CODE REVIEW / DIFF WORKFLOW
差分を、マージ前に見直す。
Codexでコードレビューする方法は、コミット前なら/review、設定済みのGitHub PRを一度確認するなら@codex review、新しいPRを自動確認するならAutomatic reviewsです。ローカルレビューは作業ツリーを変更せず、GitHubレビューはPRのdiffへレビュー結果を投稿します。
こんな人におすすめ
- コミット前のGit差分を確認したい人
- GitHub PRへCodexのレビューを1回だけ追加したい人
- 新しいPRのレビューを継続運用する条件を決めたい人
Codexのコードレビューは3つの方法のどれを選ぶ?
Codexのコードレビューは、筆者の判断基準では、コミット前なら/review、PRを一度確認するなら@codex review、新しいPRを自動確認するならAutomatic reviewsを選びます。
判断軸は「変更がまだローカルにあるか」「すでにPRになっているか」「今後の新規PRにも同じ確認を続けるか」の3点です。最初から自動化するのではなく、レビュー対象と運用頻度が固まってから範囲を広げると、設定だけが先行する状態を避けられます。
decision.log
最初はローカル差分か既存PRの1件を手動で確認し、同じ観点を継続する必要が見えた場合だけAutomatic reviewsへ広げます。
コミット前の変更
staged・unstaged・untracked、またはベースブランチとの差分を確認します。
選択:/review
既存PRを1回確認
対象リポジトリで設定を済ませ、PRコメントからレビューを依頼します。
選択:@codex review
新規PRを継続確認
新しいPRがレビュー対象として開かれたときにレビューを投稿します。
選択:Automatic reviews
筆者の判断基準です。各機能の公式な対象と起動条件は、OpenAI公式Code ReviewガイドとGitHub Code Reviewガイドを根拠にしています(2026年8月確認)。
CodexのCode Reviewは何を確認する機能?
CodexのCode Reviewは、選択したGit差分またはGitHub PRのdiffを確認する機能で、モデル名や脆弱性診断専用機能ではありません。
Codexは、OpenAIが提供するコーディングエージェントです。diffとは、変更前と変更後のコード差分です。名称が似ているAutomatic reviews、Auto-review、Codex Securityは目的と起動条件が異なるため、同じ「自動レビュー」としてまとめないことが重要です。
Code Reviewはモデル名ではない
Code Reviewとは、Codexがコード変更を読み、優先度付きの指摘を返すワークフローです。GPTシリーズなどのモデル名称とは別であり、レビュー機能の説明から内部モデルを推定することはできません。
ローカルではレビュー用モデルを別に設定できますが、GitHub Code Reviewが使用するモデル名は公式に明記されていません。モデルの非公表部分は、次の料金・プランの章で分けて扱います。
ローカルレビューとGitHubレビューでは対象が異なる
ローカルレビューは、開いているGitリポジトリの選択済み差分を対象にします。ChatGPTデスクトップアプリ、Codex CLI、Codex IDE拡張では/reviewを利用でき、レビューだけでは作業ツリーを変更しません。
GitHub Code ReviewはPRのdiffを読み、GitHubの標準レビューとして結果を投稿します。GitHub上では高優先度のP0・P1だけを指摘する仕様です(2026年8月確認)。OpenAI公式のローカルレビュー説明とGitHubレビューの公式説明で対象が分けられています。
Automatic reviews・Auto-review・Codex Securityを分ける
Automatic reviewsは、新しいGitHub PRをレビュー対象として開いたときにレビューを投稿するCode Reviewの設定です。一方、Auto-reviewは、サンドボックス境界を越える承認要求を人間の代わりに別エージェントが審査する機能です。
Codex Securityは、脅威モデルやリポジトリ文脈を用いて脆弱性を探し、確認し、修正へつなげるセキュリティ機能です。通常の差分レビューを「脆弱性診断」と言い換えないようにします。Auto-review公式ガイド、Codex Security公式ガイド
GitHub Actionは組み込み自動レビューとは別の方法
Codex GitHub Actionは、openai/codex-action@v1とAPIキーを使い、任意のGitHub EventsからCodex CLIを実行するCI/CD向けの方法です。Codex設定で有効にするAutomatic reviewsとは、設定場所、課金経路、トリガー制御が異なります。
PRの更新時や再オープン時など、イベントをワークフロー側で明示したい場合に検討できます。Actionの具体的なYAMLは本記事の範囲外です。Codex GitHub Action公式ガイド
Codex全体の入口とCLI・IDE・Cloudの選び方を確認する場合は、総合ガイドへ進んでください。
表は横にスクロールできます。
| 機能 | 確認対象 | 起動方法 | 主な役割 |
|---|---|---|---|
/review |
ローカルのGit差分 | アプリ・CLI・IDE | コミット前確認 |
@codex review |
既存のGitHub PR diff | PRコメント | 1回のPRレビュー |
| Automatic reviews | 新しくレビュー対象として開くPR | Codex設定 | 新規PRの自動確認 |
| Auto-review | 権限境界を越える承認要求 | 承認ポリシー設定 | コードレビューではない |
| Codex GitHub Action | ワークフローで指定したリポジトリ文脈 | GitHub Events | 独自CI自動化 |
| Codex Security | 脆弱性候補とセキュリティ文脈 | プラグイン・CLI・SDK・Cloud | セキュリティ診断 |
料金・プラン・モデルで使える範囲はどこまで?
CodexのGitHub Code Reviewは、2026年8月確認時点で対象ChatGPTプランのクラウド機能であり、APIキー認証では利用できません。
ローカルレビューとGitHubレビューでは、利用できる認証方法と消費する利用枠が違います。Codex全体がプランに含まれることと、特定のCode Review機能が使えることを分けて確認します。
ChatGPTプランとAPIキーでは課金先が違う
ChatGPT認証は対象プランに含まれるCodex利用枠を使い、APIキー認証はOpenAI Platformのトークン従量課金を使います。APIキー認証はローカルのデスクトップアプリ、CLI、IDE拡張で利用できますが、GitHub Code Reviewなどのクラウド機能は利用できません。
サブスクリプション料金とAPI料金は別会計です。APIキーへ切り替えてもChatGPTプランの残量が増えるわけではありません。Codex公式Authenticationガイド、OpenAI API公式料金ページ
GitHub組み込みレビューは対象プランを確認する
OpenAIの機能比較では、ローカルCode ReviewはPlus・Pro・Business・Enterprise・API Key、GitHub Code ReviewとAutomatic PR reviewsはPlus・Pro・Business・Enterpriseに掲載されています(2026年8月確認)。API KeyではGitHubの組み込みレビューを利用できません。
Free・GoにもCodex全体は含まれますが、Code Reviewの機能比較表にはFree・Goの列がありません(2026年8月確認)。本記事では利用可能・利用不可のどちらにも補完せず、「公式比較で確認できず」と表示します。OpenAI公式Codex料金・機能比較
固定レビュー回数は公開されていない
GitHubで実行する@codex reviewとAutomatic reviewsはCode Review usageとして扱われ、ローカルまたはGitHub外のレビューは一般利用枠を消費します(2026年8月確認)。一方、公式料金ページから固定のCode Review回数は確定できません。
そのため「1日何回」「無制限」とは書けません。残量、リセット時刻、追加クレジットまで判断したい場合は、Codexの残量・リセット時刻・追加クレジットを確認する記事へ進んでください。
ローカルではreview_modelを指定できる
ローカルレビューでは、config.tomlのreview_modelへ別モデルを設定できます。レビュー用モデルを固定しなければならないわけではなく、現在のセッションと分けたい場合の設定です。
GitHub側の使用モデルは公表されていない
GitHub Code Reviewが内部で使うモデル名は、確認した公式Code Reviewページとモデルページに明記されていません(2026年8月確認)。ローカルのreview_modelがGitHubレビューにも適用されるとは書きません。
モデル一覧は変化が速く、コードレビュー方法を選ぶ検索意図からも外れるため、本記事では現行・旧モデルの全一覧を扱いません。Codex公式Modelsガイド
Codexの無料範囲・月額プラン・API課金を詳しく比較する場合は、料金専用記事を確認してください。
表は横にスクロールできます。
| プラン・認証 | 公式掲載価格 | ローカルCode Review | GitHub/Automatic reviews |
|---|---|---|---|
| Free | 0米ドル/月 | 公式比較で確認できず | 公式比較で確認できず |
| Go | 8米ドル/月 | 公式比較で確認できず | 公式比較で確認できず |
| Plus | 20米ドル/月 | 掲載あり | 掲載あり |
| Pro | 100米ドル/月から | 掲載あり | 掲載あり |
| Business | 20米ドル/ユーザー/月・年払い 25米ドル/ユーザー/月・月払い |
掲載あり | 掲載あり |
| Enterprise・Edu | 問い合わせ | 掲載あり | 掲載あり |
| API Key | モデル別トークン従量課金 | 掲載あり | 利用不可 |
ローカル差分を/reviewで確認するには?
Codexのローカルレビューは、2026年8月確認時点で、Gitリポジトリ内の/reviewから未コミット変更・ベースブランチ差分・特定コミットを選びます。
対象を広げるほどよいわけではありません。コミット前なら未コミット変更、ブランチ全体ならベースブランチとの差分というように、今判断したい変更単位へ絞ります。
Git管理されたプロジェクトを開く
/reviewは、開いているプロジェクトがGitリポジトリ内にある場合に表示されます。ChatGPTデスクトップアプリのレビュー領域もGitリポジトリを前提とし、未作成ならGitリポジトリの作成を促します。
IDE拡張で始める場合は、VS Code・Cursor・WindsurfでCodexを始める方法を先に確認できます。インストールと認証は本記事で繰り返しません。
差分の種類からレビュー範囲を決める
未コミット変更のレビューには、staged、unstaged、untrackedのファイルが含まれます。stagedは次のコミットへ登録した変更、unstagedはまだ登録していない変更、untrackedはGitが追跡していない新規ファイルです。
ベースブランチとの差分は、現在のブランチと選択したブランチの分岐点から変更を確認します。特定コミットを選ぶ場合は、そのコミットの変更セットだけを対象にできます。
CLIではcodex reviewを非対話で実行する
codex reviewは公式コマンド一覧でStableとされ、レビュー対象を1つ指定して非対話で実行できます。自動化や同じ条件の繰り返しには、対話型の/reviewより対象が明確です。
CLIをまだ導入していない場合は、Windows・macOSでCodex CLIを導入する手順へ進んでください。OS別導入、ChatGPT認証、APIキー認証はそちらで扱います。
指摘を確認してから必要な修正だけ依頼する
Codexはレビューを実行しただけでは作業ツリーを変更しません。まず指摘の根拠と対象行を確認し、採用する指摘だけを選んで修正を依頼します。
修正を依頼すると、通常のサンドボックスと承認設定が適用されます。「レビュー」と「修正」を分けることで、指摘を確認せず変更まで進める状態を避けられます。OpenAI公式Code Reviewガイド
表は横にスクロールできます。
| 確認したい変更 | CLIコマンド例 | 選ぶ条件 |
|---|---|---|
| 未コミット変更 | codex review --uncommitted |
コミット前の現在差分をまとめて確認する |
| ベースブランチとの差分 | codex review --base main |
ブランチ全体の変更を確認する |
| 特定コミット | codex review --commit <SHA> |
1コミットの変更だけを確認する |
| 独自の確認条件 | codex review "<review instructions>" |
観点や対象を文章で限定する |
GitHub PRを@codex reviewで確認するには?
CodexのGitHub Code Reviewは、2026年8月確認時点で、Codex cloudとCode reviewを有効にし、PRコメントへ@codex reviewと入力して実行します。
GitHub上の手動レビューは、既存PRへもう1回の確認を追加したい場合に向きます。Automatic reviewsを有効にする前に、1件のPRで指摘内容とリポジトリ規則の相性を確認する入口にもできます。
Codex cloudとCode reviewを有効にする
対象リポジトリでCodex cloudを設定し、Codex settingsからそのリポジトリのCode reviewを有効にします。リポジトリ固有のレビュー規則を使わない場合、AGENTS.mdは開始条件ではありません。
GitHub連携、環境設定、権限、シークレットまで確認する場合は、GitHub連携とCodex Cloudの初期設定を確認する記事へ進んでください。
PRコメントへ正確なトリガーを入力する
手動レビューのトリガーは@codex reviewです。Codexは目の絵文字で反応した後、GitHubの標準レビューとして結果を投稿します。
反応がない場合に似た文言へ書き換えるのではなく、まず正確なトリガー、リポジトリ設定、Codex cloudの順に確認します。OpenAI公式GitHub Code Reviewガイド
確認したい観点をコメントに追加する
一度だけ特定観点へ絞る場合は、トリガーの後ろへ条件を追加できます。公式例では@codex review for security regressionsのように、セキュリティ上の後退へ焦点を当てています。
毎回必要なリポジトリ固有条件はPRコメントへ繰り返さず、Automatic reviewsの章で扱うAGENTS.mdへ分けます。単発条件と恒久ルールを混ぜないことが、レビューのノイズを抑える判断基準です。
P0・P1の指摘から修正対象を選ぶ
GitHub上のCodexは、P0・P1の高優先度問題だけを指摘します(2026年8月確認)。軽微な整形やlintまで同じレビューへ集めるのではなく、重大なリスクの追加確認として扱います。
指摘後は、必要な項目に対して@codex fix the P1 issueのように修正を依頼できます。Codexがブランチへ修正をpushできるのは、必要な権限がある場合です。
- 対象リポジトリでCodex cloudを設定GitHubレビューを実行するリポジトリを接続します。REQUIRED
-
Code reviewを有効化Codex settingsで対象リポジトリの設定を確認します。REQUIRED - 対象PRのコメント欄を開くIssueコメントではなく、レビュー対象のPRで依頼します。REQUIRED
-
@codex reviewを正確に入力一度だけ絞る観点がある場合は、同じコメントへ追加します。RUN
4項目のうち1つでも欠けている場合は、コメントを繰り返す前に設定へ戻ります。
Automatic reviewsで新規PRを自動確認するには?
CodexのAutomatic reviewsは、2026年8月確認時点で、新しいPRがレビュー対象として開かれたときにレビューを投稿する機能です。
手動コメントを省く機能であって、すべてのpushやPRイベントへの再実行を一律に保証する説明ではありません。必要なイベントの細かさから、組み込み機能とGitHub Actionを分けます。
Automatic reviewsを選ぶ条件
筆者の判断基準では、新しいPRを開くたびに同じ追加レビューが必要で、手動実行の抜けを減らしたい場合にAutomatic reviewsを選びます。対象が少ない、レビュー観点が毎回違う、まず指摘傾向を確かめたい場合は@codex reviewから始めます。
「自動化できるから」ではなく、PR作成時の確認をチーム運用として固定するかどうかが判断理由です。
新しいPRをレビュー対象として開く
Codex settingsでAutomatic reviewsを有効にすると、新しいPRがレビュー対象として開かれたときに、手動コメントなしでレビューが投稿されます(2026年8月確認)。
公式トラブルシューティングは、PRイベントが設定されたレビューのトリガー条件と一致するか確認するよう案内しています。既存PRへのすべての更新で再実行されるとは断定しません。Automatic reviewsの公式説明
AGENTS.mdに2〜3個の規則を置く
AGENTS.mdとは、Codexへリポジトリ固有の指示を伝えるファイルです。## Code Review Rulesを追加すると、Codexは変更ファイルに適用されるルートまたは配下の規則を探します。
公式は、まず2〜3個の短い規則から始め、重大なリポジトリ固有の動作、安全な代替経路、例外を記載するよう案内しています。整形、lintなど機械的に判定できる項目はCIへ残します。OpenAI公式のCustom Code Review rules
トリガーを細かく制御するならGitHub Actionへ分ける
PRのopened、synchronize、reopenedなど、実行イベントをワークフローで明示したい場合はCodex GitHub Actionを検討できます。これは公式サンプルにあるイベント例であり、組み込みAutomatic reviewsのイベント一覧ではありません。
ActionはAPIキーとAPI従量課金を使い、権限、プロンプト、結果の投稿処理をワークフロー側で管理します。初心者が単に新規PRを確認したいだけなら、管理項目の少ない組み込み機能を先に選ぶのが筆者の判断基準です。Codex GitHub Action公式ガイド
表は横にスクロールできます。
| 方法 | 起動条件 | 管理するもの | 向く状況 |
|---|---|---|---|
@codex review |
PRコメントを送ったとき | 単発のレビュー条件 | まず1件確認 |
| Automatic reviews | 新しいPRをレビュー対象として開いたとき | Codex settings・AGENTS.md |
新規PRを継続確認 |
| Codex GitHub Action | YAMLで指定したGitHub Events | APIキー・権限・プロンプト・投稿処理 | イベントを独自制御 |
Codexのコードレビューが動かないときは何を確認する?
Codexのレビューが始まらない場合は、Git管理、Codex cloud、Code review設定、正確なトリガーの順に確認します。
ローカルとGitHubでは前提が異なります。表示されない場所を確認せず、プラン変更や再インストールから始めないことが切り分けの要点です。
/reviewが表示されない場合はGit管理を確認する
/reviewは、開いているプロジェクトがGitリポジトリ内にある場合だけ表示されます。最初にGit管理の有無と、Codexで開いているプロジェクトの場所を確認します。
Code Review以外のCodex機能も表示されない場合は、プラン・権限・環境からCodexが表示されない原因を切り分ける記事へ進んでください。
@codex reviewに反応しない場合は3設定を確認する
GitHubで反応がない場合は、対象リポジトリのCode reviewが有効か、Codex cloudが設定済みか、PRコメントが正確に@codex reviewになっているかを確認します。
Automatic reviewsの場合は、設定が有効かに加えて、PRイベントが現在のレビュー条件と一致するかを確認します。コメントを何度も送り直す前に、設定側へ戻ります。
デスクトップでPR情報が出ない場合はgh認証を確認する
ChatGPTデスクトップアプリでPRの文脈、レビューコメント、変更ファイルが表示されない場合は、対象リポジトリへのGitHubアクセス、現在のPRブランチ、GitHub CLIの導入を確認します。
GitHub CLIはgh auth loginで認証します。この条件はデスクトップアプリへPR情報を読み込むためのもので、GitHubコメントから@codex reviewを起動する条件と混同しません。デスクトップ版PRレビューの公式説明
設定後も動かない場合は公式Statusを見る
リポジトリと認証の設定に問題が見つからない場合は、OpenAI公式ステータスページでCodexの稼働状況を確認します。
一時的な障害状態は変化するため、本記事へ現在の稼働状況を固定表示しません。障害が解消した後も設定変更が残っている場合だけ、前の確認項目へ戻ります。
表は横にスクロールできます。
| 症状 | 最初の確認先 | 次の行動 |
|---|---|---|
/reviewがない |
開いている場所がGitリポジトリか | 正しいプロジェクトを開く、またはGit管理を作成 |
@codex reviewに反応しない |
Code review・Codex cloud・正確なトリガー | 対象リポジトリの設定へ戻る |
| 自動レビューが投稿されない | Automatic reviewsとPRイベント条件 | レビューのトリガー設定を確認 |
| デスクトップにPR情報がない | PRブランチ・GitHubアクセス・gh認証 |
gh auth loginを確認 |
| 設定に問題が見つからない | OpenAI Status | 一時障害なら復旧後に再確認 |
Codexのコードレビューを使わないほうがよい場面は?
CodexのCode Reviewは、テスト、CI、ブランチ保護、必須承認を置き換えない補助レビューとして位置付ける必要があります。
レビューの目的が定型判定、任意イベントの厳密な自動化、脆弱性診断、最終承認のいずれかなら、Code Reviewだけにまとめないほうが役割を明確にできます。
定型チェックだけならCIへ残す
CIとは、コード変更ごとにテスト、lint、ビルドなどを自動実行する仕組みです。結果を機械的に合否判定できる項目は、自然言語のレビュー規則へ移さずCIに残します。
OpenAI公式も、整形、lintなどの決定的なチェックはCIへ置き、Code Reviewの規則には重大でリポジトリ固有の動作を記載するよう案内しています。
任意のPRイベントを制御するならGitHub Actionを検討する
PR作成時だけでなく、更新、再オープン、特定ラベルなど、自分で定義した条件を厳密に使う場合はGitHub Actionが候補です。組み込みAutomatic reviewsの説明へ未公表イベントを補うのではなく、ワークフローを自分で管理する別経路として扱います。
ただし、APIキー、権限、YAML、結果投稿の管理が増えます。新規PRの追加レビューだけが目的なら、組み込み機能より先に選ぶ必要はありません。
脆弱性診断が目的ならCodex Securityを分ける
Codex Securityは、リポジトリの脅威モデルとコード文脈から脆弱性候補を探し、確認と修正へつなげるアプリケーションセキュリティ機能です。通常のPR差分レビューとは対象と運用が異なります。
Code Reviewへ「セキュリティもすべて確認して」と依頼することと、脆弱性診断の仕組みを導入することを同一視しません。Codex Security公式ガイド
最終承認と機密データの判断は人間が担う
OpenAIの利用規約は、出力だけを事実源にせず、用途に応じて人間が正確性と適切性を評価するよう定めています。Code Reviewの指摘がないことを、マージの安全保証にはできません。OpenAI利用規約
Business・Enterprise・Edu・APIの入出力は、デフォルトでモデル改善に使用されません。Plus・Proは、ChatGPT Data Controlsで学習利用を無効にしない限り、会話がモデル改善に使用される場合があります(2026年8月確認)。OpenAIのBusiness data privacy、OpenAIのData Controls FAQ、Codexのデータ利用に関する公式案内
公式ヘルプはローカルワークフローとクラウドタスクの実行場所を分けていますが、「ローカルレビューならソースコードが端末外へ一切送信されない」とは明記していません。機密コードでは、組織のデータ方針と認証方法を先に確認します。
表は横にスクロールできます。
| 目的・条件 | Code Reviewだけにしない理由 | 戻す先 |
|---|---|---|
| 整形・lint・テストの合否 | 機械的に再現できる | CI |
| PRイベントを独自制御 | 組み込み機能の未公表条件を推定できない | GitHub Action |
| 継続的な脆弱性診断 | 通常のdiffレビューと目的が異なる | Codex Security |
| マージの最終承認 | 出力の正確性は保証されない | 人間・必須承認 |
| データ要件が未確定 | 認証・プランでデータ条件が異なる | 導入を保留して確認 |
別製品との単独・併用まで判断する場合は、PRレビューを軸にCodexとGitHub Copilotを比較する記事へ進んでください。
Codexコードレビューのよくある質問
Codexのコードレビューでは、自動修正、端末内完結、全コード網羅、モバイル版の同一操作はいずれも一律に断定できません。
本文の判断表では扱いきれない非公表事項を、公式に確認できる範囲と確認できない範囲に分けて回答します。
Codexにレビューを依頼するとコードも自動修正されますか?
Codexのレビューを実行しただけでは、作業ツリーのコードは自動修正されません。
レビュー結果を確認した後、必要な指摘だけを選んで修正を依頼します。GitHubでも修正依頼は別コメントであり、ブランチへ反映できるかは権限に依存します。
Codexのローカルレビューは端末内だけで完結しますか?
Codexのローカルレビューについて、ソースコードが端末外へ一切送信されないとは公式に明記されていません。
「ローカルワークフロー」は作業場所を示す説明であり、データ送信範囲の保証とは分ける必要があります。機密コードでは、使用プラン、認証方法、組織のデータポリシーを確認してください。
Codexでリポジトリ全体を網羅的にレビューできますか?
Codexの専用レビューは選択した差分またはPR diffを対象とするため、リポジトリ全体の網羅を保証しません。
ベースブランチ差分、未コミット変更、特定コミットなど、判断したい変更セットを選ぶ機能です。全体監査や脆弱性診断は別の目的として設計します。
日本語UIやiOS・Androidでも同じ/review操作ですか?
CodexのCode Review公式ページには、iOS・Androidの同一操作や日本語UIの正確な設定名は明記されていません。
本記事では、公式に確認できる英語表記のReview against a base branch、Review uncommitted changes、Code review、Automatic reviewsを使用しています(2026年8月確認)。
まとめ|選んだ方法で最初のレビューを設定する
Codexのコードレビューでは、選んだ経路の前提条件を確認したうえで、ローカル差分またはGitHub PRの1件から運用を開始します。
現在の変更がローカルにあるなら、Gitリポジトリを開いて/reviewを実行してください。PRがすでにあるなら、設定を確認して@codex reviewを1回実行し、その結果を見てからAutomatic reviewsへ広げるか決めます。
次に取る行動は、レビュー対象を1件だけ選ぶことです。最初から全PRの自動化や多数のAGENTS.md規則を作る必要はありません。
引用元集
OpenAIの公式ドキュメント、ヘルプ、料金、規約を2026年8月4日に確認し、本記事で使用した主張と対応付けました。
以下は本文で実際に参照した公式一次情報です。現在の画面、料金、モデル、提供条件は変更される可能性があります。
- 01OpenAI公式「Code review」
- 02OpenAI公式「Codex code review in GitHub」
- 03OpenAI公式「Pricing」
- 04OpenAI公式「Developer commands」
- 05OpenAI公式「Authentication」
- 06OpenAI API公式料金ページ
- 07OpenAI公式「Models」
- 08OpenAI公式「Codex GitHub Action」
- 09OpenAI公式「Auto-review」
- 10OpenAI公式「Codex Security」
- 11OpenAI公式「Custom Code Review rules for Codex」
- 12OpenAI Help「Using Codex with your ChatGPT plan」
- 13OpenAI Help「Data Controls FAQ」
- 14OpenAI「Business data privacy」
- 15OpenAI「Terms of Use」
- 16OpenAI Status
あわせて読みたい
Codexの次の設定は、選んだレビュー経路に合わせて総合ガイド、CLI、IDE、Cloudの4記事から確認できます。
まだ作業環境を決めていない場合は総合ガイドから、経路が決まっている場合は対応する導入記事から進んでください。
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