7NOW・出前館の情報流出は、一部の配送を委託する「ピックゴー」への不正アクセスに関する事案です。対象者への連絡は7NOWがSMS、出前館が登録メールですが、届いたリンクから個人情報を入力せず、まず各社の公式案内を確認してください。
両社はカード情報、ID・パスワードは漏えいしていないと説明しています。名前や住所などの対象範囲はサービスごとに異なります。通知を受け取った場合と、不審なサイトへ入力した場合を分けて対応しましょう。
最初にすること:利用サービスを確認 → 公式のお知らせと照合 → 不審な入力・承認をした場合は正規窓口へ相談します。
017NOW・出前館で何が起きた?対象を分けて確認
両社は2026年11月3日、一部の配達を委託するCBcloudの「ピックゴー」で不正アクセスがあり、配達案件に含まれる顧客情報の一部が第三者に取得されたと発表しました。セブン‐イレブンの全サービスや、出前館の全利用者が同じ情報を取得されたという発表ではありません。
| 状況 | まず確認すること | 避けたい判断 |
|---|---|---|
| 7NOWを利用した | セブン‐イレブンの公式発表と登録電話へのSMS案内 | セブン‐イレブン利用者全員が対象と考える |
| 出前館を利用した | 出前館の公式発表と登録メールへの案内 | 7NOWの件数・通知方法を当てはめる |
| 両方を利用した | それぞれの通知と利用履歴を分けて確認 | 片方の連絡で両方の対象判定を済ませる |
| 不審な連絡へ入力・承認した | 入力した情報に応じて正規窓口へ相談 | 漏えい対象か判明するまで対処を待つ |
自分の注文が対象か、どの項目が含まれるかは、利用した事実だけでは判定できません。公式の個別案内を確認し、不明な場合はサービスの窓口へ問い合わせます。
02氏名・住所・電話番号は?公表された情報と件数
7NOWで公表された項目
| 情報の組み合わせ | 件数 |
|---|---|
| 注文者・届け先の氏名(カナ) | 164,180件 |
| 氏名(カナ)と住所 | 4,762件 |
| 氏名(カナ)・住所・電話番号・郵便番号 | 209件 |
一部には注文日、注文店舗名・店舗住所、注文商品名も含まれるとされています。上の数字を足して「被害者数」を作ったり、自分の情報が全項目に含まれると判断したりしないでください。
出前館で公表された項目
| 情報の項目 | 件数 |
|---|---|
| 注文者・届け先の氏名 | 799件 |
| 住所(番地まで) | 794件 |
| 電話番号・郵便番号 | 33件 |
このほか一部の店舗名・店舗住所・店舗電話番号、注文メモ、商品名、料金明細も取得されたと発表しています。ここでも項目別の件数を人数として合算しません。
クレジットカード情報、ID・パスワードは、両社とも本件では漏えいしていないと説明しています。一方、名前や住所を知っている相手が正規の担当者とは限りません。情報を知っていることと、連絡の安全性は分けて確認します。
両社の11月3日発表では、本件を原因とする不正利用被害は確認されていないとされています。将来も被害が起きないという保証ではなく、この記事が個別被害を調査した結果でもありません。
03届いたSMS・メールは本物?リンクを使わず確認する
7NOWは登録電話番号へのSMS、出前館は登録メールアドレスへの順次連絡を案内しています。連絡方法が一致するだけでは、本物と断定できません。差出人名や企業ロゴ、文面の自然さだけに頼らないでください。
注意情報漏えいの確認や返金を理由に、認証コード、カード情報、金銭の支払いを求められても、その連絡から操作を進めないでください。普段使う公式アプリか、自分で開いた公式サイトから確認します。
- 届いた連絡のサービス名と受信日時を確認します。リンクや添付は開かず、返信もしません。
- 公式アプリ、保存済みのブックマーク、企業の公式サイトから今回のお知らせを開きます。
- 公式発表の対象範囲・連絡方法と照らし合わせます。発表だけで分からない個別の対象情報は、正規窓口に確認します。
- 相談が必要なら連絡文面を手元に保存します。氏名・住所・電話番号の見える画像をSNSへ掲載しないでください。
「通知がまだない」ことだけで対象外とは断定できません。順次連絡という案内であり、すべての対象者への通知が完了した時刻は今回確認できていません。確認のために毎回届いたSMSのリンクを開く必要はありません。
根拠:警察庁:フィッシング対策
04注文・配送と対象情報の問い合わせ先
7NOWは11月3日の発表で通常稼働と案内しています。出前館は11月2日14時過ぎに委託先との連携を止め、不具合修正と通信状況を確認したうえで同日21時ごろに再開したと説明しています。これは個々の注文が予定どおり届くことを保証するものではありません。
今ある注文の確認は、普段使う公式アプリ・サイトから注文履歴を開き、注文日時、店舗、表示されている配送状況を確かめます。履歴の具体的な画面配置は今回実機確認していないため、見つからない場合は公式ヘルプから進めてください。情報漏えいの通知と、現在の配送状況は別々に確認します。
- 7NOW:公式発表に掲載の7NOWお問い合わせ窓口は0120-711-099、受付9:00〜21:00です。番号・受付時間の変更がないか、電話前に発表ページを確認してください。
- 出前館:公式のお問い合わせ一覧から「出前館への注文について」など内容に合う窓口へ進みます。今回の発表内に、専用電話番号は確認できていません。
問い合わせ前の確認メモ
利用サービス:7NOW/出前館 確認したい内容:情報流出の対象/通知の真偽/注文・配送 利用・注文したおおよその日時: 公式発表を確認した日: 通知を受けた日時・連絡方法: 気になる表示や不審な連絡の内容: 入力・ダウンロード・認証承認の有無: 正規窓口から案内された次の対応:
パスワード・認証コード・カード番号をメモや問い合わせ文へ書く必要はありません。個別照会に必要な情報は、相手が正規窓口と確認できた後、指定された方法で伝えます。
05不審なリンクを開いた・入力した後の対応
以下はフィッシングが疑われる場合の一般的な対応です。今回の情報流出が原因で、その連絡が届いたと断定するものではありません。自分がどこまで操作したかで分けてください。
| したこと | 最初の対応 | 追加で確認すること |
|---|---|---|
| ページを見ただけ | 閉じて、追加の入力や操作をしない | 自動入力、ダウンロード、アプリのインストールや許可をしていないか振り返る |
| ID・パスワードを入力 | 正規アプリ・サイトから速やかに変更 | 同じ組み合わせを使う他サービスも変更。ログインできなければ正規サポートへ |
| 認証コードを入力・認証を承認 | 対象サービスの正規窓口へ、操作内容と時刻を伝える | 不明なログインや登録情報・注文の変更を確認 |
| カード情報を入力 | カード会社へ速やかに相談 | カード裏面や公式アプリの連絡先を使う。利用停止・再発行の要否は発行会社の案内に従う |
| アプリを入れた・ファイルを実行 | その画面での操作をやめ、IPA等の相談窓口へ | 入れたもの、許可した権限、機種を整理。閲覧だけと同じ扱いにしない |
IPAは、フィッシングサイトを開いても、情報入力やアプリのインストール等をしていなければ基本的に被害は発生しないと説明しています。ただし、自分の操作が不明なときは「見ただけだから絶対安全」と決めつけず、手元の記録を確認しましょう。
本件でカード・パスワードが漏えいしていないという発表と、自分で偽サイトへ入力した場合のリスクは別です。逆に、通知を受け取っただけの全員にカード再発行や退会を勧める根拠はありません。
06よくある質問
7NOWと出前館を両方使っていました。片方だけ確認すればよい?
対象情報と通知先が異なるため、それぞれ確認してください。片方の通知が届いたことや届かないことだけで、もう片方の対象・対象外は分かりません。
住所が対象ならカード番号も漏れていますか?
両社は今回の事案でカード情報、ID・パスワードは漏えいしていないと説明しています。住所が含まれることから、別の項目まで取得されたとは判断しません。
自分の名前や注文内容が書かれたSMSなら本物ですか?
それだけでは判定できません。一部の注文情報も取得されたとされているため、内容が合っていてもリンクから操作せず、正規のアプリ・サイト・窓口で確認します。
退会すれば流出した情報を取り戻せますか?
退会によって外部に取得された情報を回収できる、という公式案内は確認できていません。注文や問い合わせ中の情報を確認し、退会は利用継続の判断と分けて考えてください。
知らない請求が来ました。本件が原因ですか?
この公表だけでは原因を特定できません。明細の日時・金額・利用先を確認し、カード会社などの正規窓口へ速やかに相談してください。原因が分かるまで連絡を待つ必要はありません。
07まとめ|利用サービスごとに公式案内へ戻る
対象者への連絡は7NOWがSMS、出前館がメールですが、届いた連絡だけで安全性や対象情報を決めないことが大切です。会社ごとの発表と、自分の操作状況を分けて確認しましょう。
- 利用したサービスの公式発表と登録連絡先を確認する。
- 不審な通知では入力・支払い・認証承認を進めない。
- すでに入力した場合は、該当サービスやカード会社の正規窓口へ相談する。
引用元・公式情報
2026年11月5日確認。各社の公表事実、公的な一般対策、本記事の確認メモを区別しています。未確認の二次被害や個別の対象判定は断定していません。CBcloudの第2報は本文を取得できず、各サービスの対象情報は両社自身の公表を根拠としています。
コメント