CLAUDE / MEMORY
Claudeのメモリ機能とは?
新旧画面・設定・削除・インポート
Claudeのメモリ機能は、継続作業に役立つ情報を会話間で引き継ぐ仕組みです。設定や削除方法はSettings > MemoryとSettings > Capabilitiesで異なるため、まず自分の画面を確認します。他AIとの移行では、メモリのテキスト出力とアカウントデータ出力を使い分けます。
この記事では、何が記憶されるか、Projectsや過去チャット検索との違い、個別編集・削除・一時停止・全消去、インポートとエクスポートまでを、公開中のAnthropic公式情報で整理します。
結論
継続する仕事の前提はメモリ、固定資料と指示はProjects、元の会話を探すなら過去チャット検索、一時的な会話はIncognito chatへ分けます。
削除する前は、新画面か旧画面か、個別メモリか全メモリか、移行用テキストか保管用データかの3点を確認してください。
- Claudeが何を記憶するか確認したい人
- メモリを修正・削除・停止したい人
- 他AIとの間で記憶を移したい人
Claudeのメモリ機能は使うべき?30秒で結論
Claudeのメモリ機能は、継続作業には有効ですが、固定資料はProjects、一時会話はIncognito chatへ分けるのが筆者の判断です。
メモリを常に有効にすることが正解ではありません。残したい情報の種類と、操作後に何が残るかを先に決めると、設定画面の違いに振り回されにくくなります。
次の表は、公式仕様を横断したうえで「何をしたいときに、どの機能・操作を選ぶか」を筆者の判断基準としてまとめたものです。
Claudeメモリの目的別・操作別判断表
対象プランや設定画面は段階展開で変わるため、表の「画面・条件」を確認してから操作してください(2026年8月21日確認)。
表は横にスクロールできます。
| 読者の目的 | 選ぶ機能・操作 | 画面・条件 | 操作後の結果 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 継続作業の前提を引き継ぐ | メモリ | Settings > MemoryまたはSettings > Capabilities |
役割や仕事上の好みなどを、別の会話でも利用できる | 新旧画面で形式と削除後の扱いが異なる |
| 資料やルールを固定する | Projects | Project knowledgeとProject instructionsを設定 | そのプロジェクト内の作業基盤として使える | 生成されたプロジェクトメモリとは別物 |
| 元の発言・会話を探す | 過去チャット検索 | Pro・Max・Team・EnterpriseのWeb・Desktop・Mobile向け案内(2026年8月21日確認) | 必要な過去会話を検索して参照できる | メモリの保存件数を増やす機能ではない |
| 記憶を使わず一時的に話す | Incognito chat | 全プラン向け案内(2026年8月21日確認) | 既存メモリを使わず、新しいメモリも作らない | データが直ちに消える機能ではない |
| 1件だけ修正する | 個別メモリを編集 | 主に新画面のSettings > Memory |
対象エントリーだけ内容を変更できる | 旧画面は要約型なので表示が異なる |
| 一時的に使用を止める | Pause memory | 新画面で表示される場合 | 既存メモリを残したまま利用・新規作成を止める | 停止中の会話は後から自動追加されない |
| すべてのメモリを消す | Reset memory | 新画面で表示される場合 | 通常メモリとプロジェクトメモリを永久に削除する | 元に戻せないため、Pauseとの取り違えに注意 |
| 他AIから記憶を移す | Import memory | Free・Pro・Max・TeamのWeb・Desktop向け案内(2026年8月21日確認) | 貼り付けたテキストから仕事関連のメモリを生成する | 実験的機能で、取り込み漏れや失敗があり得る |
| 他AIへ記憶を移す | メモリのテキスト出力 | Claudeへメモリの全文出力を依頼 | コピーして別サービスへ渡せるテキストを得る | 機密情報を削除してから移行する |
| 会話履歴を含めて保管する | アカウントデータ出力 | 個人はWeb・Desktop、組織はPrimary Owner(2026年8月21日確認) | アカウントデータのダウンロードリンクを受け取る | 別の個人Claudeアカウントへ復元する機能ではない |
Claudeのメモリは何を記憶する?
Claudeの新メモリは、役割・作業スタイル・技術的な好み・進行中の仕事という4種類を中心に、個別エントリーとして更新します。
メモリは会話全文のコピーではありません。Claudeが継続作業に関係すると判断した情報を、後の会話で利用しやすい形にしたものです。
AnthropicがClaudeに提供する会話継続機能
Claudeとは、Anthropic PBCが提供するAIアシスタントです。メモリとは、Claudeが利用者の仕事上の文脈や好みを会話間で引き継ぐための機能です。開発・運営元はAnthropic公式の会社情報で確認できます。
メモリ以外の基本機能や始め方を整理したい場合は、サイト内のClaudeの基本機能と全体像で補完できます。本記事では、メモリの管理と移行だけを深掘りします。
中心になる4種類の仕事情報
新しいメモリが中心に扱うのは、継続する仕事を進めるための情報です。公式ヘルプでは、次の4分類が示されています。
- 役割・専門的な文脈:職種、担当範囲、仕事上の前提
- コミュニケーション・作業スタイル:回答形式、進め方、文章の好み
- 技術・コーディング上の好み:利用技術、実装方針、コード上の選択
- プロジェクト詳細・進行中の仕事:継続案件の状態や次の作業
分類と新メモリの個別エントリー方式は、Claude公式「Chat search and memory」に記載されています(2026年8月21日確認)。
会話履歴と生成済みメモリは別に扱われる
会話履歴は元のやり取りであり、生成済みメモリは会話から抽出された継続情報です。新画面では個別メモリが会話中に更新されるため、元の会話を削除しただけでは、すでに生成されたメモリエントリーが消えません。
一方、旧画面は非プロジェクト会話から作られる要約型で、更新周期や会話削除後の反映方法が異なります。削除目的なら、履歴とメモリのどちらを消したいのかを分けてください。
仕事と関係の薄い情報は残らない場合がある
Claudeが会話中のすべての情報をメモリへ保存するとは、公式には案内されていません。公式が示す分類は仕事関連が中心で、インポート機能も仕事に役立つ情報を優先するため、無関係な個人情報が省かれる場合があります。
メモリの件数や保存容量にも、公式の具体的な上限値は見つかりませんでした(2026年8月21日確認)。残したい重要事項はメモリだけに依存せず、固定資料やProject instructionsとして管理する方が安全です。
無料で使える?新旧画面とプラン・アカウント差
ClaudeのメモリはFreeにも掲載されていますが、新画面はFree・Pro・Maxへ順次移行中で、Team・Enterpriseは旧画面が暫定案内です(2026年8月21日確認)。
公式リリースノート、メモリのヘルプ、Projectsのヘルプでは、対象プランの書き方が完全には一致していません。段階展開中は、プラン名だけで判断せず、実際に表示される設定画面を基準にしてください。
Freeでもメモリ、過去チャット検索は有料
Claudeのメモリ自体はFreeを含む利用者向けに案内されていますが、過去チャット検索はPro・Max・Team・Enterprise向けです。リリースノートはFreeを含む全利用者へのメモリ提供を案内し、メモリヘルプは新画面の対象としてFree・Pro・Maxを掲載しています。
一方、Claude公式のProjects説明ではメモリ対象としてPro・Max・Team・Enterpriseが挙げられ、Freeは記載されていません。この不一致は、Claude公式リリースノートとメモリ公式ヘルプを突き合わせた結果です(2026年8月21日確認)。
Settings > Memoryは個別エントリー型
Settings > Memoryが表示される新画面では、メモリを個別エントリーとして確認・編集・削除します。会話中に必要な情報が更新され、反映を24時間待つ要約型とは異なります。
新画面がある場合は、本記事の個別編集、Pause memory、Reset memoryの手順を参照してください。日本語表示に対応する案内はありますが、メモリ項目の正確な日本語ラベルは公式に明記されていません。
Settings > Capabilitiesは要約型
Settings > Capabilitiesが表示される旧画面では、非プロジェクト会話から合成されたメモリ要約を管理します。公式ヘルプでは24時間ごとの更新が案内されており、新画面の個別エントリーと同じ手順ではありません。
旧画面しか見つからない場合は、機能がないと決めつけず、Capabilities内のメモリ項目を確認してください。
TeamとEnterpriseでは管理権限が異なる
Team・Enterpriseでは、利用者本人だけでなく組織側のメモリ設定が提供可否へ影響します。2026年8月21日確認時点のメモリ公式ヘルプは、組織プランを旧画面へ暫定的に残す案内を掲載しています。
個人アカウントをTeam・Enterpriseへ移す操作は一方向で、組織側がメモリを無効にしている場合は扱いが変わります。移行前にClaude公式の個人アカウント移行案内も確認してください(2026年8月21日確認)。
新しいメモリ画面と旧メモリ画面の比較
表は横にスクロールできます。
| 比較点 | 新しい画面 | 旧画面 | 読者の判断 |
|---|---|---|---|
| 設定場所 | Settings > Memory |
Settings > Capabilities |
最初に自分の画面を確認する |
| 記憶の形式 | カテゴリー別の個別エントリー | 非プロジェクト会話から作る要約 | 個別修正か要約全体の管理かを分ける |
| 更新 | 会話中に更新 | 24時間ごと | 旧画面では即時反映を前提にしない |
| 元会話を削除した後 | 生成済みメモリは別に削除が必要 | 削除会話を合成対象から外し、24時間以内に反映 | 新画面では会話とメモリを別々に確認する |
| 段階展開 | Free・Pro・Maxへ移行中 | Team・Enterpriseは暫定的に継続 | プラン名より表示中の設定画面を優先する |
Projects・過去チャット検索とはどう違う?
Claudeのメモリは会話から継続情報を作り、Projectsは資料と指示を固定し、過去チャット検索は元の会話を必要時に探す機能です。
3機能は「過去の情報を使う」という点だけが似ています。保存する対象と呼び出し方が異なるため、同じ情報をすべてへ重複登録する必要はありません。
固定した資料とルールはProjectsへ置く
毎回変えたくない資料・用語・指示は、メモリではなくProjectsへ置くのが筆者の判断です。Projectsとは、チャット履歴、ナレッジベース、Project instructionsをひとつの作業領域へまとめる機能です。
Project knowledgeやProject instructionsは、会話から生成されるプロジェクトメモリとは別です。また、同じプロジェクト内の全チャットが、互いの全文を常に共有するとまでは公式に案内されていません。詳しい構造はClaude公式のProjects概要とProjects管理方法で確認できます。
会話から得た継続情報はメモリへ残す
複数の会話で繰り返し使う役割、作業スタイル、技術的な好みはメモリ向きです。固定文書を保存するProjectsと違い、メモリは会話から継続に役立つ情報を生成・更新します。
案件固有の資料はProjects、アカウント全体で使いたい仕事上の好みは通常メモリ、プロジェクト内だけで使いたい生成情報はプロジェクトメモリという分け方ができます。
元の発言や会話を探すなら過去チャット検索
以前の会話そのものを見つけたい場合は、要約されたメモリより過去チャット検索が適しています。過去チャット検索はPro・Max・Team・EnterpriseのWeb・Desktop・Mobile向けに案内されています(2026年8月21日確認)。
メモリは継続に役立つ要点、検索は元会話への入口です。「以前どのように決めたか」を正確に確かめたいときは検索を選びます。
Cowork・Claude Code・APIの同名機能は別
Claude Chat、Cowork、Claude Code、APIのメモリは、同じ名称でも保存場所と管理主体が異なります。一般向けChatのメモリヘルプはCoworkを対象外としており、Cowork側には別のプロジェクトメモリ案内があります。
Claude CodeではCLAUDE.mdや自動メモリを使い、APIのMemory Toolでは開発者側がクライアント保存を管理します。根拠はCoworkのProjects公式ヘルプ、Claude Codeのメモリ公式ドキュメント、API Memory Tool公式ドキュメントです。
利用場所そのものを選び直したい場合は、サイト内のClaude Chat・Cowork・Codeの使い分けで判断できます。
Claudeのメモリを設定・編集・削除する方法
Claudeの新画面では個別メモリを編集・削除でき、全消去はReset memory、一時停止はPause memoryを使います。
削除操作は範囲によって結果が大きく異なります。最初に設定画面を確認し、1件の修正、一時停止、個別削除、全消去のどれが目的かを決めてください。
記憶を追加・修正する
新画面では、記憶してほしい内容を会話中に明示し、生成された個別メモリをSettings > Memoryで確認・編集します。内容を修正するときは、変えたい対象だけを選び、残す情報まで書き換えないようにします。
旧画面はSettings > Capabilitiesにある要約型です。個別エントリーが見当たらない場合は、新画面の手順をそのまま当てはめないでください。
個別メモリだけを削除する
新画面で1件だけ消したい場合は、対象のメモリエントリーを選んで削除します。元の会話を削除するだけでは、すでに生成された新メモリは残るため、メモリ側でも削除が必要です。
削除前に、同じ内容が通常メモリとプロジェクトメモリの両方へ存在しないかも確認します。
一時停止と全消去を使い分ける
後から再開する可能性があるならPause memory、すべてを永久に消す必要があるときだけReset memoryを選びます。Pauseは既存メモリを残したまま、利用と新規作成を止める操作です。
Pause中の会話は、再開後に遡ってメモリ化されません。Reset memoryは通常メモリとプロジェクトメモリを永久に削除し、元に戻せません。
会話削除後の扱いは新旧画面で異なる
新画面では会話削除とメモリ削除が別ですが、旧画面では削除した会話が要約の合成対象から外れ、24時間以内に反映されます。同じ「会話を削除する」操作でも、メモリへ与える結果が異なります。
この違いはClaude公式の新旧メモリ管理方法に記載されています(2026年8月21日確認)。
削除・停止の選択フロー
削除範囲が大きいほど元に戻しにくくなります。上から順に、目的へ最も近い操作を選んでください。
-
内容だけ直したい
新画面の個別エントリーを編集する。必要な記憶を残したまま修正できます。
-
1件だけ消したい
対象メモリを個別削除する。新画面では元会話の削除だけで済ませません。
-
しばらく使いたくない
Pause memoryを選ぶ。既存メモリは残りますが、停止中の会話は後から追加されません。
-
全メモリを永久に消したい
Reset memoryを選ぶ。通常メモリとプロジェクトメモリが対象で、取り消せません。
他AIのメモリをClaudeへインポートする方法
Claudeのメモリインポートは、移行元AIに記憶をテキスト出力させ、WebまたはClaude Desktopの入力欄へ貼り付ける方式です(2026年8月21日確認)。
対象として案内されているのはFree・Pro・Max・Teamで、iOS・AndroidとEnterpriseは対象一覧に含まれていません。機能は実験的であり、すべての内容が取り込まれるとは限りません。
移行元AIで記憶をテキスト化する
最初に、移行元AIが保持している記憶を、意味を変えずテキストで一覧化させます。特定サービス専用のファイル形式ではなく、コピーできる文章として準備します。
このサービスが私について保存しているメモリを、意味を変えずテキストで一覧化してください。推測は追加しないでください。
Anthropic公式は特定の移行元AI名を対応保証として列挙していません。サービス名ごとの互換性を断定せず、取得できたテキストを基準にします。
機密情報を除きClaudeへ貼り付ける
移行元から得た文章は、そのまま貼らず、不要な個人情報・社内情報・認証情報を先に削除します。メモリへ適さない一時的な情報も除くと、移行後の確認量を減らせます。
「記憶させてよい情報」と「今回だけ必要な情報」を分け、後者は通常会話またはIncognito chatで扱います。
新旧画面のStart importを使う
新画面はSettings > Memory、旧画面はSettings > Capabilitiesを開き、表示されるStart importからテキストを貼り付けます。同じボタンが見つからない場合は、段階展開や対象プラン・端末の違いを確認してください。
インポートはWebとClaude Desktop向けです。スマートフォンだけで完結させる手順としては公式に案内されていません(2026年8月21日確認)。
追加項目を確認・修正する
インポート後は、生成されたメモリを読み、誤り・欠落・不要な情報を個別に修正します。公式ヘルプは、取り込みが失敗したり、一部だけになる可能性を案内しています。
また、仕事関連を重視する処理により、仕事と関係の薄い個人情報が含まれない場合があります。これは完全移行の失敗と即断せず、必要性を確認してから追加します。
Claudeへメモリを移す4段階
-
移行元でテキスト出力
保存済みメモリを、推測を加えない文章として取得します。
-
不要・機密情報を削除
認証情報、社内機密、一時的な情報を貼り付け前に除きます。
-
Start importへ貼り付け自分の新旧画面に対応する設定場所から取り込みます。
-
生成結果を確認
誤りを修正し、足りない情報だけを改めて追加します。
Claudeのメモリをエクスポートする2つの方法
Claudeから他AIへ移る場合はメモリをテキストで書き出し、会話履歴を含む保管目的では別のデータエクスポートを選びます。
2つの出力は目的も再利用方法も違います。別AIへ渡す文章が必要なのか、アカウント情報を保管したいのかを先に決めてください。
他AIへの移行はメモリをテキストで出力する
別のAIへ記憶を移すときは、Claudeへ現在のメモリを内容を変えず全文出力するよう依頼し、結果をコピーして保存します。この方法なら、移行先へ渡す前に不要情報を目視で削除できます。
現在のメモリを内容を変えず、別のAIへ渡せるテキストとしてすべて出力してください。推測や新しい情報は追加しないでください。
公式ページ内では新旧画面の経路表記に一貫しない部分があるため、本記事では画面上の専用エクスポートボタンを前提にせず、公式が案内する会話での全文出力を基本にします(2026年8月21日確認)。
保管にはアカウントデータ出力を使う
会話履歴などを含むアカウントデータの保管には、個人アカウントのWebまたはDesktopでSettings > Privacyからデータ出力を申請します。iOS・Androidから開始する手順は公式に案内されていません。
準備が完了するとメールでダウンロードリンクが届き、そのリンクは24時間有効です。詳細はClaude公式の個人データ出力案内に記載されています(2026年8月21日確認)。
別の個人Claudeアカウントには復元できない
個人アカウントから出力したデータは、別の個人Claudeアカウントへインポートするためのバックアップではありません。保存ファイルを取得できても、アカウントの会話やメモリをそのまま復元する機能とは別です。
Claude内で個人アカウントを分けたい場合は、データ出力ではなく、必要なメモリをテキスト化して新しい環境へ渡せるかを検討します。
Team・Enterpriseの組織データ出力はPrimary Ownerが行う
Team・Enterpriseの組織データを出力できるのはPrimary Ownerです(2026年8月21日確認)。一般メンバーが個人設定から組織全体のデータを出力する操作ではありません。
組織利用では、管理者権限と保持ポリシーを確認し、必要ならClaude公式の組織データ出力案内をPrimary Ownerと共有してください。
メモリ移行とデータ保管の選び方
表は横にスクロールできます。
| 目的 | 選ぶ方法 | 得られるもの | 主な条件・注意 |
|---|---|---|---|
| 他AIへ記憶を移す | Claudeへメモリ全文の出力を依頼 | コピーできるテキスト | 移行前に機密情報を削除し、移行先で内容を確認 |
| 個人データを保管する | Settings > Privacyからデータ出力 |
ダウンロード可能なアカウントデータ | Web・Desktopで申請。メールリンクは24時間有効 |
| 組織データを保管する | Primary Ownerが組織データを出力 | 組織向けのエクスポートデータ | Team・Enterpriseの管理権限が必要 |
記憶させたくない情報を守るには?
ClaudeのIncognito chatは既存メモリを使わず新しいメモリも作りませんが、会話データは標準30日保持されます(2026年8月21日確認)。
「メモリに残らない」「履歴に表示されない」「データが保存されない」は同じ意味ではありません。入力前に、メモリ、保持期間、学習利用、組織ポリシーを分けて確認します。
一時会話はIncognito chatを使う
既存メモリを参照させず、新しいメモリも作らない会話にはIncognito chatを使います。Incognito chatは全プラン向けに案内され、通常のチャット履歴へ表示されず、モデル学習にも使われません(2026年8月21日確認)。
ただし、プロフィールやカスタムスタイルは利用できる場合があり、Projectsの内部で使う機能ではありません。詳細はClaude公式のIncognito chat案内で確認できます。
履歴に残らなくても標準30日保持される
Incognito chatのデータは標準30日保持され、組織の保持設定によってはさらに長く保存される場合があります(2026年8月21日確認)。履歴に表示されないことを、送信直後の完全消去と解釈しないでください。
通常の個人向け会話を削除した場合は履歴から直ちに消え、バックエンドからは原則30日以内に削除されますが、法令・安全上の例外があります。根拠はClaude Privacy Centerの個人データ保持説明です。
個人向けと組織向けで学習利用条件が異なる
Free・Pro・Maxの入力は利用者がモデル改善へ同意した場合などに使われ得ますが、Claude for WorkとAPIは既定で学習へ使われません(2026年8月21日確認)。商用環境でも、明示的なフィードバックやオプトインなどの例外はあります。
個人向けはClaude Privacy Centerの個人向け学習利用説明、組織・API向けは商用Claudeの学習利用説明で条件を分けて確認してください。
組織では管理者権限と保持設定を確認する
Team・Enterpriseでは、利用者個人のメモリ設定より組織の管理設定が優先される場合があります(2026年8月21日確認)。メモリが表示されない、データ保持期間が個人向け説明と違うときは、組織管理者へ確認します。
組織データの保持条件はClaude Privacy Centerの組織データ保持説明に記載されています。
記憶させたくない情報の入力前チェック
- 入力しない:パスワード、APIキー、本人確認情報、公開権限のない社内情報
- Incognitoを選ぶ:既存メモリを使わせず、新しいメモリも作りたくない一時会話
- 保持条件を確認する:履歴非表示でも標準30日保持される点を許容できるか
- 個人・組織を分ける:学習利用とデータ保持の条件がどちらに該当するか
- 削除範囲を確認する:新画面では元会話と生成済みメモリを別々に削除したか
Claudeのメモリ機能に関するFAQ
Claudeのメモリ容量やモデル変更時の扱いは、公式に明記されていないため断定できません。
ここでは、設定や移行の直前に迷いやすい点のうち、本文で深掘りしなかった条件を整理します。
Claudeのメモリは何件まで保存できますか?
Claudeのメモリ件数や保存容量の上限は、公式ヘルプに具体的な数値が掲載されていません(2026年8月21日確認)。
コンテキストウィンドウやメッセージ上限の数値を、メモリ保存件数として置き換えることはできません。容量不足を示す公式案内がない限り、数値を推測せず、不要なエントリーを整理してください。
Claudeのモデルを変更するとメモリは消えますか?
Claudeのモデル変更でメモリが消えるとは公式に記載されていませんが、モデル別の継承仕様も明記されていません。
モデル名とアカウントのメモリ設定を同一視せず、重要な情報はSettings > MemoryまたはSettings > Capabilitiesで確認してください。
スマホからClaudeへメモリをインポートできますか?
ClaudeのメモリインポートはWebとClaude Desktop向けに案内され、iOS・Androidは対象に含まれていません(2026年8月21日確認)。
スマートフォンで項目が見つからない場合は、ブラウザ版またはClaude Desktopを使用します。メモリ機能そのものと、インポート可能な端末は分けて判断してください。
Claude Enterpriseでも他AIからメモリを移せますか?
Claude Enterpriseは、メモリインポート対象として公式ページに掲載されていません(2026年8月21日確認)。
公式の対象一覧はFree・Pro・Max・Teamです。組織独自の設定や提供変更を推測せず、管理者と公式ヘルプの現在の記載を確認してください。
日本語UIでClaudeのメモリ設定が見つからないときは?
Claudeの日本語UIで見つからない場合は、英語表記のSettings > MemoryまたはSettings > Capabilitiesを基準に確認してください。
ClaudeはWeb・Desktopで日本語表示を案内していますが、メモリ項目の正確な日本語ラベルは公式に明記されていません。段階展開による新旧画面の違いも確認します。言語設定はClaude公式の表示言語案内を参照してください。
まとめ|最初に確認する3項目
Claudeのメモリを管理するときは、新旧画面、変更範囲、移行か保管かの3点を順に確認すれば、必要な操作を選べます。
今行うことは、Claudeの設定を開いてSettings > MemoryとSettings > Capabilitiesのどちらが表示されるか確認することです。画面が分かれば、この記事内の対応する編集・削除・移行手順へ進めます。
- 画面を確認:新しい個別エントリー型か、旧要約型かを判定する。
- 範囲を確認:修正、個別削除、Pause、Resetのどれが目的かを決める。
- 目的を確認:他AIへの移行用テキストか、保管用データ出力かを分ける。
Settings > MemoryとSettings > Capabilitiesの表示が切り替わったとき、または組織プランやインポートの対象が更新されたときに、この記事を再確認してください。
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