Claudeのメモリは、継続する作業や好みを次の会話へ引き継ぐ機能です。Project内の記憶も外の会話から参照され得るため、分離したい場合は設定が必要です。クラウドCoworkとChatは同じ記憶を使います。
対象プラン名称・メモリ設定の新旧経路は2026年10月31日再確認。その他の確認日は下記のとおり。 Ultraも個人向けプランとして、メモリ・過去チャット検索・メモリインポートの対象です。旧Max 20xからUltraへの名称変更は、既存メモリの削除や移し直しを求める案内ではありません。更新後はSettings > Your Claude、以前のレイアウトではSettings > Memoryを確認し、表示名だけを理由にResetしないでください。 根拠:現行プランと機能の公式表。
この記事では、保存・分離・削除・移行を目的別に選びます。履歴を残すMemoryオフ、閉じると再開できないIncognito、取り消せないResetを混同しないことが出発点です。
先に確認する順番:① Settings > Your Claude(旧レイアウトはSettings > Memory)で保存内容を見る → ② Projectとの共有範囲を確認 → ③ 履歴を残すか決める → ④ 必要な範囲だけ編集・停止・削除する。
01Claudeのメモリとは?目的から使い分ける
Claudeのメモリは、会話から得た好みや継続中の文脈を次の会話へ持ち越す機能です。会話全文の保管庫ではありません。現在の画面ではSettings > Your ClaudeのYour memory横にあるManageからTopicsを開いて個別の項目を確認します。以前の設定レイアウトではSettings > Memoryで管理します。何を覚えたかは、回答の雰囲気ではなく設定画面で確かめます。
仕事の役割・技術的な好みだけでなく、生活の中の人や場所なども対象として説明されています。旧版の「仕事に関係する4種類だけ」という捉え方では狭すぎます。ただし、何でも保存する機能ではなく、扱いに注意が必要な情報には別の設定があります。
| やりたいこと | 選ぶもの | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 継続する前提を引き継ぐ | メモリ | Settings > Your Claude(旧レイアウトはSettings > Memory)で保存項目を読む |
| 案件の資料とルールを固定する | Project knowledge/Project instructions | Projectに入れただけでメモリが隔離されるわけではない |
| 元の発言や判断を確かめる | 過去チャット検索 | 有料プラン向け。見つかった元の会話へ戻って読む |
| 今回だけメモリを使わず、履歴は残す | 新規会話の「+」からMemoryをオフ | 最初の送信前に決める。履歴や他の会話からの検索は別 |
| 履歴にもメモリにも残さない会話にする | Incognito chat | 閉じると再開不可。サーバーでの保持は別 |
| 他AIから必要な前提を移す | メモリインポート | 全プランのWeb/Desktop。送信前に情報を選別 |
この表は公式の機能差をもとにした筆者の判断基準です。たとえば「文章は短く、最初に結論」という継続的な好みはメモリ向きです。一方、契約書の原文や最新価格表は版を確認できる資料として管理し、一時的な仮定は今回の依頼にだけ書く方が見直しやすくなります。
根拠:What are projects? / Import and export your memory from Claude / Use incognito chats
無料でもメモリは使える。検索とは別の機能
Free・Pro・Max・Ultraではメモリが既定でオンです。Team・Enterpriseは組織の所有者が利用可否を管理し、各メンバーがオンにするまではオフです。過去チャット検索はPro・Max・Ultra・Team・Enterprise向けで、Project外の会話群、または個別Project内という検索範囲があります。
検索は「以前のやり取りを探す」機能、メモリは「継続に使う要点を保持する」機能です。メモリがあるから過去の発言がすべて正確に再現されるとは考えず、日付や合意内容が重要なときは元の会話・資料へ戻って確認してください。
02Project・Chat・Coworkの記憶はどうつながる?
Projectを作るだけでは、アカウントの他の会話から記憶を切り離せません。顧客別、仕事と私生活別に運用する場合は、資料を分けるだけでなく、メモリの参照方向を確認します。
| 場面 | 現在の扱い | 確認・操作 |
|---|---|---|
| Project内での作業 | そのProjectの記憶と、Project外の会話由来のアカウントメモリを併用。他Projectの記憶は使わない | ProjectページのMemoryを見る |
| Project内で新しく覚えたこと | Projectへ保存され、メモリがオンならProject外の会話からも参照され得る | 内側で覚えたことが外へ出ないとは思い込まない |
| Projectメモリを分離する | Use account memoryをオフにして分離する | ProjectページのMemoryで設定。共有権限や保持条件は別 |
| ChatとクラウドCowork | 記憶を双方向に引き継ぐ | 会話だけでなく、任せたタスクで得た文脈も確認 |
| 端末上で動くローカルCoworkセッション | Chatと共有するこのメモリを使わない | アプリ名ではなく、そのセッションの実行場所を確認 |
根拠:How can I create and manage projects? / Organize your tasks with projects in Claude Cowork / Chat search and memory
資料・指示・メモリの役割は分ける
Project knowledgeには再利用する資料、Project instructionsには回答形式や参照ルールを置きます。メモリは会話から生じる継続情報です。同じProject内でも、すべての会話全文を毎回読み込む機能とは区別してください。
たとえば顧客Aの案件では、Aの仕様書を知識へ、確認必須の項目を指示へ置きます。Aの記憶をProject外へ持ち越したくないなら、Use account memoryをオフにします。ただし、これはメモリの分離設定です。共有相手の権限、組織のデータ出力、保存期間、入力してよい情報まで変更する設定ではありません。
根拠:What are projects? / How can I create and manage projects?
クラウドCoworkとローカルCoworkを混同しない
現行のPro・Max・Ultraでは新しいCoworkタスクがクラウドで動き、以前に端末上で開始したタスクはローカルに残ります。Team・Enterpriseには提供条件や管理者設定があります。「Desktopで開いたからローカル」とは限りません。ChatとCoworkが統合された画面では、モードを選ぶ項目自体がない場合もあります。
この違いを無視して「CoworkはChatのメモリ対象外」と一括りにすると、引き継がれる情報を見誤ります。Projectの旧ローカル構成からアカウントへの移行では、条件によりメモリのコピーも移りますが、端末のフォルダとファイルはその場に残ると案内されています。
根拠:Use Claude Cowork on web, desktop, and mobile / Organize your tasks with projects in Claude Cowork
Claude CodeとAPIのメモリは管理方法が別
Claude Codeは、CLAUDE.mdなどに書く指示と自動メモリを区別します。APIのMemory toolは、開発者のアプリが保存先とファイル操作を管理する仕組みです。本記事のSettings > Your Claude(旧レイアウトはSettings > Memory)を操作すれば、これらのファイルや独自アプリの保存データまで削除できる、とは考えないでください。
根拠:How Claude remembers your project(Claude Code) / Memory tool(Claude API)
新Projects betaも段階提供されています。ここでのProjectページの操作は、主に現在のChat・CoworkのProjectsを対象にしています。画面が異なる場合は、新版への移行通知と公式のProjects案内を確認し、削除や作り直しを先に行わないでください。
03設定・編集・削除は小さい範囲から行う
現在の基本経路はSettings > Your Claude(旧レイアウトはSettings > Memory)です。保存内容を直したいだけなのか、今回だけ使いたくないのか、すべて消したいのかで、選ぶ操作が変わります。
- Settings > Your Claude(旧レイアウトはSettings > Memory)を開き、Your memory横のManageからTopicsの対象項目を読む。以前の設定レイアウトならSettings > Memoryで確認する。
- 内容が誤っているなら編集アイコンで修正する。不要なら対象項目をDeleteで削除する。
- 会話でも変更を依頼できるが、重要な変更は設定画面で保存内容を確認する。
- 元の会話も消したい場合は履歴側を別に処理する。現行の個別メモリは、元会話の削除・期限切れだけでは消えない。
PauseとResetは同じ「オフ」ではありません
| 目的 | 操作 | 残るもの・注意 |
|---|---|---|
| 内容を訂正する | Your memoryのManage → Topicsで対象を編集(旧画面はMemory) | 他の項目は残す。関係するProject側も確認する |
| 不要な記憶を1件消す | 対象項目のDelete | 会話履歴は別。全消去へ進む必要はない |
| アカウント全体で一時停止する | Memory from chats(旧メモリー世代ではGenerate memory from chats)からPause memory | 既存メモリは残るが、利用・新規作成は止まる。停止中の会話は再開後に遡って追加されない |
| 記憶を最初からやり直す | Reset memory | Project分も含め全メモリを永久削除。取り消せない |
注意Reset memoryは復元できません。停止したいだけならPauseを選びます。組織所有者が組織レベルでメモリを無効にする操作も、全員のメモリを即時・永久に削除します。個人の一時停止と取り違えないでください。
センシティブな話題は別の設定で判断する
健康などのセンシティブな話題は既定でメモリへ保存せず、Include sensitive topics in memoryで本人が含めるかを選びます。有効化前の内容は遡って保存されません。後からオフにすると、保存済みの該当項目が除去されます。政府発行の識別番号など、依頼してもメモリへ保存しない情報もあります。
保存対象外だから安全に送信できる、という意味ではありません。必要のない秘密情報は入力しないでください。Pauseから再開するとメモリとセンシティブな話題の両方がオンになると公式に記載されているため、再開後はこの設定も見直します。
Team・Enterpriseで設定が見つからないとき
現行体験ではOwners/Primary OwnersがOrganization settings > Capabilitiesで組織のメモリ利用を管理します。センシティブな話題の許可は別で、組織が許可しても各本人のオプトインが必要です。HIPAA、公共部門、カスタムデータ保持契約のある組織ではメモリを利用できないと案内されています。
管理者が個人のメモリ項目を設定画面で閲覧・編集できないことと、組織のデータ出力に含まれることは別です。「自分だけのprivateな記憶だから会社には見えない」とは判断しないでください。メモリの利用可否と、出力・保持ポリシーを管理者へ分けて確認します。
旧画面は一部組織向けの補足として読む
インポートの現行ヘルプは全プランで新体験を提供し、一部のTeam・Enterprise組織に旧体験が残ると説明しています。一方、総合ヘルプ冒頭には旧体験から移行済みという表現があり、同じページに旧体験の説明も残っています。組織プランを一律に旧版扱いせず、表示中の設定場所で判定してください。
Settings > Capabilities内のMemoryなら旧要約型です。View and edit memoryで要約を扱い、会話の変更・削除は通常24時間以内に合成へ反映されます。新しい個別項目型の「元会話を消しても個別メモリは残る」という説明とは分けます。旧版のプロジェクト分離や組織管理の条件も、新版へそのまま当てはめません。
なお、総合ヘルプに残る旧メモリのエクスポート期限「2026年9月9日」は確認日時点ですでに過ぎています。現在も利用できる復旧手順としては案内しません。画面が公式説明と違う場合は、プラン・端末・設定画面を控えてサポートへ確認してください。
根拠:Import and export your memory from Claude / Chat search and memory
04MemoryオフとIncognitoの違いを選ぶ
履歴を残したいなら通常会話のMemoryオフ、履歴にも残したくないならIncognitoが候補です。どちらも「サービスへ何も送らない」「保存が一切ない」という機能ではありません。
通常会話のMemoryオフは最初の送信前に設定
- 新しい会話を開く。
- 入力欄の「+」からMemoryをオフにする。
- 設定を確かめて最初のメッセージを送る。開始後は変更できないため、変えるなら新しい会話を始める。
この会話では記憶を使わず、新しい記憶も作らず、その会話から過去チャットを検索しません。ただし会話自体は履歴に残り、他の会話から過去チャット検索で見つかり得ます。Project内でも、同様に初回送信前にオフにできます。アカウントや組織ですでにメモリが無効なら、項目が表示されない場合があります。
Incognitoは閉じる前に必要な結果を保存する
Project外の新しい会話でゴーストのアイコンを選び、Incognito表示を確認してから入力します。全プラン向けで、既存メモリを使わず、新しいメモリも作らず、履歴や後の検索には入りません。プロフィールやカスタムスタイルなどは参照できるので、すべての個人設定を無視するモードでもありません。
注意Incognitoは通常会話への変換・履歴保存ができず、閉じると再開できません。必要な結果は、終了前に許可された手元の保存先へコピーしてください。標準30日の保持は、利用者が会話を復元できる猶予期間ではありません。
統合後の新しいClaude体験からIncognitoを開くと、以前のチャット体験で開きます。このIncognitoではファイル作成やコード実行ができないと案内されています。後から続ける作業やファイル作成が必要なときは、履歴を残す通常会話のMemoryオフを検討します。
メモリ・履歴・学習・保持・組織可視性を分ける
| 確認する軸 | Memoryオフ/Incognitoでの注意 | 自分が確認すること |
|---|---|---|
| メモリ | どちらもその会話での参照・新規保存を止める | すでに保存済みの記憶を消したいなら別途削除 |
| 履歴・検索 | Memoryオフは履歴に残る。Incognitoは残らない | あとで読み返す必要があるか |
| モデル学習 | Incognitoはモデル改善に使わない。Memoryオフだけでは学習設定は変わらない | 個人向けのPrivacy設定と利用条件 |
| サーバー保持 | Incognitoは標準30日。組織の保持設定で長くなる場合がある | 法令・安全上の例外と組織契約 |
| 組織からの可視性 | Incognitoも組織データ出力の対象。EnterpriseのCompliance APIにも含まれる | 管理者への非公開を保証するものではない |
根拠:Use incognito chats / 個人向けデータのモデル学習利用 / 組織データの保存期間
会社のTeam・Enterpriseで、誰がどの方法でIncognitoの会話を扱えるかは、Claudeのシークレットチャットは管理者に見られる?確認点で整理しています。
Free・Pro・Max・Ultraの通常会話は、モデル改善への同意や明示的な参加、安全確認などの条件により利用され得ます。Claude for Work・APIなどの商用製品は既定で学習に使いませんが、フィードバックや明示的なオプトインには別の扱いがあります。「メモリを止めれば学習にも使われない」とまとめないでください。
根拠:個人向けデータのモデル学習利用 / 商用データのモデル学習利用
通常会話を削除すると履歴からは直ちに消え、バックエンドからは原則30日以内に削除されます。ただし法令・安全上の保持などの例外があります。個人向けでモデル改善を許可したデータや、フィードバックを送ったデータには長い保持条件もあります。入力が許されるかは、メモリの設定だけでなく所属先の規程と利用条件を確認してください。
根拠:個人向けデータの保存期間 / 組織データの保存期間
筆者の判断基準:後から再開する打ち合わせメモは、内容を送信してよいと確認したうえで通常会話のMemoryオフを使います。一度きりの検討で履歴を残したくないならIncognitoを選び、必要な結論だけを終了前に保存します。パスワードやAPIキー、外部送信の権限がない社内情報は、どちらにも入力しません。
05他AIへの移行とデータ保管は別に行う
メモリのテキスト移行は、次のAIへ前提を渡すための作業です。アカウントデータのエクスポートは、会話などを保管するための作業です。どちらも「別アカウントへ完全復元できるバックアップ」とは限りません。
他AIからClaudeへインポートする手順
メモリインポートは、Free・Pro・Max・Ultra・Team・EnterpriseのWebとClaude Desktopが対象です。スマートフォンアプリの設定と混同しないでください。Enterpriseも対象ですが、組織側のメモリ利用条件は別途確認します。
- 移行元AIに、保存している自分の情報をテキストで出してもらう。出力を完全な一覧だと信じ込まず、自分の記録と照合する。
- 認証情報、第三者の情報、社内機密、不要な個人情報、一時的な仮定を取り除く。送り先のClaudeアカウントが個人用か組織用かも確認する。
- Settings > Your Claude(旧レイアウトはSettings > Memory) > Start importを開き、選別した文章を貼り付け、Add to memoryで取り込む。旧要約型メモリの利用者は、Settings > Your Claude内のMemoryからStart importを選び、以前の設定レイアウトではSettings > Capabilities内のMemoryを確認する。設定レイアウトの新旧と、個別項目型/旧要約型の世代差を混同しない。
- 生成された項目を確認し、誤り・欠落・古い情報を修正する。元の文章を貼っただけで完全移行できたとは判断しない。
根拠:Import and export your memory from Claude
以下は筆者が作成した選別用の依頼例です。公式プロンプトの転載でも、全情報の取得を保証する命令でもありません。保存されていない内容の推測を混ぜないこと、移行前に人が確認することを優先しています。
移行元AIに渡す依頼例
私について保存しているメモリのうち、次のAIへ引き継ぎたい情報を確認します。 仕事の進め方、回答形式の好み、継続中の作業の前提を、項目ごとに出してください。 推測や新しい情報は追加しないでください。日付が分かる場合は添えてください。 認証情報、第三者の個人情報、社内機密は含めないでください。 取得できない範囲や、一覧の完全性を確かめられない場合は、その旨を書いてください。
インポートは実験的で、取り込みが成功しないことや、一部だけになることがあります。移行ヘルプには仕事と関係の薄い個人情報が残らない場合の説明もあります。一方、現在の総合メモリヘルプは生活上の文脈も対象としています。全体を「仕事以外は記憶できない」と断定せず、取り込み結果とセンシティブな話題の設定を確認します。
根拠:Import and export your memory from Claude / Chat search and memory
Claudeのメモリをテキストで取り出す
移行先へ渡す場合は、Claudeに現在のメモリを文章で出すよう依頼し、Topicsの表示や手元の記録と照合して保存します。公式の移行ヘルプには、現在もエクスポートの説明に旧Capabilities経路が混在しています。存在未確認の専用エクスポートボタンを探すより、表示中の設定と会話での出力を分けて確認してください。
Claudeへ依頼するメモリ出力例
現在の私に関するメモリを、内容を変更せずテキストで出してください。 新しい推測や情報は足さず、読み出せない範囲があれば明記してください。 出力を別サービスへ送る前に、私が内容を確認します。
出力をそのまま移行先へ貼る必要はありません。古い好み、終わった案件、別の相手へ送るべきでない情報を削り、必要な前提だけを渡します。移行先の保持・学習・共有条件も確認してください。
根拠:Import and export your memory from Claude
会話を保管したいならアカウントデータを出力する
個人アカウントでは、WebまたはDesktopのSettings > Privacy > Export dataから申請します。iOS・Androidアプリからは開始できません。準備後に登録メールへリンクが届き、ダウンロードにはサインインが必要です。リンクは到着から24時間で期限切れになりますが、再申請できます。
この出力を別の個人Claudeアカウントへインポートする機能はありません。テキストのメモリ移行と、履歴全体の復元は別だと考えてください。
| 対象 | 実行する人・条件 | 出力経路と注意 |
|---|---|---|
| 自分の会話 | Owner/Primary OwnerがAllow members to export their own dataを有効にしたメンバー | Settings > Privacy。自分の会話が対象で、アップロードしたファイルの内容は含まない |
| 組織全体のデータ | Primary Ownerのみ | Organization settings > Data and privacy。削除後に申請した出力には削除済みのメッセージ等は含まれない |
| Primary Owner自身 | 個人用Export dataボタンは表示されない | 組織全体の出力経路を使う |
根拠:Export your organization's data / Export your Claude data
組織へのアカウント移行は、単なる保管ではない
個人アカウントをTeam・Enterpriseへ移す場合には、直接移行する別の手続きがあります。個人アカウントを閉じて組織へ持ち込む選択は、ファイルをダウンロードする操作とは影響が違います。組織側でメモリがオフならメモリは移らず、HIPAA対応やCMEKの組織には個人データを持ち込めない条件もあります。
移行前に、保持したい成果物、接続アプリの再認証、公開共有リンクへの影響などを公式案内で確認してください。本記事のメモリ移行例を、アカウント閉鎖や組織移行への同意として使わないでください。
根拠:Move your personal Claude account to a Team or Enterprise organization
06よくある質問
Claudeのメモリは何件まで保存できますか?
確認した公式ヘルプでは、個別メモリの保存件数・容量の具体的な上限を確認できませんでした。モデルのコンテキスト量やメッセージ上限を、保存可能件数へ読み替えないでください。
モデルを変更するとメモリは消えますか?
モデル変更時の継承について、確認したヘルプだけで一律の保証はできません。モデル名だけで判断せず、Settings > Your Claude(旧レイアウトはSettings > Memory)の保存内容と、新しい会話で使われた前提を確認します。重要な原文は別途保管してください。
Enterpriseでも他AIからメモリを移せますか?
現行の公式対象一覧にはEnterpriseも含まれます。WebまたはDesktopで行い、組織側のメモリ利用可否も確認してください。組織プランだから全員が旧画面というわけではありません。
スマホでStart importが見つかりません。
メモリ機能の利用と、インポートの対応端末は別です。インポートはWeb/Desktopで確認します。日本語ラベルを推測せず、本記事の英語設定名と表示中の項目を照合してください。
会話を削除したのにClaudeが覚えているのはなぜ?
現行のTopics型では、元会話を削除しても生成済みメモリは消えません。該当項目を個別に削除します。Project知識や指示などに同じ情報がある場合も、保存場所を分けて確認してください。
Incognitoを閉じたら30日以内に復元できますか?
できません。閉じた会話は再開できず、通常会話へ変換して履歴に保存することもできません。保持期間は復元サービスではないため、必要な結果は閉じる前に保存します。
根拠:Chat search and memory / Import and export your memory from Claude / Use incognito chats
07まとめ|覚える範囲と残す場所を先に決める
Claudeのメモリは、使うか使わないかだけでなく、どの会話・Project・クラウドタスクへ引き継ぐかを決めて使います。まず現在の記憶を確認し、最も小さい範囲の変更から始めてください。
- 範囲:Projectとアカウントの分離はUse account memoryで確認。クラウドCoworkとChatは記憶を共有します。
- 残し方:履歴を残すMemoryオフと、閉じると戻れないIncognitoを区別します。Resetは必要なときだけ選びます。
- 移し方:Enterpriseを含むインポートはWeb/Desktop。テキスト移行、個人データ保管、組織全体の出力は別手順です。
引用元・公式情報
2026年10月23日(日本時間)確認。以下は公式資料です。本文の判断例・依頼例は筆者が作成しており、公式推奨や製品実測とは区別しています。
- Chat search and memory
- Import and export your memory from Claude
- Use incognito chats
- What are projects?
- How can I create and manage projects?
- Organize your tasks with projects in Claude Cowork
- Use Claude Cowork on web, desktop, and mobile
- How Claude remembers your project(Claude Code)
- Memory tool(Claude API)
- Export your Claude data
- Export your organization's data
- Move your personal Claude account to a Team or Enterprise organization
- 個人向けデータのモデル学習利用
- 商用データのモデル学習利用
- 個人向けデータの保存期間
- 組織データの保存期間
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