Claude Codeは開発、Artifactsは成果物の作成、Code Artifactsは作業結果をページにする機能です。まず「どこへ変更を残すか」を決め、共有は別の操作として考えます。
Codeのpublishは最初は本人だけのURLです。一般Artifactsは現行とlegacyで共有条件が異なり、旧形式では元会話の添付が見えたり、公開解除で保存データが失われたりするため注意が必要です。
先に確認:作る入口 → 現行・legacy・Codeの区別 → 元会話の添付と保存データ → 相手と権限 → 共有を止める方法の順に確認します。
013つの役割と、最後に残るもの
Claude Codeは開発エージェントです。Artifactsは成果物を表示・編集する機能で、モデル名ではありません。本記事ではClaudeの会話やテンプレートから作るものを「一般Artifacts」、Codeセッションの結果をページにするものを「Code Artifacts」と呼び分けます。
| 名称 | 主な作業 | 残るもの | 選ぶ目安 |
|---|---|---|---|
| Claude Code | コードを読み、ファイル編集やコマンド実行を進める | プロジェクトの変更・実行結果 | リポジトリを直す、テストする |
| 一般Artifacts | 会話やテンプレートから成果物を作って修正する | 文書・スライド・デザイン・小さなツールなど | 会話と完成物を見ながら作りたい |
| Code Artifacts | Codeの作業結果を閲覧用ページへまとめる | 最初は本人だけが開けるclaude.ai上のページ | 差分・調査結果・比較案を見せたい |
「開発・作成・共有」の3役は、独立した3製品という意味ではありません。CodeからSlides・Design・Docsを作る入口もあります。まず変更を残す場所を決め、共有は必要になってから別に判断します。
根拠:Claude Code概要、Artifactsの概要・作成・保存、Claude Code Artifacts公式ドキュメント。
用途の選び方(筆者の判断)
Webサイトの複数ファイルを修正するならClaude Code、勉強用の小さなクイズや説明資料を試作するなら一般Artifacts、レビュー担当者へ差分や調査経過を1ページで見せるならCode Artifactsが候補です。見た目が似ていても、成果物の表示だけでローカルのコードが変更されたことにはなりません。
バックエンド・決済・データベースが必要なサービスを公開するなら、Codeで開発した後に別の運用基盤へ配置する方が要件に合います。一般Artifactsの保存機能と、Codeの静的ページの制約は分けてください。
02無料範囲・料金・API認証を分ける
一般Artifactsの作成はFreeから利用できます。Code ArtifactsはPro・Max・Ultra・Team・Enterpriseとclaude.ai認証が前提です。「無料で作れる」と「無料で現行の共有リンクを出せる」は同じ条件ではありません。
| プラン・経路 | 料金 | 判断する点 |
|---|---|---|
| Free | 0米ドル | 一般Artifactsを作成できる。現行共有の対象とは分ける |
| Pro | 月20米ドル、年200米ドル一括 | CodeとArtifactsを使う個人向けの有料入口 |
| Max(旧Max 5x) | 月100米ドル | 5時間ごと・週間ともProの5倍の利用枠 |
| Ultra(旧Max 20x) | 月200米ドル | 確認済みアカウントは5時間上限なし。週間Proの10倍で無制限ではない |
| Team | Standard:月25米ドル/年払い月額20米ドル。Premium:月125米ドル/年払い月額100米ドル(1人当たり) | 最低2人。組織の共有・権限管理も確認 |
| Enterprise | 契約条件による | 組織の利用・保持・機能設定を確認 |
| APIキー認証 | APIの従量課金 | Code本体は利用できるが、Code Artifactのpublishは対象外 |
料金・名称・共有利用枠の確認日:2026年10月31日(日本時間)。その他の機能条件は2026年10月23日確認。Proの年払いは月払いの17米ドルではなく、年200米ドルを先払いする契約です。料金ページの月額換算表示は17米ドルです。税・地域・アプリ内購入による価格差があり、申込画面で総額を確認します。
根拠:Claude公式料金、Maxの料金・利用枠、Teamの料金・席数、Claude Code Artifacts公式ドキュメント。
月額枠とAPI請求は別に確認する
Max・Ultraへの名称移行は自動で、月額料金と週間枠は今回の発表では変更されていません。Ultraの新規・未確認アカウントには暫定的な5時間枠が残る場合があります。利用・支払い履歴に基づく自動確認で解除され、購入時の電話番号確認とは別です。Settings → UsageにCurrent sessionバーがなければ確認済みの目安です。Fableの週間枠の最大半分という制限も残ります。上限条件と、Artifactを作成・公開・共有する権限は別々に確認してください。
2026年10月31日確認:Claude公式料金、Ultraの公式条件、名称変更と5時間枠の公式発表。
Pro・Max・UltraでClaude Codeへサブスクリプション認証すると、ClaudeとCodeの利用枠を共有します。CLIの対話型利用では、環境変数 ANTHROPIC_API_KEY を使う確認で承認したキーがAPI認証に使われます。非対話型の-pでは、設定したキーが使われます。Desktop・クラウド等へ同じ環境変数の扱いを一律に当てはめず、現在の認証先を確認します。機能の有料対象という説明だけで請求先を判断しないでください。
Max・Ultra・Teamには月次APIクレジットの特典もありますが、Codeの月額利用枠や公開権限と同一ではありません。適用条件は特典の公式案内で確認し、APIキーでもCode Artifactを公開できる根拠にはしません。月次API特典は通常の対話型Codeや上限後の追加使用にも充当できません。
根拠:Pro・Max・UltraとClaude Codeの課金・利用枠、Maxの料金・利用枠、Teamの料金・席数。
Claude Codeはモデル名でもありません。利用モデルは /model、接続先、組織の設定で確認します。固定メッセージ数やモデル名の新旧だけで、この3機能の役割を選ばないようにします。
根拠:Claude Codeモデル設定。
03作成から非公開の確認まで
一般Artifacts:会話またはテンプレートから始める
- Web/Desktopで、個人は Settings → Capabilities、組織は Organization settings → Capabilities の「Cloud code execution and file creation」を確認します。
- 会話に作りたいものを伝えるか、入力欄のOutput/Artifactsタブからテンプレートを選びます。
- 内容を確認し、必要な修正を依頼します。最初は実在の個人情報や顧客資料を使わない例にします。
- Artifactsタブで開き直し、必要な書き出し形式を確認します。共有はまだ行わず、次章で形式と相手を確かめます。
iOS/Androidでも作成依頼・閲覧・編集ができますが、共有設定の変更はWeb/Desktopで行います。Docs・Slides・Designなどのテンプレートと、接続・保存の対象プランは同じではありません。
Code Artifacts:publishはまず私有URLへの保存
Code専用ドキュメントでは、CLIはv2.1.281以降、Desktopは1.13576.0以降などの条件を案内しています。/login によるclaude.ai認証、対象プラン、組織の許可を確認します。APIキー・ゲートウェイ・クラウドプロバイダー認証ではpublishできません。
保存先を指定しない場合、元ファイルはプロジェクト外の一時ディレクトリへ作成されます。publish後のURLは最初は本人だけのものです。外部へ公開する操作とは異なりますが、ローカルだけに保存する操作でもありません。
通常の入力への応答で新規ページをpublishする場合、承認画面なしで進むことがあります。Plan mode、コネクタ等の能力宣言、公開済みページの変更などには別の確認条件があります。「共有前に必ず止まるだろう」と期待して機密資料を渡さないでください。
根拠:Claude Code Artifacts公式ドキュメント。
Codeへの練習用依頼例(筆者作成・未実測)
架空の変更内容を、レビュー用の1ページにまとめてください。 目的・変更点・確認済み・未確認を分けてください。 まずローカルファイルだけを作り、保存先を示してください。 私が内容を確認するまでArtifactとしてpublishせず、外部共有もしないでください。 実在の顧客情報、秘密の値、接続先データは使わないでください。
この依頼例は安全を保証する設定ではありません。作業結果と実際の保存先を確認してください。機能自体を使わない場合は、公式のArtifacts無効化設定を検討します。必要な権限を増やす前に、管理者へ確認することも選択肢です。
Codeからテンプレートを使う場合
/slides はスライド、/design はデザインの作成入口です。Claude Docsは同名のコマンドではなく、claude.aiコネクタとして利用します。READMEなどコードベースに置く文書とは用途を分けます。テンプレートごとの管理者設定を確認し、Codeの単一ページの条件をすべてのテンプレートへ一律に当てはめないでください。
04共有前に、現行・legacy・Codeを分ける
legacyは2026年9月16日より前にチャットで作成したArtifactsです。旧CoworkのLive artifactsも別形式です。日付だけでなく、Share、Publish、Share & copy linkのどの表示かを確認します。
| 形式 | 共有できる範囲 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 現行の一般Artifacts | Freeは現行共有の対象外。Pro/Max/Ultraはリンク共有やメール招待。Team/Enterpriseは組織内共有と条件付き外部共有 | 閲覧者のClaudeアカウントが必要。組織の外部リンク・メール招待設定を分ける |
| legacy:Free/Pro/Max | Publishで公開リンク | 基本の閲覧はClaude登録不要。Claudeを使う機能は登録・利用枠が関係する |
| legacy:Team/Enterprise | Share & copy link。組織内、または管理者許可時の外部共有 | 元チャットの添付・ファイルも閲覧対象。Project内ならProjectへのアクセスも必要 |
| Codeの単一ページ | 私有URLから、組織内共有や公開リンクへ変更 | Code専用の公開リンクはサインイン不要。Team/Enterpriseは管理者の公開許可が必要 |
一般共有ヘルプはサインイン必須と広く説明する一方、Code専用ドキュメントは公開リンクの匿名閲覧を明記しています。本記事ではCodeの単一ページに専用ドキュメントの条件を適用し、一般Artifactsの条件で上書きしません。新しいテンプレートも含め、実際の共有画面で対象を確認してください。
根拠:Artifactsの概要・作成・保存、Artifactsの共有・解除、Claude Code Artifacts公式ドキュメント。
注意legacyのTeam/Enterpriseは、成果物だけの共有ではありません。元チャットに顧客名簿や社内資料が添付されていると、その添付・ファイルにも閲覧権限が渡ります。画面に名前が表示されていなくても、共有前に元の会話を点検してください。
たとえば、顧客資料を添付した会話で作った汎用クイズを配りたい場合は、機密添付のない別の作業で、架空データから作り直して確かめる方法があります。これは筆者の安全側の判断です。コピーしたコードや埋め込みデータにも秘密の値がないか確認します。
接続と、ページに埋め込んだ情報は別
コネクタを使うArtifactは、閲覧者自身の接続・権限で動きます。ただし、作成時に取り込んでページへ埋め込んだデータまで自動で隠れるとは考えないでください。共有ストレージの内容も別に点検します。Codeのコネクタ付きページは公開リンクにできず、個人では非公開、組織では組織内までです。
現行の一般Artifactsも、接続先やClaudeを使うものは「Anyone with the link」に制限があります。Team/EnterpriseのDocsも現在はこの外部リンク共有の対象外です。閲覧・コメント・編集の権限は成果物ごとに選択肢が異なるため、必要最小限を選びます。
根拠:Artifactsの共有・解除、Claude Code Artifacts公式ドキュメント。
共有前の点検メモ
種類:現行/legacyチャット/Code単一ページ/その他 元の会話の添付・ファイル:確認済み/要確認 本文・コード・埋め込みデータの秘密情報:なし/要対応 共有相手と範囲: 閲覧・コメント・編集の権限: 個人/共有ストレージの内容: 接続先と閲覧者の権限: 共有する版:固定版/最新に追従 止める操作と、失われるもの: 必要な控えの保存先:
05保存・共有停止・削除を取り違えない
成果物、ソース、アプリ内記録を分ける
一般Artifactsのアプリ内データ保存は、Pro・Max・Ultra・Team・EnterpriseのWeb/Desktopで利用でき、1 Artifact当たり20 MBのテキストが対象です。個人ストレージは各自の記録、共有ストレージは利用者が共通で見る記録です。作成者がどちらへ保存するかを決めるため、入力前に確かめます。
現行Artifactsの保存にpublishは不要です。legacyはpublish後に保存が働く条件です。この違いはArtifacts一覧に作品が残ること、ファイルを書き出すこと、Codeの元HTMLを手元に保管することとは別です。
| 操作 | 対象と結果 | 実行前の確認 |
|---|---|---|
| 非公開URLを作る | Codeのpublish。Anthropic側にページを保存し、最初は本人だけが閲覧 | ローカル保存だけではない。載せる情報と元ファイルの保管先を確認 |
| 共有を止める | 現行はShareで範囲を狭め、招待した相手をRemove。legacy組織共有はUnshare | リンク制限と個別招待を両方確認。保存データ削除とは同じでない |
| 公開解除・削除 | legacyのUnpublishは再公開不可かつ個人・共有保存データを永久削除。Codeの削除も永久削除 | バックアップと対象を確認。閲覧を止めるだけの目的で安易に削除しない |
Codeの削除は /artifacts から所有するページを選び、確認後に行う操作として案内されています(クラウドセッション以外)。リンクは本人を含めて使えなくなります。元のプロジェクト、一時ファイル、共有先が保存したコピーまで一括で消えるという意味ではありません。
根拠:Claude Code Artifacts公式ドキュメント、Artifactsの共有・解除。
注意legacyのUnpublishを、一時的な非公開切替として使わないでください。同じArtifactは再公開できず、個人・共有ストレージも永久に削除されます。必要な記録を保存できたかを先に確認し、保存できない場合は削除前に判断を止めます。
共有を止めたいときの確認順
- 対象URL、形式、所有者、共有中の版を確認します。
- 必要な元ファイル・入力記録の控えを保存し、開けることを確認します。すべてのデータを一括書き出しできるとは限りません。
- 現行一般Artifactsではリンク範囲を狭めます。Pro/Max/UltraはOnly youにしてもメール招待の権限が残るため、対象者をRemoveします。Team/EnterpriseのOnly people invitedも、招待済みの人へのアクセスを残します。
- legacyのUnshare、Unpublish、Codeの共有設定・削除を取り違えず、表示される警告を読みます。
- 権限一覧を確認し、必要なら共有相手にもアクセス終了を確認します。保存済みコピーやスクリーンショットの回収は別です。
根拠:Artifactsの共有・解除。
組織のArtifacts機能をオフにするだけでは、既存の共有リンクは止まりません。外部共有設定や個々の成果物のアクセスを管理者と確認します。保持期間も「すべて同じ日数で消える」とはせず、組織の契約・設定を確認してください。
根拠:組織のArtifacts管理、Claude Code Artifacts公式ドキュメント。
学習利用の設定と公開範囲は別
一般向けのFree・Pro・Max・Ultraでは、モデル改善への許可、安全性レビュー、明示的なオプトインやフィードバックなどにより会話・Codeセッションが利用される条件があります。商用サービスは原則として学習に使わず、明示的な許可やフィードバックなどに例外があります。公開リンクを止めても、サービス側の保持や学習利用設定が同時に変更されるわけではありません。
06Codeの制約と、迷いやすい質問
| 要件 | 現行仕様 | 選び方 |
|---|---|---|
| 独自のバックエンド・認証・複数ルート | 静的な自己完結型の1ページ。独自バックエンドなし | 業務アプリ本体は別の基盤へ |
| 外部ライブラリ・画像・通信 | CSPで制限。許可された5 CDNホストとGoogle Fontsなどに例外 | 外部依存をすべて使える/すべて禁止のどちらにも決めつけない |
| ファイル | HTML/HTM/Markdown、レンダリング後16 MiB以下 | 巨大画像・別ファイルへの相対リンクを前提にしない |
| 組織のデータ要件 | CMEK・HIPAA・ZDR有効の組織は対象外 | 要件を緩めてまで有効にしない |
許可されるスクリプト配信元はcdnjs、unpkg、Tailwind・jQueryのCDN、jsDelivrの指定パスです。画像などその他の外部依存は制限されます。コネクタ経由の通信や宣言されたダウンロード能力は別に扱います。許可一覧と管理設定は実装前に公式のPage constraintsで確認してください。
根拠:Claude Code Artifacts公式ドキュメント。
一般ArtifactをCode Artifactへ直接変換できますか?
今回確認した公式案内では、一般Artifact全体をそのままCodeの単一ページへ直接変換する共通手順は確認できません。コードや文書の再利用と、共有設定・保存データの移行は別に確認してください。
スマホからCode Artifactを公開できますか?
スマホ自体をCLIの実行環境とは扱いません。本人が開始したRemote ControlのCodeセッションなど、公式の利用条件を満たす実行元を確認します。一般Artifactsの共有設定変更はWeb/Desktopです。
公開URLは検索結果に表示されますか?
公開リンクを匿名で閲覧できることと、検索エンジンへの登録は別です。今回の公式確認では検索表示の保証は確認できません。検索に出ないことを機密保持の方法にしないでください。
更新するとURLは変わりますか?
Codeの既存ページを更新する場合は同じURLへ反映できます。共有画面で閲覧者へ見せる版を選べるため、常に最新を見せるか、特定版にするかも確認します。別セッションでは元のURLやArtifactを指定しないと別の成果物になることがあります。
日本語で依頼してもよいですか?
本記事の例は日本語で書いています。設定名や共有ボタンは公式の英語表記も併記しました。表示言語が違っても、対象者・権限・削除警告の意味を確認して進めてください。
07まとめ|作る場所と共有する範囲を決める
Claude Code・一般Artifacts・Code Artifactsは、開発する、成果物を作る、作業結果を見せるという役割で選べます。Codeの私有URL作成とインターネット公開は別です。
- リポジトリを変える必要があるかを最初に決めます。
- 共有は現行・legacy・Codeを分け、legacyの組織共有では元会話の添付も点検します。
- 共有停止と削除を分け、legacyのUnpublish前には保存データを確認します。
引用元・公式情報
プラン名称・料金・利用枠は2026年10月31日、その他は2026年10月23日(日本時間)確認。公式仕様と筆者の判断・依頼例を分けています。確認日は発表日や製品の実測日ではありません。
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