COMPARE / 2026.08
並列化の可否ではなく、監督する場所で選ぶ。
CodexとGoogle Antigravityは並列作業に対応し、IDE・Worktree・Cloud中心ならCodex、専用画面で複数エージェントを統括するならAntigravity 2.0が候補です(2026年8月3日確認)。Antigravity 2.0はIDEではなく、Antigravity IDEと併存する別の操作面です。料金は固定月額だけで比べず、契約に含まれる利用枠と従量課金を分けて判断します。
- CodexとGoogle Antigravityの違いを、開発環境・自律性・料金の3軸で知りたい人
- Antigravity 2.0・IDE・CLI・SDKを混同せずに選びたい人
- 向く条件だけでなく、制限や導入を保留する条件も確認したい人
CodexとGoogle Antigravityはどっち?30秒結論
CodexもWorktreeやCloudで作業を並列化できますが、Google Antigravity 2.0は複数エージェントを専用画面から統括する設計を中心にしています。
最初に決めるべきなのは、並列化できるかではなく「人がどこから作業を監督したいか」です。CodexはLocal・Worktree・Cloudという実行場所を選び、Google Antigravityは2.0・IDE・CLI・SDKという製品面を目的別に選びます。
出典:OpenAI公式「Codex environments」/Google Antigravity公式製品ページ(2026年8月3日確認)以下は公式の優劣判定ではなく、公開仕様から導いた筆者の判断基準です。リポジトリと実行場所を軸に監督するならCodex、エージェント群を専用の司令面から監督するならGoogle Antigravityを先に検討します。
CHOOSE CODEX
既存の開発場所を残す
IDE、CLI、デスクトップ、クラウドを使い分けつつ、リポジトリ中心で進めたい場合。
CHOOSE ANTIGRAVITY
複数の仕事を俯瞰する
複数エージェントへ仕事を配り、進行状況を1つの司令面から管理したい場合。
HOLD
価格だけで決めない
必要な実行面、地域、契約、データ条件が未確認なら、課金前に公式条件を照合する。
開発環境はどう違う?製品面と実行場所
Codexは実行場所をLocal・Worktree・Cloudから選び、Google Antigravityは2.0・IDE・CLI・SDKを別の製品面として使い分けます。
CodexはOpenAIが提供するコーディングエージェントで、Google AntigravityはGoogleが提供するエージェント製品群です。どちらも製品名であり、製品内で選ぶGPT・Gemini・Claudeなどのモデル名とは分けて扱います。
ここでいう製品面とは、同じブランドの中で利用者が実際に操作する入口です。CodexはIDE拡張やCLIからローカル作業へ入り、必要に応じて分離したWorktreeやホスト型のCloudへ移せます。
出典:OpenAI公式の実行環境説明/Codex CLI公式ドキュメント/Codex IDE公式ドキュメント(2026年8月3日確認)Google Antigravityで最も誤解しやすいのは、Antigravity 2.0とAntigravity IDEの関係です。公式発表では2.0は複数エージェントを扱うスタンドアロンの操作面で、IDEを内包しません。一方、Antigravity IDEは別の入口として提供が続いています(2026年8月確認)。
出典:Google公式「Introducing Google Antigravity 2.0」/Google Antigravity公式製品一覧Codex全体の入口はCodexの料金・無料範囲・始め方をまとめて確認する記事、Google側の製品面はAntigravityの製品面と基本的な使い方を詳しく確認する記事で個別に掘り下げています。
表は横にスクロールできます
| 判断軸 | Codex | Google Antigravity | 読者の判断 |
|---|---|---|---|
| 中心の考え方 | 同じ開発作業をLocal・Worktree・Cloudへ配置する | 目的に応じて2.0・IDE・CLI・SDKを選ぶ | 場所の連続性ならCodex、製品面の分業ならAntigravity |
| 既存IDE | IDE拡張でエディターに接続 | Antigravity IDEを利用。2.0本体とは別 | 「2.0をIDEとして導入する」という前提は置かない |
| ターミナル | Codex CLI | Antigravity CLI | ターミナルだけでは決まらないため、認証と並列管理も比較 |
| 分離作業 | Worktreeで現在の作業から分ける | 2.0で複数エージェントの仕事を分けて管理 | Gitの作業分離か、エージェント群の統括かで選ぶ |
| 組み込み | Codexの各実行面とAPIキー認証を用途別に選択 | Antigravity SDKで独自エージェント開発へ接続 | 一般向け画面と開発者向け組み込みを同一料金と考えない |
自律性はどこで決まる?エージェントと人の役割
CodexとGoogle Antigravityの自律性は、回答の長さではなく、並列数・継続実行・権限・人の承認位置という4条件で比較すると判断できます。
自律性とは、エージェントが人の逐次指示なしに、許された範囲で作業を分解・実行・継続できる度合いです。自律性が高いことと、無監督で安全に動かせることは同じではありません。
Codexはサンドボックスと承認設定によって、ファイル・コマンド・ネットワークへの境界を調整します。Google Antigravityは2.0で複数エージェントとサブエージェントをまとめ、継続作業や予定された作業を管理する方向が強く示されています(2026年8月確認)。
出典:OpenAI公式「Agent approvals & security」/Google公式Antigravity 2.0発表/Antigravity公式Settings筆者の判断では、エージェントを増やす前に「失敗したとき誰が止めるか」を決めるべきです。権限・ツール・実行ループの基礎は、モデルを動かす権限・ツール・実行ループの仕組みを確認する記事で整理しています。
表は横にスクロールできます
| 自律性の軸 | Codex | Google Antigravity | 向く判断 |
|---|---|---|---|
| 並列性 | WorktreeやCloudで作業を分離 | 2.0で複数エージェントを俯瞰 | 複数担当の一覧管理を重視するならAntigravity |
| 継続実行 | 選んだ実行環境の範囲でタスクを進行 | バックグラウンドや予定作業を含む管理を重視 | 時間をまたぐ管理方法まで確認して選ぶ |
| 権限境界 | サンドボックスと承認設定を明示 | 設定・契約・実行面ごとの権限を確認 | 細かな承認境界を先に設計するならCodexを比較しやすい |
| 人の役割 | 差分・実行・承認をリポジトリ単位で見る | 複数エージェントへの配分と進捗を上位から見る | 実装者として伴走するか、指揮者として配分するかで選ぶ |
料金・無料枠・モデルはどう選ぶ?
CodexはChatGPT契約内の利用枠とAPI従量課金を分け、Google AntigravityはIndividualとGoogle AI契約・組織向け条件を分けて比較します。
料金で最も避けたいのは、サブスクリプションとAPI従量課金を足し合わせずに同じものとして比べることです。無料枠があっても、固定されたメッセージ数や生成回数を意味するとは限りません。
Codexの公式料金ページでは、Freeは$0/月、Goは$8/月、Plusは$20/月、Proは$100/月からと記載されています。Businessは年払いで$20/ユーザー/月、月払いで$25/ユーザー/月、2ユーザー以上が条件です(いずれも2026年8月3日確認)。原通貨の米ドルで示し、地域・税・決済経路による差があり得るため円換算は行いません。
出典:OpenAI Codex公式料金情報(2026年8月3日確認)Antigravity Individualは公式料金ページで$0と表示されています(2026年8月3日確認)。Google AI Pro・Ultraの日本向け正確な契約価格は、公式の日本向けプラン画面で最終確認する必要があるため、本記事では未確認の円額を掲載しません。
出典:Google Antigravity公式料金ページ/Google AIプラン日本向け公式ページ(2026年8月3日確認)表は横にスクロールできます
| 利用経路 | 支払いの考え方 | 上限の読み方 | 判断 |
|---|---|---|---|
| Codex 個人向けChatGPT認証 |
Free $0/月、Go $8/月、Plus $20/月、Pro $100/月から | プラン、モデル、作業内容などで変化し得る | 既存のChatGPT契約を使う人向け |
| Codex Business |
年払い $20/ユーザー/月、月払い $25/ユーザー/月。2ユーザー以上 | 個人契約と異なる管理・データ条件を含む | 組織利用はEnterprise・Eduも含めて別評価 |
| Codex APIキー認証 |
APIモデル別の従量課金 | ChatGPT契約の利用枠とは別 | 費用をAPI使用量として管理する人向け |
| Antigravity Individual |
$0(2026年8月3日確認) | 固定回数ではなく公式Plansの現行条件を確認 | 個人で入口を確かめる人向け |
| Antigravity Google AI Pro・Ultra |
Google AI契約に付随する条件を確認 | 地域・契約・現行特典で変わり得る | 日本の円額は契約画面で確認してから判断 |
| 組織向け | 個人契約と分けて企業・組織向け条件を確認 | 管理、データ、使用量、契約条件が異なる | 個人向け価格だけで稟議しない |
Codex側の契約候補はCodexの無料範囲とChatGPT各プランの違いを確認する記事、使い切り方の考え方はCodexの残量・リセット・追加クレジットの仕組みを確認する記事へ分けています。
モデル名も料金と同様に変わりやすい情報です。現行の選択肢と、旧モデル・終了予定を同じ列へ混ぜずに確認します。
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| 製品 | 現行ドキュメントの選択肢 | 旧モデル・変更予定 | 本文での扱い |
|---|---|---|---|
| Codex | GPT-5.6 Sol、GPT-5.6 Terra、GPT-5.6 Luna。GPT-5.3-Codex-SparkはProでresearch preview | GPT-5.4とGPT-5.4 miniはChatGPT認証で2026年8月31日に終了予定。GPT-5.2とGPT-5.3-Codexは同認証ですでにdeprecated。APIキー利用は別扱い | 作業面で選べる表示を公式Modelsで再確認 |
| Google Antigravity | Gemini 3.6 Flash、Gemini 3.5 Flash、Gemini 3.1 Pro、Claude Sonnet 4.6 Thinking、Claude Opus 4.6 Thinking、GPT-OSS-120b | 現行Modelsページだけでは、過去に提供された全モデルの履歴を網羅できない | 掲載中の選択肢だけを現行として扱い、旧モデル一覧は断定しない |
始める前の確認|対応OS・アカウント・認証
CodexとGoogle Antigravityを始める前に、利用する製品面、認証方法、端末・地域・年齢・組織ポリシーの順で確認すると契約違いを防げます。
「Webで使える」「アプリがある」という一言だけでは、必要な開発面へ到達できるとは限りません。一般向けチャット、IDE、CLI、クラウド実行、SDKは別々に確認します。
CodexはChatGPTアカウントとAPIキーの認証経路を分けており、iOSなどから進行中のセッションへ接続するRemoteも独立した機能です。Google Antigravityは公式DownloadページでIDEなどの現行配布先を確認し、2.0・CLI・SDKを同じアプリと考えないようにします(2026年8月確認)。
出典:OpenAI公式Authentication/OpenAI公式Remote connections/Google Antigravity公式Download-
入口を1つ選ぶ
既存IDE・CLI・CloudならCodex、複数エージェントの司令面ならAntigravity 2.0、エディターならAntigravity IDEと書き分ける。
-
認証と提供条件を確認する
ChatGPTまたはAPIキー、Googleアカウントまたは組織契約を区別し、端末・OS・地域・年齢の現行条件を公式ページで照合する。
-
データ境界を決める
個人コードか顧客データかを分け、学習利用、保存・削除、管理者設定、商用条件を契約主体ごとに確認する。
Codexを既存エディターへ入れる場合はVS Code・Cursor・WindsurfでCodexを始める手順、ホスト環境へ任せる場合はGitHub連携と並列タスクを使うCodex Cloudの始め方へ進むと、入口を混同しにくくなります。
用途別|CodexとGoogle Antigravityの選び方
Codexは既存リポジトリを同じ開発導線で進める用途、Google Antigravityは独立した複数タスクをエージェントへ配分する用途で選び分けます。
用途別比較では、製品の機能数ではなく「人が一度に見たい仕事の単位」を揃えます。1つの差分を深く確認する仕事と、複数の独立タスクを同時に監督する仕事では、便利な画面が異なります。
次の表は公式のランキングではなく、公開されている実行面と管理方法を基にした筆者の判断マトリクスです。どちらにも決め切れない場合は、Claude CodeやCursorも含めてAIコーディングエージェントを選び直す記事へ戻る方が合理的です。
表は横にスクロールできます
| 読者の状況 | 先に選ぶ候補 | 判断の理由 | 保留条件 |
|---|---|---|---|
| 慣れたIDEと1つの既存リポジトリで進める | Codex | IDE・CLI・Worktree・Cloudを同じリポジトリ文脈で選べる | 複数エージェントの一覧統括が主目的なら再比較 |
| 独立した複数タスクを同時に配る | Google Antigravity 2.0 | 複数エージェントを指揮する操作面が中心 | IDE自体が必要ならAntigravity IDEも別に確認 |
| ターミナル中心でローカル作業する | Codex CLI/Antigravity CLIを再比較 | 両者にCLIがあり、入口だけでは決まらない | 認証、モデル、権限、課金経路を確認するまで保留 |
| CI・組織管理・顧客データを扱う | 組織向け契約を個別評価 | 個人向け機能より管理・保持・監査条件が優先 | 個人向け無料枠だけで採用を決めない |
| 支出上限を先に固定したい | 契約画面の上限を確認してから選ぶ | 利用枠と従量課金が混在し、固定回数を置けない | 正確な上限が確認できない間は課金を保留 |
CodexとGoogle Antigravityの制限と向かない人
CodexもGoogle Antigravityも、必要な製品面・地域・支払い上限・データ条件を公式情報で確定できない人は、導入をいったん保留するのが妥当です。
非推奨条件は、製品の欠点を並べるためではありません。自分の前提と公式の提供範囲がずれているときに、課金や移行を止めるための判断装置です。
以下は筆者の判断基準です。公式が「使うべきではない人」を示したものではありません。
データの学習利用を止める設定と、チャットやファイルの保存・削除は別の条件です。OpenAIは一般向けのData Controls、ChatGPTの保持条件、Codexチャットの削除方法、Businessデータの扱いを別ページで案内しています。Google Antigravityも個人向け規約とEnterprise条件を分け、契約主体ごとに照合します。
出典:OpenAI Data Controls FAQ/ChatGPTの保持条件/Codexチャットの削除方法/Google Antigravity利用規約(2026年8月3日確認)CODEXを急がない
- 複数エージェントを1つの専用司令面で俯瞰することが最優先
- ChatGPT契約とAPI従量課金の区別をせず、単一料金だと考えている
- 承認・サンドボックス・ネットワーク境界を決めずに自動実行したい
ANTIGRAVITYを急がない
- Antigravity 2.0をIDEそのものだと考えている
- 日本で追加AIクレジットを購入できる前提で運用費を組んでいる
- 画面全体の日本語化が公式に保証されていることを必須条件にする
両方を保留する
- 顧客データの学習利用・保持・削除条件を契約主体ごとに確認していない
- 月間支出または利用上限を正確に固定する必要がある
- 出力の商用利用を条件なしで保証してほしい
エディター込みで比較し直すならエディターごと選び直すCodexとCursorの比較、ターミナル中心ならCodexとClaude Codeの比較が次の候補です。
CodexとGoogle Antigravityのよくある質問
CodexとGoogle Antigravityの契約前に残りやすい疑問は、日本語UI・SDK・APIキー認証・商用条件を分けると解消できます。
FAQは公式ページの記載と、初心者が契約・導入時に迷いやすい点から整理しています。検索需要の順位は調査対象外とし、掲載順は判断への影響が大きい順です。
CodexとGoogle Antigravityは日本語UIに対応していますか?
CodexとGoogle Antigravityの全製品面が完全な日本語UIを提供するとは、確認した公式ページだけでは断定できません。
日本語で指示できること、設定画面が日本語化されていること、全機能が同じ表記で提供されることは別です。本記事では「日本語入力が可能」から「完全な日本語UI対応」を推測しません。Codex IDE公式ドキュメント/Google Antigravity公式Settings(2026年8月3日確認)
Antigravity SDKは一般向けチャットAPIと同じですか?
Antigravity SDKはエージェントを構築・統合するための開発面であり、一般向けチャット画面や一律のホスト型API料金と同一ではありません。
SDKの配布物、接続先、実行費用、組織向けサービスを分けて設計します。Google公式Antigravity SDK発表(2026年8月3日確認)
CodexをAPIキーで認証すればCloudやGitHub連携も使えますか?
CodexのAPIキー認証はCLI・SDK・IDE拡張向けの料金経路であり、ChatGPT認証に含まれるCloud機能やGitHub連携と同じ利用範囲ではありません。
APIキーを設定しただけでChatGPT契約側のCloud機能が付与されるとは考えず、利用したい製品面ごとに認証条件を確認してください。Codex公式料金情報/Codex公式Authentication(2026年8月3日確認)
CodexやGoogle Antigravityの出力は商用利用できますか?
CodexとGoogle Antigravityの出力を、契約・第三者権利・ライセンスを無視して無条件に商用利用できるとは言えません。
利用規約、入力したコードの権利、生成物に含まれる第三者コード、採用する依存関係を個別に確認します。OpenAI利用規約/Google Antigravity利用規約(2026年8月3日確認)。一般的な確認点は生成AIの出力を商用利用する前の確認点を整理する記事へ進んでください。
まとめ|監督方法・実行場所・課金方式で選ぶ
CodexとGoogle Antigravityの差は並列化の可否ではなく、人がリポジトリと実行場所を監督するか、専用画面からエージェント群を監督するかにあります。
既存IDE・CLI・Cloudを軸に1つのリポジトリを進めるならCodex、独立した仕事を複数エージェントへ配るならGoogle Antigravity 2.0が第一候補です。Antigravity 2.0をIDEと混同せず、CodexのChatGPT枠とAPI従量課金も分けてください。
次に取る行動は1つです。自分が使いたい「監督方法」「実行場所」「支払い経路」を1行ずつ書き、該当する公式料金ページと提供条件を開いてから導入を決めてください。
引用元・参考情報
本記事の比較は、OpenAIとGoogleが2026年8月3日時点で公開していた一次情報だけを根拠として使用しています。
本文で実際に根拠として使ったページを、記事内の対応内容とともに整理します。料金・モデル・提供状況は更新されるため、公開後も同じURLで変更を確認します。
OpenAI公式
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- Google Antigravity利用規約
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