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OpenAIのリリースノートと、ヘルプセンターの「Connected apps in ChatGPT」・「Connecting and managing app accounts in ChatGPT」、Appleサポートの「アプリ用パスワードを使う」で確認しています(確認日:2026年10月28日 日本時間)。ChatGPTの画面名は、公式ヘルプの英語表記のまま書いています。日本語表示での名前は確認できていません。
ChatGPTのiCloud連携(iCloud Mail・iCloud Calendar)は、OpenAIのリリースノートで2026年10月27日付で公開され、すべてのChatGPTプランで、Web・デスクトップアプリ・iOSから使えると案内されています。つなぐ前に「学習」「メモリ」「権限」の3つを確認し、やめるときはChatGPTとAppleの2か所で止めるのが安心です。
- ☑ ① 学習:Free・Plus・Go・Proは「Improve the model for everyone」がオンだと、iCloudから読んだ情報が学習に使われることがあります
- ☑ ② メモリ:メモリがオンだと、メールや予定の内容をChatGPTが覚えることがあります
- ☑ ③ 権限:最初は「Always ask」(毎回確認)から始めます
- ☑ やめるとき①:ChatGPTの Settings > Plugins で、メールとカレンダーをそれぞれ「Disconnect」
- ☑ やめるとき②:Appleの account.apple.com で、連携に使った「アプリ用パスワード」を削除
詳しくは02と06で説明します。ChatGPTで切断しても、Apple側のパスワードは無効にならないと公式ヘルプに書かれています。
この記事では、ChatGPTとiCloudのメール・カレンダーを連携するとできること、つなぐ前に見ておく設定、Appleの「アプリ用パスワード」の作り方、つなぐ手順、つながらないときの確認、連携のやめ方を、OpenAIとAppleの公式情報をもとにまとめます。
こんな人におすすめ
- iPhoneやMacでiCloudメール・カレンダーを使っていて、ChatGPTとの連携が気になる人
- メールや予定をAIに読ませても大丈夫か、先に確かめておきたい人
- アプリ用パスワードの作り方や、どのアドレスを入れるかで迷っている人
- 連携を試したあと、きちんとやめる方法を知っておきたい人
01ChatGPTのiCloud連携でできること・できないこと
ChatGPTのiCloud連携は、iCloudのメール(iCloud Mail)とカレンダー(iCloud Calendar)を、ChatGPTの「プラグイン」としてつなぐ機能です。OpenAIのリリースノートでは、メールを探す、受信箱の内容を把握する、予定を確認する、カレンダーの予定を更新する、といった使い方が紹介されています。
| 項目 | 公式の案内 |
|---|---|
| できること | メールを探す、受信箱の内容を把握する、予定を確認する、カレンダーの予定を更新する |
| 含まれるもの | メール・カレンダーのどちらのプラグインにも、連絡先の読み取り専用の参照が含まれる |
| 今回の対象外 | 単独の「連絡先」「リマインダー」のプラグイン |
| メールの送信 | 公式の説明には書かれていません(公式に記載なし・未確認) |
| iCloud Drive | 公式の説明には書かれていません(公式に記載なし・未確認) |
| 使えるプラン | すべてのChatGPTプラン(会社や学校のワークスペースでは、管理者のアプリ設定に従う) |
| 使える環境 | Web、デスクトップアプリ、iOS |
| Android | リリースノートの対象に書かれていません(公式に記載なし・未確認) |
公式ヘルプでは、世界で順次展開中とされています。まだ表示されない場合は、少し時間をおいて確かめてください。また、アプリの利用は、ChatGPTのプランの利用上限に数えられることがあるとも書かれています。
出典:OpenAI「ChatGPT release notes」、OpenAI Help Center「Connected apps in ChatGPT」、OpenAI Help Center「Connecting and managing app accounts in ChatGPT」
OpenAIはX(旧Twitter)の公式アカウントでも、iCloud Mail・Calendarのプラグインの提供を告知しています。
出典:OpenAI(@ChatGPT)のX投稿(2026年10月28日 2:51 日本時間)。公式アカウントの告知
ChatGPTのプラグイン全体の仕組みはChatGPTプラグインの記事で、GoogleのGmail・カレンダーをつなぐ場合はGoogleアカウント連携の記事で説明しています。この記事はiCloudに絞ります。
02つなぐ前に確認する3つの設定|学習・メモリ・権限
メールやカレンダーには、仕事の予定や家族の連絡、買い物の記録など、個人的な内容が多く入っています。つなぐ前に、次の3つを確認しておきます。
① 学習に使われるか|「Improve the model for everyone」
公式ヘルプによると、Free・Plus・Go・Proでは、「Improve the model for everyone」の設定がオンの場合、アプリから読んだ情報がモデルの学習に使われることがあります。Business・Enterprise・Eduでは、初期設定では学習に使われません。
この設定は、ChatGPTの Settings > Data controls にあります(Webはアカウントのメニューから Settings、iOSはサイドバーのプロフィールアイコンから Settings)。学習に使われたくない場合は、つなぐ前にオフにしておきます。日本語表示での項目名は確認できていないため、英語名で書いています。
② メモリに残るか
メモリがオンだと、ChatGPTがアプリから読んだ情報を覚えることがあります(アプリ側が制限している場合を除く)。また、ChatGPTがWeb検索をするとき、アプリから読んだ情報を検索の言葉に使うことがある、とも書かれています。メモリの確認や削除のしかたはメモリ・カスタム指示の記事で説明しています。
③ 権限は「Always ask」から始める
アプリの権限(App permissions)は、ChatGPTがいつ確認してから動くかを決める設定です。
| 選択肢 | ChatGPTが確認するタイミング |
|---|---|
| Always ask | 読み取りや操作の前に、毎回確認する。最初はここから |
| Allow read actions | 読み取りは確認なしで進む |
| Allow low-risk actions | リスクの低い操作は確認なしで進む。重要な操作は承認が必要になったり、断られたりする |
| Allow all actions | 確認なしで操作が進むことがあり、危険度が高いと公式に書かれている。対象のアプリやアカウントだけで選べ、アカウント全体の設定には出ない |
注意したいのは、権限を変えても、アプリが見られる範囲は変わらないことです。権限は「確認するタイミング」だけを変えます。アクセスそのものをなくしたいときは、06の手順で切断します。
出典:OpenAI Help Center「Connected apps in ChatGPT」、OpenAI Help Center「Data Controls FAQ」
一般的な注意として、届いたメールの中に、AIへの指示のような文が隠されていることがあります。AIにメールを読ませるときのリスクと備えは、メール経由の隠し指示の記事にまとめています。メールを読ませたあと予定の更新などを頼むときは、承認の画面で内容を確かめてから進めます。
03Appleの「アプリ用パスワード」を作る
ChatGPTとiCloudをつなぐときは、Appleの「アプリ用パスワード」を使います。ふだんAppleにサインインするパスワードは使いません。OpenAIの公式ヘルプでも、通常のAppleのパスワードを使わないこと、パスワードを会話に貼らないことが案内されています。
作る前に|2ファクタ認証が必要
アプリ用パスワードを作るには、Apple Accountが2ファクタ認証で守られている必要があります。
作り方
- account.apple.com で、Apple Accountにサインインします。
- 「サインインとセキュリティ」で「アプリ用パスワード」を選びます。
- 「アプリ用パスワードを作成」を選び、画面の手順に従います。
表示されたパスワードは、このあとChatGPTの接続画面に入力します。ChatGPTのチャット欄には貼らないでください。
知っておきたい2つの決まり
- アプリ用パスワードは、最大25個まで持てます。
- Apple Accountのパスワードを変更・リセットすると、アプリ用パスワードはすべて自動的に消去されます。その場合は作り直しが必要です(05)。
出典:Appleサポート「アプリ用パスワードを使う」、OpenAI Help Center「Connecting and managing app accounts in ChatGPT」
04ChatGPTにiCloudメール・カレンダーをつなぐ手順
つなぐ手順
- ChatGPTで Settings > Plugins を開き、iCloud Mail または iCloud Calendar を選びます。
- 「Install plugin」が表示されたら選びます。
- 表示に従って「Connect」を選び、接続の画面に進みます。
- アドレスと、03で作ったアプリ用パスワードを、接続の画面に入力します。
- 求められている内容と権限を確認して、接続を終えます。
公式ヘルプによると、かなり古いバージョンのiOS・Androidのアプリでは、「Plugins」ではなく「Apps」と表示されることがあります。
- ☑ メール:@icloud.com・@me.com・@mac.com で終わる、iCloudメールのアドレス
- ☑ カレンダー:主要なApple Accountのメールアドレス(iCloudメールのアドレスと違う場合がある)
- ☑ メールとカレンダーは別々につなぐ。片方をつないでも、もう片方は使えるようにならない
- ☑ パスワード欄にはアプリ用パスワードを入れる(ふだんのAppleのパスワードは使わない)
会話で使うとき
つないだあとは、ChatGPTの会話で「@」を入力してアプリを指定するか、「+」から選びます。たとえば「先週届いた予約確認のメールを探して」「来週の予定を確認して」のように頼みます。ChatGPTは、情報を読む前や操作の前に、承認を求めることがあります。何をしようとしているかを確かめてから承認してください。
出典:OpenAI Help Center「Connecting and managing app accounts in ChatGPT」、OpenAI Help Center「Connected apps in ChatGPT」
05つながらない・急に使えなくなったときの確認
iPhoneのカレンダーとChatGPTを連携したいのに、うまくつながらないときは、次の表で確かめます。
| 症状 | 考えられること・やること |
|---|---|
| Settings > Plugins に iCloud が出ない | 世界で順次展開中のため、まだ届いていない可能性があります。会社や学校のワークスペースでは、管理者のアプリ設定に従います。 |
| 「Disabled by admin」と出る | ワークスペースの管理者にアプリの確認を依頼します。 |
| カレンダーだけつながらない | カレンダーには主要なApple Accountのメールアドレスを入れます。iCloudメールのアドレスと違う場合があります。 |
| メールかカレンダーの片方しか使えない | 2つは別々のプラグインです。使えないほうも、個別につなぎます。 |
| 急に使えなくなった | Apple Accountのパスワードを変更・リセットすると、アプリ用パスワードはすべて消えます。新しいアプリ用パスワードを作り、使えなくなったほうを「Reconnect」でつなぎ直します。 |
| メールを直したのに、カレンダーが使えない | つなぎ直しも片方ずつです。メールを直しても、カレンダーは更新されません。 |
| 途中で使えなくなる | アプリの利用は、プランの利用上限に数えられることがあります。 |
新しいアプリ用パスワードを作ってつなぎ直すときも、パスワードは接続の画面に入力し、会話には貼りません。Androidのアプリで使えるかは、公式に記載がなく確認できていません。
出典:OpenAI Help Center「Connected apps in ChatGPT」、OpenAI Help Center「Connecting and managing app accounts in ChatGPT」、Appleサポート「アプリ用パスワードを使う」
06連携をやめるときは2か所で止める
公式ヘルプによると、ChatGPTでiCloudの接続を切っても、Apple側のアプリ用パスワードは無効になりません。やめるときは、ChatGPTとAppleの2か所で止めます。
ステップ1:ChatGPTで切断する(Disconnect)
- Settings > Plugins を開きます。
- iCloud Mail(または iCloud Calendar)を選びます。
- 「Connected accounts」が表示されたら、そのアカウントの「•••」を開きます。表示されない場合は「Connection」か、プラグインの「•••」を使います。
- 「Disconnect」を選びます。
メールとカレンダーの両方をつないでいた場合は、それぞれ切断します。
切断しても、これまでの会話、保存したファイル、メモリは自動では消えません。必要に応じて、それぞれ確認します。チャットやメモリに残った個人情報の確認先は、個人情報を入力してしまったときの記事にまとめています。
ステップ2:Appleでアプリ用パスワードを削除する
- account.apple.com にサインインします。
- 「サインインとセキュリティ」で「アプリ用パスワード」を選びます。
- ChatGPTの連携に使ったパスワードの横にある削除ボタンを選びます。
「すべてを消去する」を選ぶと、ほかのアプリ用のパスワードもまとめて消えます。消したパスワードを使っているアプリは、新しいパスワードでサインインし直すまで使えなくなります。同じパスワードをほかの接続にも使っていた場合は、そちらも止まることがあります。
- ☑ ChatGPTの Settings > Plugins で、メールとカレンダーの両方が切断されている
- ☑ Appleの「アプリ用パスワード」から、ChatGPT用に作ったパスワードが消えている
- ☑ 必要なら、ChatGPTのメモリやチャット履歴に残った内容も見直した
Apple Accountに身に覚えのないサインインがあるなど、乗っ取りが心配な場合は、Apple Accountの乗っ取り対策の記事の手順で確認してください。
出典:OpenAI Help Center「Connecting and managing app accounts in ChatGPT」、Appleサポート「アプリ用パスワードを使う」
07よくある質問
無料プランでも使えますか?
リリースノートでは「すべてのChatGPTプラン」で使えると案内されています。世界で順次展開中のため、まだ表示されない場合があります。
Androidのアプリでも使えますか?
リリースノートで案内されている環境は、Web、デスクトップアプリ、iOSです。Androidは記載がなく、確認できていません。
アプリ用パスワードをチャットに貼ってもいいですか?
貼らないでください。OpenAIの公式ヘルプでは、アプリ用パスワードは接続の画面に入力し、会話には貼らないよう案内されています。ふだんのAppleのパスワードも使いません。
Appleのパスワードを変えたら、どうなりますか?
アプリ用パスワードがすべて自動的に消去されるため、ChatGPTとの連携も使えなくなります。新しいアプリ用パスワードを作り、メールとカレンダーをそれぞれつなぎ直します。
Business版でも、メールの内容が学習に使われますか?
公式ヘルプでは、Business・Enterprise・Eduでは、アプリから読んだ情報を初期設定では学習に使わないとしています。Free・Plus・Go・Proは「Improve the model for everyone」がオンだと使われることがあります。
ChatGPTからメールを送ることはできますか?
公式の説明にあるのは、メールを探す・受信箱を把握する・予定を確認する・予定を更新する、までです。メールの送信は公式に記載がなく、確認できていません。
08まとめ
- ChatGPTのiCloud連携(iCloud Mail・iCloud Calendar)は、すべてのプランでWeb・デスクトップアプリ・iOSから使えると案内されています(順次展開中)。
- つなぐ前に、学習(Improve the model for everyone)、メモリ、権限(最初はAlways ask)の3つを確認します。
- つなぐときは、Appleの「アプリ用パスワード」を接続の画面に入力します。メールとカレンダーで入れるアドレスが違う場合があります。
- Appleのパスワードを変えると、アプリ用パスワードは消え、つなぎ直しが必要です。
- やめるときは、ChatGPTで切断し、Appleでアプリ用パスワードを削除する、の2か所で止めます。
更新履歴:2026年10月28日 初版(2026年10月28日時点の公式情報)。Androidへの対応や日本語表示での画面名など、公式の情報が更新されたら追記します。
参考 引用元・公式情報
確認日:2026年10月28日(日本時間)
- OpenAI「ChatGPT release notes」(2026年10月27日「iCloud Mail and Calendar plugins in ChatGPT」)
できること、すべてのプラン、Web・デスクトップアプリ・iOS - OpenAI Help Center「Connected apps in ChatGPT」
2つの別のプラグインと連絡先の読み取り、順次展開とワークスペースの設定、対象外のプラグイン、接続の流れ、@と+、権限の選択肢と注意、メモリ・Web検索・学習での扱い、利用上限、古いアプリの表示 - OpenAI Help Center「Connecting and managing app accounts in ChatGPT」
iCloudの接続(アドレス、アプリ用パスワード、別々の接続)、つなぎ直し、切断の手順、切断しても消えないもの、Apple側のパスワードは別に無効化が必要なこと - OpenAI Help Center「Data Controls FAQ」
Improve the model for everyone の場所 - Appleサポート「アプリ用パスワードを使う」(公開日:2025年10月22日)
2ファクタ認証が必要なこと、作成と削除の手順、最大25個、パスワード変更・リセットで自動的に消去されること - OpenAI(@ChatGPT)のX投稿(2026年10月28日 2:51 日本時間)
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