同じ場所へ集めます。Spacesから発展した機能で、既存Spacesは自動移行すると公式変更履歴に記載されています。旧名称の説明だけを見て別サービスだと判断しないでください。
根拠:Projectsへの移行とComputer版Councilの変更履歴
作成手順と、人数・ファイルの上限
- 左側のProjectsからNew projectを選びます。タイトルは50文字、説明は1,000文字、作成後の指示は8,000文字までです。
- 必要な会話・タスク・資料を集めます。Projectの作成数は無制限です。
- 共有は初期状態では招待された人だけです。Owner、Can edit、Can viewを選び、共有資料の内容も見直します。
共同利用者は原則5人まで。Ownerが組織に所属するか、認証済みの学生・教育者なら9,999人までです。Owner本人は数えませんが、承認待ちの招待と閲覧者も人数に含まれます。組織全体への一括共有はこの人数に算入しません。
全プラン共通のProject保存上限は10,000ファイル、合計5 GB、1ファイル100 MBです。2026年8月より前に作られ、5 GBを超えるProjectは引き続き使えますが、新規アップロードはできません。セッション添付や組織の保存枠とは区別します。
公式の総合プラン比較には「ProはProjectに50ファイル」という別の記載も残っています。ここでは具体的な現行Project上限を説明する専用ヘルプの値を示しました。実際の画面で異なる制限が出る場合は、その表示と対象の保存場所を確認してください。
根拠:Projectsの作成・共有・設定、プラン比較・Education Pro
個人用とEnterpriseでは、記憶の共有条件が違う
「Use session creator’s memory」(新画面ではPersonal memory)は、セッションを始めた人の個人記憶を使う設定です。既定はオンで、変更できるのはOwnerだけです。ただし個人アカウントのProjectに他のメンバーが加わると強制オフとなり、変更できません。Enterpriseの共有Projectでは、組織のMemory設定が許可する場合に利用できます。
個人用の共同Projectなら、必要な前提を共有可能な指示・資料へ明示します。Enterpriseなら、Ownerが組織設定と個人記憶の使用可否を先に確認します。個人memoryをオフにしても、すでに共有した資料や会話まで非公開へ戻るわけではありません。
共有前に確認する4点
| 確認対象 | 公式に説明された境界 | 開始前に取る行動 |
|---|---|---|
| 記憶 | 個人Memoryの利用条件とProject Brainは別 | 上の個人用/Enterpriseの分岐を確認 |
| ファイル | コネクターから追加したファイルは一度だけのコピー。元の更新・削除は反映されない | 最新版を再取得・再追加する。元を消しただけで共有コピーも消えたと考えない |
| 認証 | 選択した接続元と指示は共有。OAuthなど各人のログインは共有されず、各人が接続する。一方、Projectレベルのcustom API key/bearer tokenは共有認証情報 | 個人用の秘密鍵を安易に登録しない。権限・利用者・費用負担を確認 |
| Brain更新費用 | 自動更新はOwner、Update now/Update Brain nowは実行者自身のクレジット | 更新前に誰の残高を使うか合意する |
注意「接続元を共有してもログインは共有されない」と「API認証情報も共有されない」は同じ意味ではありません。共有Project用の認証情報を登録するときは、権限を必要最小限にし、そのProjectの利用者が使ってよいものか確認してください。
Can viewでも共有セッションとファイルは読めます。Can editは資料・接続・設定などを変更でき、Ownerと編集者は招待もできます。個人アカウントは招待された人だけの共有で、Projectを一般公開して誰でも質問できる状態にはできません。Enterpriseの組織内共有や外部招待には管理者の制約も適用されます。
03Brain・個人Memory・学習設定を分ける
一般向けBrainは、自分のセッション、接続ツール、成果物、修正からComputerの作業文脈を更新します。Brain自体がメッセージを送ったり仕事を実行したりするわけではありません。出典のある記憶を整え、Computerが参照できるようにします。
一般向けの提供案内はMax/Enterprise Max向けResearch Previewの段階提供です。一方、Project内のBrainはProjectで行った作業の文脈を蓄えます。個人Brainの説明にある「自分だけの情報」を、そのまま共有Project全体の説明へ当てはめないでください。
根拠:Brainの記憶と設定、Projectsの作成・共有・設定
- 一般向けBrainはSettings → Memory settings → Brainで、新しい記憶の書き込みを切り替えます。
- Memoryの各項目から出典を開き、誤った内容を編集し、不要な内容を削除します。
- Project側はSettingsのMemoryを確認します。新レイアウトならConfigure project → See all settingsから進み、Brainの内容はSources → Brainで確認できます。
- 自動更新の設定はOwnerが確認します。手動更新は実行者のクレジットになるため、更新ボタンを押す前に残高も確認します。
Brainをオフにするのは新しい書き込みの停止です。既存の記憶をすべて削除する操作ではありません。IncognitoのセッションはBrainの読み書き対象外です。組織では管理者がBrainを無効化することもできます。
根拠:Brainの記憶と設定、Projectsの作成・共有・設定
AI Data Retentionは別に確認する
Free・Pro・MaxではAI Data Retentionが既定でオンです。オプトアウトは将来収集される学習用データに適用され、以前収集済みの学習データを取り消す設定ではありません。サービス運営などに必要な処理もすべて停止するわけではありません。Brainの書き込み停止、既存記憶の削除、学習利用の設定を別々に確認します。
EnterpriseのデータはPerplexityのモデル学習に使われません。第三者モデル提供者についても、Perplexity経由のデータの保持・学習利用を禁止する契約と公式ヘルプは説明しています。ただし、これをProject内の共有相手から資料が見えないという意味に読み替えないでください。
根拠:AI Data Retentionとオプトアウト、Enterpriseのデータ保持とプライバシー、第三者モデル提供者の学習利用
04対象プラン・料金・消費枠を分ける
| 機能・経路 | 対象 | 利用枠・確認事項 |
|---|---|---|
| Projects | 個人・Enterpriseの作成と共有を専用ヘルプで案内 | 作成数は無制限。各アプリの完全対応表は確認できないため、入口の表示を確認 |
| 一般向けBrain | Max/Enterprise MaxのComputer、段階提供 | プレビューとProject内更新の課金説明を下で分ける |
| Council Web/iOS | Max/Enterprise Max | 3モデル。月間Councilクエリ枠。iOSは26.16.0以降 |
| Council Computer | すべての有料プラン | 2〜8モデル。専用ヘルプはComputerクレジットを使用すると説明 |
根拠:Projectsの作成・共有・設定、Brainの記憶と設定、Model Councilの経路・モデル数・利用枠
Councilの独立した検索モードはAndroid・デスクトップアプリではまだ案内されていません。Pro、Education Pro、Enterprise ProはWeb/iOS版の対象外ですが、Computer版は「すべての有料プラン」の条件で判断します。
月額契約と、毎回の利用コストは分けて考える
| プラン | 契約料金 | 月間Computerクレジット | 一回限りのボーナス |
|---|---|---|---|
| Pro | 契約画面で確認 | 定額の月間割当なし。対象の有料個人Proには別枠の週次利用枠 | 4,000 |
| Max | $200/月、$2,000/年 | 10,000 | 35,000 |
| Education Pro | $10/月、認証条件あり | 教育枠の個別割当を一律には確認できない | 契約画面で確認 |
| Enterprise Pro | $40/月/席、$400/年/席 | 500 | 8,000 |
| Enterprise Max | $325/月/席、$3,250/年/席 | 15,000 | 40,000 |
ボーナスは新規加入時などに付く一回限りの枠で、約30日で失効します。再加入や月払い・年払いの変更で繰り返し受け取れるものではありません。割当やキャンペーンはアカウントで最終確認してください。Maxの年払いはWebで案内され、税・地域・アプリ課金の表示額も確認が必要です。Proの旧記事の価格は今回確認した専用ヘルプ本文では再確認できなかったため、現行価格として固定していません。
根拠:ComputerクレジットとPro週次利用枠、Maxの料金とBrainプレビュー、プラン比較・Education Pro、Enterpriseの料金
Pro週次利用枠は「毎月配られるクレジット」ではない
週次のIncluded usageは有料のConsumer Proに段階提供されます。UsageにIncluded in Proがなければ未提供です。プロモーション/非支払いのPro、Max、Enterpriseには含まれません。Educationの名称だけから対象と決めず、実際の契約とUsageを確認します。
最初の利用を起点に週次でリセットされ、請求日とは別です。未使用分の繰越はなく、クレジット残高にも加算されません。週次枠だけでクレジットがない場合はLight effortです。クレジットがあれば他のeffortも選べますが、高いeffortは枠の消費を速めます。
枠を使い切ると、残高があればクレジット消費へ移ります。残高がなくauto-refillがオンなら追加購入、オフなら停止し、購入か週次リセットを待ちます。不要な追加支出を避けたい人は、Usageの自動補充と支出上限も見てください。
注意Pro週次枠でModel Councilまで使えるとは、この記事では断定しません。一般のComputer料金ページは週次枠を説明しますが、Council専用ヘルプはComputerクレジットの利用を明記しています。両者の適用関係が明示されていないため、Councilを始める前にアカウントの表示・残高を確認してください。
Brainプレビューの無料表記とProject更新費用
Maxの一般向け案内にはBrainがプレビュー中無料とあります。一方、Projects専用ヘルプは自動更新をOwnerのクレジット、手動更新を実行者のクレジットと説明しています。無料表記を根拠にProjectの更新費用もゼロとせず、逆にBrain全体が全面有料化したとも扱いません。両説明の適用関係やプレビュー終了後の単価は、確認した資料では明確ではありません。
根拠:Maxの料金とBrainプレビュー、プラン比較・Education Pro、Projectsの作成・共有・設定
API PortalのProjectとAPI課金は別
API PortalのProjectはAPIキー、メンバー、使用量、請求の管理単位です。SearchやComputerの作業をまとめるProjectsとは用途が違います。APIは別サービスの従量課金で、Perplexityの有料サブスクリプションは必須ではありません。APIクレジットとComputerクレジットも別です。
05Model Councilの始め方とモデルの選び方
- Webでは検索欄のSearchからModel Councilを選びます。iOSは対応バージョンとプランを確認します。
- Webでは「3 models」の選択欄でモデルを入れ替えます。3つで実行するため、追加するときは別のモデルを外します。Thinkingの選択も確認します。
- ComputerではメニューからModel Councilを選ぶか、Councilを実行するよう依頼します。2〜8モデルと分析の深さを選びます。
- 統合回答だけでなく、食い違った根拠と元資料を読みます。Computer版は各モデルの詳細レポートもファイルで確認できます。
Web/iOSは月間Councilクエリ枠で、Computerはクレジットです。正確な月間回数と1回ごとの固定クレジット数は、専用ヘルプでは確認できません。Computerではモデルを増やすほど消費が増えます。100クレジット=$1という一般換算は、Councilが毎回一定額になるという意味ではありません。
根拠:Model Councilの経路・モデル数・利用枠、ComputerクレジットとPro週次利用枠
Searchのモデル表をCouncilの候補表へ転用しない
2026年10月17日版のSearch一覧では、一般Pro/Maxの共通候補にGPT-6.1 Sol、Gemini 3.8 Flash、Claude Sonnet 5.5、Kimi K3、GLM 5.3、Grok 4.7、Nemotron 3.5 Super VLが掲載されています。一般向けではGPT-6 Astra、Gemini 4 Argon、Claude Opus 5.5、Claude Fable 5.1はMax側の候補です。
同じ表ではEnterprise ProとEnterprise Maxの両方にKimi K3・GLM 5.3を含む上記11モデルが標準対応として掲載されています。ただし組織のモデル制限・データ保持設定、地域、試用、段階提供で実際の候補は変わります。「EnterpriseではKimi・GLMが一律対象外」という旧説明は使えません。
これはSearchの表です。Council、Computer、Cometには別のモデル選択があります。現行Councilヘルプが示す既定の考え方はAnthropic・OpenAI・Googleから各1モデルで、現在の特定モデル名はCouncilの選択欄で確認します。Search表や古い発表の名前から埋め合わせないでください。
根拠:Searchのモデル一覧(2026年10月17日版)、Model Councilの経路・モデル数・利用枠
歴史資料として、2026年3月のComputer版発表にはGPT-5.4、Claude Opus 4.6、Gemini 3.1 Proの組み合わせが残っています。これは当時の構成であり、現在の既定構成や対象プランを保証しません。
根拠:2026年3月のComputer版Council発表(歴史資料)
複数モデルの一致は正解保証ではありません。重要な判断ほど、共通して参照している同じ誤情報がないか、資料の日付が合っているか、少数意見に重要な条件がないかを確かめます。次の例は、比較軸を先に決めるための入力テンプレートです。
比較する問いを整理するメモ
次の選択肢を比較してください。 目的: 選択肢A: 選択肢B: 判断の期限: 重視する条件: 確認できた事実と推測を分け、一次情報の日付とURLを示してください。 一致点、相違点、各モデルだけの論点、追加確認が必要な点を分けてください。 モデル数や有料実行を増やす前に、今回の比較範囲を確認してください。
06よくある質問
3機能をすべて使う必要はありますか?
ありません。資料に戻るならProjects、Computerの継続的な文脈にBrain、複数モデルの相違を調べるならCouncilを選びます。単発検索ならSearchだけで始められます。
Brainをオフにすると、既存の記憶も消えますか?
オフは新しい書き込みを止める設定です。既存記憶は内容・出典を確認して個別に編集・削除します。AI Data RetentionやProjectの個人Memory設定とは別です。
共有Projectでは全員の個人Memoryを使えますか?
個人アカウントの複数メンバーProjectでは使えません。Enterpriseは組織設定が許す場合に、セッション作成者の記憶を使えます。Ownerの設定確認が必要で、全員の個人記憶を一括共有する説明ではありません。
ProならCouncilを週次枠だけで使えますか?
確認した公式説明だけでは断定できません。ProはComputer版Councilの対象ですが、Council専用ヘルプのクレジット説明と一般の週次枠を同一視せず、実行前の表示を確認してください。
Model CouncilというAPIはありますか?
今回確認したAPI Quickstartの主要API案内では、同名APIは確認できませんでした。Orchestrator、Agent、Search、Embeddingsの案内と、Web/ComputerのCouncilを同じ仕様だと扱わないでください。全APIの不存在を証明したものでもありません。
日本語で、どの端末からでも同じように使えますか?
全地域・全アプリの同一対応は確認できません。記事の日本語は説明用で、画面では英語名や新旧レイアウトの名称が出ることがあります。対象プラン、アプリ版、段階提供、組織設定を確認します。
根拠:Brainの記憶と設定、Projectsの作成・共有・設定、Model Councilの経路・モデル数・利用枠、ComputerクレジットとPro週次利用枠、API Quickstart
07まとめ|必要な役割だけ選ぶ
Projectsは作業を残す場所、Brainは文脈を育てる仕組み、Model Councilは回答を比べる手段です。契約や機能を増やす前に、今の仕事で必要な役割だけを選びます。
- 共有するなら、個人Memory・資料コピー・認証情報の境界を先に確認します。
- Brainの手動更新は実行者、Councilは利用経路によって枠が変わるため、残高と支出設定を確認します。
- モデル名はSearch表から推定せず、使う機能の選択欄で確かめます。
引用元・公式情報
2026年10月23日(日本時間)確認。公式資料に基づく条件と、本文の選び方・入力例という編集上の提案を分けています。製品の実機操作や消費量の実測はしていません。
- Projectsの作成・共有・設定
- Brainの記憶と設定
- Model Councilの経路・モデル数・利用枠
- ComputerクレジットとPro週次利用枠
- Searchのモデル一覧(2026年10月17日版)
- プラン比較・Education Pro
- Maxの料金とBrainプレビュー
- Enterpriseの料金
- AI Data Retentionとオプトアウト
- Enterpriseのデータ保持とプライバシー
- 第三者モデル提供者の学習利用
- API PortalのProjectsと請求
- API課金とComputerクレジットの区別
- API Quickstart
- Projectsへの移行とComputer版Councilの変更履歴
- 2026年3月のComputer版Council発表(歴史資料)
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