GEMINI / ACCESS & COST
Gemini 3.7 Flash
料金と、今の使い方。
Gemini APIの3.7 Flashは非推奨となり、旧IDへのリクエストは3.8 Flashへ自動転送されます。これから使う人は、現在のモデルと無料枠を確認してください。Sparkの月額、AI Studioの特典、直接APIの料金は、それぞれ分けて判断できます。
Gemini APIの転送関係を示す模式図
- 最終確認
- (日本時間)
- 対象
- Gemini API・AI Studioの現行条件、Sparkと月額プランの公開情報。旧3.7の仕様・画面は過去の記録として区別します。
- 確認範囲
- Google公式情報を照合。実APIリクエスト、実請求額、個別アカウントの提供状況を測定した記事ではありません。
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01 Gemini 3.7 Flashは今も使える?
Gemini APIで旧IDを指定しても、3.7の挙動を固定して使う方法にはなりません。公式はgemini-3.7-flashを非推奨とし、このIDへのすべてのリクエストをgemini-3.8-flashへ自動転送すると案内しています。新規API手順は3.8を基準に確認します。[1][2]
今回の非推奨化は自動転送を伴います。リクエストが成功することと、3.7そのものが応答することを分けて考える必要があります。
この変更をGeminiアプリやSpark全体の提供終了へ広げることはできません。公式変更履歴では2026年10月8日付の項目に掲載され、本記事では10月10日に確認しました。実際の追記時刻や自動転送の適用開始時刻は確認していません。
gemini-3.5-flashも非推奨となり、3.6へ転送されます。3.6は現行ガイドでサポート継続が案内されており、「3.6/3.5をそのまま継続」とまとめて判断しないことが大切です。[1][3]
02 無料で使える範囲は、利用場所で変わる
「3.7 Flashは無料?」という疑問は、現在ではどのサービスで、どのモデルを使うかまで確認すると答えが明確になります。現行3.8のAPIには無料枠がありますが、上限や対象機能があります。Sparkの利用条件は別に確認します。
- Geminiアプリ
普段のチャット無料プランと有料プランがあります。日本向け料金ページでは、無料は3.5 Flash-Lite、Plusは3.6 Flash、Pro/Ultraは3.8 Flashへのアクセスを掲載しています。
料金ページ上の案内であり、個別の選択画面やSpark内部のモデルを保証するものではありません。[7]
- Gemini Spark
提供条件を確認 - Google AI Studio
開発前の試作 - Gemini API
アプリへの組み込みAPIキーを使う直接利用です。無料枠と有料枠があり、月額プランとは別にプロジェクト・請求アカウントで管理します。新規の3.7指定は避け、現行モデルを確認します。
現行3.8のStandard無料枠は入出力が無料。Search/Mapsグラウンディングは無料枠の対象外です。[4]
開発目的で無料から試したい人は、AI Studioの対象モデルとAPIのFree Tierを確認します。日常の会話やタスクが目的の人は、GeminiアプリやSparkの条件から判断してください。APIのためだけに月額プランを契約する必要がある、と考える必要はありません。
03 Sparkの月額と、移行先APIの料金
月額料金は「3.7を固定して使う権利」ではない
日本向けWeb料金ページの掲載額は次のとおりです。プラン料金とSparkの提供可否を分け、特定の旧モデルを使うためだけに上位プランを選ばないようにします。
| プラン | 月額 | Sparkの確認点 |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 対象プランとして案内なし |
| AI Plus | 725円 | 対象プランとして案内なし |
| AI Pro | 2,900円 | 地域について公式記載に差。契約前に確認 |
| AI Ultra 5x | 14,500円 | 共通ヘルプの対象。年齢・地域・保存設定も確認 |
| AI Ultra 20x | 32,000円 | 同上。必要な利用量で判断 |
Web掲載額です。購入経路、地域、キャンペーン等で条件が異なる場合があるため、契約画面を確認してください。出典:日本向け料金ページ [7]、Spark共通ヘルプ [8]。
Spark共通ヘルプはPro/Ultraを対象に挙げ、日本を除外地域に含めていません。一方、Google OneのPro特典ページはSparkを米国・英語に限定して案内しています。日本でProを契約すれば必ずSparkが使える、と本記事では断定しません。契約前に対象アカウントの案内と提供地域を照合してください。[8][9]
Ultraの倍率は、日本向け料金ページと英語版上限ヘルプでは5倍/20倍、日本語版ヘルプには4倍/20倍の表記があります。言語別の差があるため、購入時のプラン名とアカウントの利用量表示を確認します。[10]
直接APIの料金と、AI Studioの月額特典を分ける
Pro/Ultraには、AI StudioのPlaygroundやBuild内で使えるモデルアクセス・利用枠の特典があります。一方、APIキーや外部アプリからの直接Gemini API利用は別管理です。対象者にはGoogle Developer ProgramのCloudクレジットもありますが、適用には条件があり、直接APIが月額で無制限になる制度ではありません。[5]
現行3.8 FlashのStandard単価
以下は移行先のgemini-3.8-flashに掲載されている料金です。旧3.7 IDへの転送リクエストの実請求単価を、本記事で検証した表ではありません。[4]
| 適用期間 | 入力 | 出力・思考 |
|---|---|---|
| 2026年12月31日まで | $0.75 | $3.75 |
| 2027年1月1日から | $1.50 | $7.50 |
出力料金には思考トークンも含まれます。キャッシュやグラウンディングなどの料金は別途確認してください。Batch/Flexなど別の処理区分を使う場合も、Standardの単価を当てはめず、公式料金表の対象欄を確認します。
入力100万・出力20万トークンの場合、2026年末までの掲載単価による入出力分は$0.75+$3.75×0.2=$1.50です。単価が同じでも、回答の長さや思考・ツール使用の量が変われば費用は変わります。3.8は複雑なタスクで消費トークンが増える場合があると公式が説明しています。[3]
無料枠・プリペイド・利用上限の確認
Free Tierは無料の対象モデル・上限内で使う枠です。RPMは1分あたりのリクエスト数、TPMは1分あたりの入力トークン数、RPDは1日あたりのリクエスト数を表します。実際に有効な値はAI Studioで確認してください。APIキーを増やしても、プロジェクトの枠が別々になるわけではありません。[11]
有料のプリペイドは現行ガイドで最低5米ドル相当からと案内されています。実際の最低額は地域・Tierに応じた購入画面を確認します。購入した未使用クレジットの期限は12か月です。残高がなくなっても自動で無料枠へ戻るわけではなく、対象のAPI利用が停止します。[6]
請求アカウント側のTierや上限は、紐づく複数のプロジェクトに関係します。モデル単価に加えて、プロジェクトの利用量・請求アカウントの残高・上限を一緒に見ると、費用を把握しやすくなります。
Google Cloudの300米ドルのウェルカム/無料トライアルクレジットは、現在のGemini APIの支払いには使えないと公式が案内しています。対象となる別のCloudクレジットと混同しないでください。[6]
04 これから使う人・旧IDを使っている人の手順
新規API利用は現行モデルから始める
- 入口を決めるブラウザ上で試作するならAI Studio、外部アプリに組み込むならGemini APIを選びます。AI Studio/APIの年齢・対応地域などの条件も確認します。
- 現行モデルを確認する3.7の後継を使う場合は
gemini-3.8-flashと現行ガイドを確認します。旧スクリーンショットの3.7表示を探す必要はありません。 - 利用枠と請求先を確認するAI Studioの月額特典、API Free Tier、有料APIキーのどれを使うかを確認してから試します。
- 小さな入力で確かめる出力形式・応答・使用量を確認し、用途に合うと判断してから処理量を増やします。
既存処理は、旧IDのまま動いていても確認する
旧IDへの自動転送は、処理結果まで同じに保つ保証ではありません。変更前の記録があれば、同じ入力で比較してください。過去の出力・使用量を保存していない場合、今から旧IDと新IDを比較しても、3.7と3.8の比較にはなりません。
- 3.7の指定箇所を洗い出すコード、環境変数、外部サービスの設定などで
gemini-3.7-flashを指定していないか確認します。APIキーなどの秘密情報を共有する必要はありません。 - モデルIDと設定を更新する現行ガイドに合わせてIDを変更します。思考レベル、旧サンプリング設定、会話履歴、ツール呼び出しを確認します。
- 実際の用途で出力を確認するJSONの項目、必須情報、日本語の表現、ツールの実行結果など、後続処理が必要とする条件を確かめます。
- 使用量と請求表示を確認する入力・出力・思考トークン、追加機能の料金、処理時間やエラーを確認し、運用への影響を記録します。
現行ガイドでは思考レベルはlow/medium/high、既定はmediumで、minimalは非対応です。旧thinking_budget、temperature・top_p・top_k、candidate_count、事前入力したモデルターン等も確認対象です。API方式・SDKごとの変更は公式ガイドで照合してください。[3]
移行確認メモ
利用経路: 現在のモデルID: 更新後のモデルID: 思考レベル・生成設定: 比較する入力と期待する出力: 出力形式・ツール実行の確認結果: 入力/出力/思考トークン: 追加機能の料金・請求表示: 確認日と残った問題:
用途に合う移行先を選ぶ
3.7の後継を使う人は3.8を確認します。すでに3.6を使い、必要な品質・速度・使用量を満たしている人は、現行ガイドのサポート状況を確認したうえで継続を判断できます。3.5の旧IDは3.6への転送対象なので、3.5そのものを保持する選択肢とは扱いません。
画像・音声を入力して理解する機能と、画像・音声を生成する機能は別です。画像生成、音声生成、リアルタイム音声が必要な場合は、対応するモデルやLive APIのガイドを確認してください。公式モデル一覧から必要な出力形式で選べます。
Sparkはアカウント側の提供条件から確認する
SparkではAPIのモデルIDを書き換える手順をそのまま使いません。年齢、個人アカウント、対象プラン、地域、アクティビティ保存設定を確認し、対象アカウントに表示される案内からタスクを始めます。共通ヘルプはWeb・モバイル・Macアプリを案内していますが、Proの地域表記には前述の差があります。[8][9]
05 旧Gemini 3.7 Flashの仕様・性能・画面
ここからは、3.7 Flashの発表当時の情報を確認したい人向けの記録です。旧IDで現在得られる応答の仕様や性能を保証するものではありません。
3.6を基に、コード・エージェント用途を強化したモデル
3.7 Flashは2026年8月13日に発表されたGAモデルでした。GAは一般提供の状態を示しますが、永続的な提供や旧IDによる挙動固定を約束する意味ではありません。Googleのモデルカードは、3.6を基に開発され、コーディングや複数段階の作業などを想定したモデルと説明しています。[12]
| 当時のモデルID | gemini-3.7-flash(現在は3.8へ転送) |
|---|---|
| APIの上限 | 入力1,048,576/出力65,536トークン |
| 入力と出力 | テキスト・画像・動画・音声・PDFを入力。出力はテキスト |
| 想定用途 | コード、エージェント、複合入力を扱う作業 |
| 対象外だった用途 | 画像生成・音声生成・Live API |
旧モデルガイド・モデルカードは過去の仕様を確認する資料として参照します。旧APIの入出力上限を、Sparkの1タスクあたりの保証値には転用できません。[2][12]
ベンチマークは過去の測定条件と一緒に読む
モデルカードの2026年8月のDeepSWE v1.1掲載値は、3.7が65.3%、3.6が48.6%です。元記事ではGoogleの発表ページの3.6の値49.0%との違いも記録していました。これらは当時の特定課題での評価であり、日常会話や日本語文章を含む総合的な優劣へ広げることはできません。[12]
過去のベンチマークを、旧IDを選ぶことで今も再現できる性能として紹介しないことが重要です。
旧3.7の料金記録を開く
以下は元記事が2026年8月15日に確認した掲載条件です。現在の請求計算には、そのまま使用しないでください。
| 当時の区分・期間 | 入力 | 出力・思考 |
|---|---|---|
| Free Tier | 無料 | 無料 |
| Standard・2026年末まで | $0.75 | $3.75 |
| Standard・2027年からの予定 | $1.50 | $7.50 |
| Batch/Flex・2026年末まで | $0.375 | $1.875 |
| Batch/Flex・2027年からの予定 | $0.75 | $3.75 |
無料枠には上限があり、Search/Mapsグラウンディングは対象外という案内でした。当時、将来価格が掲載されていたことは、3.7の独立した提供がその日まで継続する保証ではありません。
2026年8月15日の画面記録を開く
以下の3枚は元記事に掲載されていた画面です。現在のモデル選択肢や新規操作の案内ではありません。「3.7が見つからない」ときに、この画面を再現しようとする必要はありません。



3.7の知識カットオフは、モデルカードでは2026年3月、一部領域では実質的に2025年1月までの場合があると説明されています。これは旧モデルの記録であり、現在情報の正しさや転送先モデルの知識を保証する日付ではありません。[12]
06 利用上限と、保存・データ利用の注意点
Sparkの同時タスク数と、APIの上限は別
Spark共通ヘルプは、同時に実行できるタスクを最大15件と案内しています。これは1日の無料回数やAPIのトークン上限ではありません。Sparkの使用量は、リクエスト数や作業の複雑さなどで変わります。[8]
APIはプロジェクトに適用されるレート上限や、請求アカウント由来の条件を確認します。一律の「無料で1日何回」と決めず、利用するモデルについてAI Studioに表示される有効な上限を見てください。[11]
無償サービス・有料サービスの区分を確認する
Gemini API規約上の無償サービスでは、入力と出力が製品改善に利用され、人による確認の対象になる場合があります。機密情報・個人情報・センシティブな情報を送らないよう案内されています。有料サービスの入力・出力は製品改善には利用しないという扱いです。[13]
ただし、区分は「今回の請求額が0円だったか」だけでは決まりません。AI StudioではアクティブなCloud Billingアカウントに関連するプロジェクトへのアクセスなど、規約上の条件によってPaid Servicesとして扱われます。直接APIの場合は、アクセスするプロジェクトの請求設定を確認します。[13]
不正利用監視では、プロンプト・コンテキスト・出力を55日間保持するという説明があります。Search/Mapsの保持、Interactionsの状態保存、ファイルやキャッシュも個別の条件です。store=falseだけで、すべての保持をなくせるとは考えないでください。[14][15]
Sparkは保存設定と、タスク削除の範囲も確認する
Sparkの共通ヘルプでは、アクティビティの保存がオンであることが利用条件です。保存期間やデータ利用に納得できるかを確認してください。個人向けアプリのアクティビティは既定で18か月の自動削除で、3か月・36か月・自動削除なしへ変更できます。[8][16]
一般のGeminiアプリでは保存をオフにしても会話が最大72時間保持される説明がありますが、Sparkの「保存オン」という条件がなくなるわけではありません。タスクを削除しても、作成・変更したファイルやリモートブラウザ/コード実行環境のデータは削除されません。保存先やSparkの設定で別途管理します。[16][17]
日本語・商用利用は、用途に沿って確かめる
日本から使えること、日本語を入力すること、日本語の出力が用途に十分な品質であることは別の判断です。表記ルール、固有名詞、専門用語、必要な形式を少量の入力で確認してから運用します。
API規約ではGoogleは生成物の所有権を主張しないとしていますが、第三者の権利や利用条件まで自動的に保証される意味ではありません。APIとSparkでは適用するサービス条件も異なるため、公開・業務利用の前に出力と対象サービスの条件を確認してください。[13]
07 Gemini 3.7 Flashのよくある質問
3.7 Flashは無料で使えますか?
旧IDを指定すれば3.7に固定できますか?
できません。公式は旧IDへのすべてのリクエストを3.8へ転送すると案内しています。明示的に3.7と書いた場合も、旧モデルの挙動を保持する方法にはなりません。[2]
自動転送でAPI料金は必ず上がりますか?
今回確認した情報だけで、実請求額の増加は断定できません。移行先の公開単価に加え、思考を含むトークン量や追加機能の利用量を確認します。本記事は転送後の実請求を測定していません。
Proに加入すれば、外部アプリのAPI料金も含まれますか?
直接APIは別管理です。Pro/UltraにはAI Studioの画面内で使える特典がありますが、APIキーや外部アプリでの利用が月額で無制限になるわけではありません。対象となるCloudクレジットにも条件があります。[5]
APIを有料化した後、残高が0になれば無料枠へ戻りますか?
自動では戻りません。プリペイド残高がなくなった場合は、対象のAPI利用が停止すると公式が説明しています。無料枠へ戻す場合は、プロジェクトの請求設定を変更する案内を確認してください。[6]
Sparkや通常のGeminiアプリも同時に終了しましたか?
今回の根拠が示しているのはGemini APIの旧モデルIDの扱いです。Sparkやアプリ全体が終了したという意味にはなりません。利用できるモデルや機能は、それぞれの条件・アカウントの表示を確認してください。
3.6や3.5を使っている場合も同じですか?
gemini-flash-latestなら3.7を使えますか?
latestという名前を旧3.7の固定手段にはできません。エイリアスの対応先は公式変更履歴を確認してください。新規に3.7の後継を使う場合は、現行ガイドのモデルIDを確認します。
08 まとめ|使う場所と、次に確認する条件を決める
- 新しくAPIを使う人:3.7の後継である3.8の現行ガイドと無料枠を確認します。
- 旧3.7 IDで動かしている人:自動転送を前提にID・設定・出力・使用量を確認します。旧IDは3.7を固定する手段ではありません。
- Sparkを使いたい人:月額料金に加え、プラン別の提供地域とアカウントの案内を確認します。日本でProなら必ず利用できるとは断定しません。
- 費用を抑えたい人:公開単価だけでなく思考を含むトークン量を見ます。月額特典と直接APIの請求を分けて確認します。
まずは使いたい場所と、現在のモデル・料金を確認しましょう。APIなら現行ガイドと利用量、Sparkならプランと提供条件が出発点です。旧3.7の記録は、過去の性能や仕様を調べるときに参照してください。
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