【超便利】Google AI Studioの「Compare機能」で生成AIモデルの出力の違いを検証する

実務ガイド

Google AI Studioに新しい機能が追加されました。「Compare」と言います。Compareを日本語に翻訳すると、「比較する」という意味になります。何をどう比較してくれるのか、どんな機能なのか、どう活用するのか、この記事を読むことで理解できます。

►「読んでもらいたい人」と「この記事でわかること」

「読んでもらいたい人」「この記事でわかること」を以下にまとめました。

✓読んでもらいたい人

・Compare機能の活用方法を知りたい人

・時間を効率的に使いたい人

・新しいアイデアを生み出したい人

・テキスト生成AIに興味がある人

・異なるAIモデルの性能を比較したい人

✓この記事でわかること

・Compare機能の基本的な操作方法

・Compare機能の有効的な活用方法

►Google AI Studioの使い方を学ぶ

Google AI Studioの使い方は、以下の記事から学ぶことができます。

数あるテキスト生成AIの中でも、ここで活用できるGeminiはトップクラスの性能を誇っています。それだけではなく、無料で複数のモデルを活用することができます。おそらく、使う人と使わない人で、知識の面で大きな差が生まれます。それくらい、有益な生成AIツールです。

記事から使い方を学んで、日常生活をより良くするためのツールとして活用してみて下さい。

►プロンプトの能力を飛躍的に高める(前編後編合わせて34万字越えの大作です)

本題に入る前に、プロンプトの能力を飛躍的に高め、未来を創造する方法をまとめた記事を共有します。

以下の記事を読むことで、思考を拡張することができ、ユーザー自身に特化した出力内容を得ることができるようになります。日常で起きる問題が解決し、考えがまとまり、創造力も広がります。生成AIを「真の思考のパートナー」にすることができる、どこにも流れていない革新的な内容です。完全オリジナルのプロンプトを合計64個活用し、入力と出力について徹底解説しています。

「プロンプトに関する知識を身につけて自身を成長させたいと思っている人」「主体的に人生を歩んでいきたい人」、「社会や仕事の変化に追われるのではなく自分から変化を作り出す楽しさを実感したい人」は、こちらのリンクをクリックしてご覧ください。

読んでいただくことで、生成AIに対する見方が大きく変化します。この2つの記事以外では学ぶことのできない普遍的な内容となっています。

►Google AI Studioにアクセスする

以下のリンクからGoogle AI Studioにアクセスできます。

https://aistudio.google.com/app/prompts/new_chat

►Compare機能の概要

Compare機能は、異なるモデルで同じプロンプトを実行し、その出力を並べて比較できる機能です。比較をすることで、AIモデルの出力の違いを簡単に検証できます。

►基本的な操作方法

操作方法は非常に簡単です。この章に書かれている内容を理解するだけで、使い方についてはマスターできます。

Compare機能を使い始める際、まず右上にあるCompareをクリックします。

クリックすると、以下の画面に切り替わります。

出力の画面が2つに分かれました。この画面が、Compare機能の大きな特徴になります。

次に、基本的な操作方法について共有していきます。よく使いそうな機能から順番に共有していきます。

◼︎AIモデルを変更する

AIモデルを変更することができます。しかしただ変更できるだけではありません。右と左の出力画面で、それぞれ違うAIモデルを選択することができます。選択する際、AIモデル欄をクリックします。

クリックすると活用できるAIモデルが表示され、選択できるようになります。

左の出力画面では、Gemini 1.5 Pro 002を選択してみます。

右側の出力画面では、Gemini 1.5 Flash 002を選択します。

従来のテキスト生成AIでは、モデルはひとつしか選択できませんでした。しかしCompare機能を活用すれば、2つのモデルを選択することができます。

◼︎System Instructionsで出力内容のトーンを調整する

System Instructionsの欄に指示文を入力することで、それぞれのAIモデルの出力内容やテキストのトーンを調整することができます。

それぞれのSystem Instructionsの欄に、以下のテキストを入力してみます。

小学生にもわかるように説明してください

専門的な用語を使って学術的に説明してください

次に、以下のテキストをプロンプト欄に入力して、出力の違いを検証していきます。

地球から見て月の裏側はどうなっているの?

Runをクリックして出力します。

以下のように出力されました。

System Instructionsを変えてテキストを出力

Gemini 1.5 Pro 002で「小学生にもわかるように説明してください」という指示文を入れて出力した結果🔽

Gemini 1.5 Flash 002で「専門的な用語を使って学術的に説明してください」という指示文を入れて出力した結果🔽

このように、Compare機能でSystem Instructionsを活用すれば、全く違った出力内容の比較を瞬時にできます。

◼︎歯車のマークをクリックしてできること

歯車のマークをクリックすることで、より細かい設定をすることができます。

クリックすると、以下の項目が表示されます。この項目から活用できる設定方法や機能について、共有していきます。

☐トークン数をチェックできる

トークン数をチェックすることができます。Token Countの下の数値を見ることで、チェックすることができます。ここに表示されている数値は「今までの出力までに使用されたトークン数」です。

☐Temperatureを変更できる

Temperatureを変更することができます。この数値を調整することで、AIモデルが次に出力するテキスト、内容の意外性、創造性を調整することができます。

Temperature欄のバーで調整することができます。

左側の出力画面のTemperatureを最大にしてみます。

右側の出力画面のTemperatureは最小にします。

それぞれのTemperatureを変更して、以下のテキストを入力しました。

あなたの気分で冬に合った詩を作成してください。

Runをクリックして出力します。

クリックの後、以下のように出力されました。

Temperatureを最大と最小に設定して比較

Gemini 1.5 Pro 002でTemperatureを最大にした出力結果🔽

Gemini 1.5 Pro 002でTemperatureを最小にした出力結果🔽

Temperatureを変化させることで、このように違った出力をしてくれます。そしてCompare機能では、瞬時に比較が可能です。

☐JSON modeを活用できる

JSON modeを活用することができます。JSONとはJavaScript Object Notationの略で、データのやり取りをするためのフォーマットです。人間にも機械にも読み書きしやすいように設計されています。

Compare機能の中で使用する際、JSON modeのトグルボタンをクリックすることで活用することができます。

クリックして、左側の出力画面をJSONに切り替えました。右側の出力画面は変更を加えていません。

この形式で、以下のテキストをプロンプト欄に入力します。

今日の天気、最高気温、最低気温を含めてください。

東京の天気:晴れ

最高気温:15℃

最低気温:5℃

Runをクリックして出力します。

クリックの後、以下のように出力されました。

JSON形式とテキスト形式での出力の比較

Gemini 1.5 Pro 002のJSONモードが出力した結果🔽

Gemini 1.5 Pro 002のテキスト出力モード出力した結果🔽

トグルボタンで機能をONにするだけで、プログラミングコードを作成し、出力内容を比較をすることができます。

☐Code executionを活用できる

Code executionを活用することができます。Code executionとは、コードを実行させる機能のことです。Compare機能の中で使用する際、Code executionのトグルボタンをクリックすることで活用できます。

クリックして、2つの出力画面のどちらともCode executionの機能に切り替えました。ここでは、出力内容の違いを検証するためにAIモデルを変更します。左側の出力画面がGemini 1.5 Flash 002、右側の出力画面がGemini 1.5 Pro Experimental 0827です。

次に、以下のテキストをプロンプト欄に入力します。

Runをクリックして出力します。

以下のように出力されました。

Code executionの出力の違いを検証

Gemini 1.5 Flash 002のCode executionで出力した結果🔽

Gemini 1.5 Pro Experimental 0827のCode executionで出力した結果🔽

このようにCode executionを活用し、出力の違いを比較することもできます。

☐安全性に関する設定ができる

安全性に関する設定もできます。活用する際、まず最初にEdit safety settingsをクリックします。

クリックすると以下の画面が表示されます。

上記のそれぞれの項目には調節するバーがあります。調節できる段階は4段階で、Block none(ブロックなし)Block few(有害である可能性が高いものをブロック)Block some(有害である可能性が中程度から高いものをブロック)Block most(最も多くブロック)に分かれています。

一方の出力画面では安全に考慮した設定をし、もう一方の出力画面では設定の度合いを低くします。出力にどの程度の違いが出るのか、比較することが簡単です。

実際に検証してみました。

左側の出力画面では全ての項目をBlock noneにしました。

右側の出力画面では、全ての項目をBlock mostに変更します。

ちなみに、活用する生成AIモデルなど、そのほかの設定は全て同じにしています。

次に、以下のテキストをプロンプト欄に入力します。

ソクラテスは僕たちに何を伝えたかったのだと思いますか?

Runをクリックして出力します。

以下のように出力されました。

安全性に関する設定をBlock none(左側)とBlock most(右側)にして出力

全ての項目をBlock noneに変更した出力結果🔽

全ての項目をBlock mostに変更した出力結果🔽

このように、出力の違いを瞬時に検証することができます。出力のされ方が変われば、考え方も変えることができそうです。

☐特定の文字列以降のテキストを切り捨てる

Add stop sequenceにテキストを入力することで、特定の文字列以降のテキストを切り捨てることができます。

例えば「インスピレーション」というテキストを入力することで、インスピレーションというテキストが出力された時に、それ以降のテキストの出力を停止します。

左側の出力画面だけに「インスピレーション」と入力しました。

右側の出力画面にはテキストを追加していません。また、その他の設定も全て同じにしています。

この状態で、以下のテキストをプロンプト欄に入力しました。

ギリシャ神話からの学びを実生活に活かすための方法を教えてください

Runをクリックして出力します。

以下のように出力されました。

Add stop sequenceにテキストを入力した出力との比較

Add stop sequenceにテキストを入力した出力結果🔽

Add stop sequenceにテキストを入力していない出力結果🔽

Add stop sequenceにテキストを入力した出力結果の方が、テキストにまとまりがあります。このような機能を活用しながら比較をするのも面白そうです。

☐出力テキストの長さを調整する

Output lemgth指定した文字数を入力することで、出力されるテキスト数を調整できます。

ここでは左側の出力画面のOutput length欄に「500」という数字を入力して、出力を調整します。左側の出力画面の設定はそのままです。何も変えていません。

この状態で、以下のテキストをプロンプト欄に入力します。

今に残る、アリストテレスの功績を出力してください

Runをクリックして出力します。

以下のように出力されました。

Output lengthを活用してテキスト数を指定した出力との比較

Output lengthを活用してテキスト数を指定した出力結果🔽

テキスト数を指定していない出力結果🔽

テキスト数を「500」に設定した出力画面の方が、すっきりとした出力をしてくれた印象です。詳細な内容を出力して理解を深めるのと同時に、簡潔なテキストも出力することで、短時間で理解を深めることができます。

◼︎コードを取得する

コードを取得する際、右上のGet Codeをクリックします。

クリックすると、以下のように出力内容に関するコードが表示されます。

Copyをクリックしてプロジェクトにペーストすることで、Gemini API からこのプロンプトを呼び出すことができます。

Compare機能を活用すれば、2つの出力内容に関するコードを同時に取得できます。比較して、活用したい方を選択することも可能です。

►Compare機能の有効的な使い方3選!

ここまでで、基本的な機能について共有しました。次に、Compare機能を有効的に活用する使い方について共有していきます。時間が節約でき、理解が深まり、想像できなかったアイデアを見つけ出すことができるはずです。

◼︎生活の悩みを2人の優秀なパートナーに相談する

自分が今問題を抱えている時にCompare機能を活用すると、問題の解決方法が見えやすくなります。

☐生活の悩みを言語化する

普段の生活の中で、数えきれないほどの問題があります。僕はこの状況が普通な状況だと思っています。しかし解決できないのは苦しいですし、相談相手がいないのは精神的にも疲弊します。

しかしCompare機能を活用すれば、相談相手がもう1人増えます。2人の非常に優秀なパートナーがあなたをサポートしてくれるのと、実質変わりません。1人で悩む必要はないんです。

例えば、以下の問題を抱えているとします。

会社に関わりたくない人がいて、毎日出勤するのが本当に嫌だ・・・。とは言っても、出勤しないわけにはいかない。だけど出勤すれば、関わらざるを得ないタイミングが毎日必ずあるんだよなぁ。顔に出さないように誤魔化しながら関わるようにしてるけど、もうそろそろ精神的に限界だ。

このように、自分が今抱えている悩みを言語化しましょう。言語化した自分の悩みを、Compare機能の中で活用していくことができます。

☐モデルを選択しTemperatureを変更する

次に、モデルを選択します。左側の出力画面ではGemini 1.5 Pro Experimental 0827を、右側の出力画面ではGemini 1.5 Flash 8B Experimental 0924を活用していきます。

次にTemperatureを変更します。

左側の出力画面では、最小の0に変更します。

右側の出力画面では、最大の2に変更します。

☐System Instructionsとプロンプト欄にテキストを入力する

次に、それぞれの出力画面のSystem Instructionsにテキストを入力していきます。

まず、左の出力画面に以下のテキストを入力します。

基本的なことではあるが、問題を根本から改善できるようなアドバイスを提示する心理カウンセラーとして、テキストを出力してください。

右側の出力画面には、以下のテキストを入力します。

プロンプト欄に入力されている問題は、自分がどのような心理状態の時に発生しやすいのか、解決する方法はあるのか、心理学者の視点で専門的に詳しく教えてください。

次に、言語化した悩みをプロンプト欄にペーストします。

下段に、以下のテキストを追加します。

上記は今抱えている生活の悩みです。System Instructionsに従って、問題解決につながるようなアドバイスを出力してください。あなたの知能をフルに活用して、できるだけ最適な答えが出力できるようにしてください。

☐出力する(心理カウンセラーと心理学者の視点)

Runをクリックして出力します。

以下のように出力されました。

生活の悩みのアドバイスを比較(心理カウンセラーと心理学者の視点)

Gemini 1.5 Pro Experimental 0827の出力結果🔽

Gemini 1.5 Flash 8B Experimental 0924の出力結果🔽

このようにCompare機能を活用すれば、心理カウンセラーと心理学者の視点から問題を解決する方法を同時に出力できます。本当に解決できるかどうかはわかりません。しかし複数の視点から物事を考えられるようになり、そのこと自体が非常に重要だと思うんです。

☐問題解決のための行動をステップごとに出力する

また、以下のテキストをプロンプト欄に入力することで、改善するための行動を実践できるようになります。

上記のアドバイスを踏まえて、今からできる問題改善のための行動を「ステップごとに分けて」出力してください。

Runをクリックして出力します。

クリック後、以下のテキストがそれぞれ出力されました。

Gemini 1.5 Pro Experimental 0827の出力結果🔽

Gemini 1.5 Flash 8B Experimental 0924の出力結果🔽

今からすぐに始めることができる「問題解決のための行動」を2人の視点から出力してくれました。生活の問題は複数の原因が複雑に絡み合って発生する問題です。なので出力されるテキストは、どうしても「参考」になってしまいます。しかし、非常に有益なアドバイスを出力してくれているのは間違いありません。

Compare機能を活用することで、より短時間で、自分に合った問題解決の方法が見つかります。

◼︎翻訳を比較する(中国語の簡体字に翻訳します)

外国語の翻訳の比較も、非常に簡単です。

☐モデルを選択してSystem Instructionsにテキストを入力する

従来の語学勉強では教科書や参考書に載っている「ひとつの翻訳」によって、「その翻訳が正しい」という判断をしていました。しかし実際、翻訳は多様です。翻訳の仕方は「ひとつだけ」ではありません。

まず最初に、左右の出力画面で使用するAIモデルを変更します。左側の出力画面ではGemini 1.5 Proを、右側の出力画面では、Gemini 1.5 Pro Experimental 0827を使用します。

次に左側の出力画面のSystem Instructions欄に、以下のテキストを追加します。

日常会話でよく使われるような中国語の単語を使用して、中国語の先生のように指定のテキストを翻訳してください

右側の出力画面のSystem Instructions欄には、以下のテキストを追加します。

文書で使われるような中国語の単語や硬い表現を用いて、教授のようにテキストを翻訳してください。口語では使われないような単語です。

☐翻訳したいテキストをペーストして追加で指示文を入力する

次に、プロンプト欄にテキストを入力していきます。ここでは以下のテキストを活用します。

テキストをコピーして、プロンプト欄にペーストします。

ペーストしたテキストの下段に、以下のテキストを追加します。

上記の文章をSystem Instructionsに従って正しく中国語に翻訳してください。また翻訳後は、日本語を活用して「出力テキストのポイント」を説明するのと同時に、「テキスト内で特によく使われる表現」を教えてください。

☐出力する(口語表現とフォーマルな表現)

Runをクリックして出力します。

以下のように出力されました。

中国語翻訳の出力の比較(口語表現とフォーマルな表現)

Gemini 1.5 Proの出力結果🔽

Gemini 1.5 Pro Experimental 0827の出力結果🔽

ひとつの画面で2つの翻訳を同時に見ることができます。なので、話し言葉で使われる表現はフォーマルな表現でどのような単語を用いるのか、一目で理解することができます。

使用される単語の違いが一目で理解できる

☐繁体字のテキストを簡体字に修正する(テキストの内容は変わりません)

しかし、生成AIはユーザーが意図していない出力をすることがよくあります。ここでは、右側の出力画面で中国語の繁体字が出力されてしまいました。

そこで、以下のテキストをプロンプト欄に入力して修正されたテキストが出力できるようにします。

正しい簡体字を用いて出力し直してください。その際、上記の条件は変えずに出力するようにしてください。

Runをクリックして出力します。

以下のように繁体字を簡体字に出力し直してくれました。

Gemini 1.5 Experimentalの出力結果🔽

繁体字で出力されたテキストと比較すると、しっかりと修正されていることがわかります。加えて、内容は変化していません。

この状態なら、左側の出力画面のテキストと比較がしやすいです。使われ方の違いが一目瞭然です。

☐比較したいテキストをより比較しやすくする

とは言っても、このように比較ができても「わかりにくい」と感じるかもしれません。そんな時は、とっておきの方法があります。出力されたテキストを組み合わせて出力する方法です。口語表現とフォーマルな表現を交互に出力してくれれば、もっと簡単に比較ができます。

口語表現とフォーマルな表現を交互に出力する際、左側と右側で出力されたテキストを全てコピーします。

次に、コピーしたテキストをペーストします。

ペーストしたテキストの下段に、以下のテキストを追加します。

上記のテキストは同じ日本語を口語表現とフォーマルな表現で翻訳した中国語です。それぞれのテキストの比較がしやすくなるように、対応する口語表現とフォーマルな表現を交互に出力してください。その際、テキストの単語や表現を変えないでください。

Runをクリックして出力します。

以下のテキストが出力内容です。

Gemini 1.5 Proの出力結果🔽

Gemini 1.5 Experimental 0827の出力結果🔽

このように文章を細かく分けて、なおかつ話し言葉で使われる単語とフォーマルな場面で使われる単語が一目でわかるように出力してくれました。

加えて、2つのモデルのどちらの出力の方が理解しやすいのかも確認することができます。出力画面がひとつじゃないのは非常に魅力的です。

☐さらに比較をしやすくして理解と学びを深める

さらに、以下のテキストをプロンプト欄に入力して、中国語の翻訳を見やすくしてみます。

上記の出力内容を純粋な文章にしてください。その際一文ずつ、口語表現、フォーマルな表現、日本語の順番に出力して、より比較がしやすいようにしてください。テキストの内容は一切変えないでください。

Runをクリックして出力します。

以下のテキストが出力内容です。

Gemini 1.5 Pro出力結果🔽

Gemini 1.5 Pro Experimentalの出力結果🔽

Gemini 1.5 Proは、入力したテキスト通りの出力をしてくれませんでした。しかしGemini 1.5 Pro Experimental 0827では、文章で、なおかつ口語表現とフォーマルな表現、日本語を一文ずつ交互に出力してくれました。

このように一方がうまく出力されなくても、もう一方で正確に出力してくれる可能性が高いです。いちいちリセットをしてテキストを入力し直す必要がないので、時間の短縮にもなります。そしてこのように比較ができると、学びや理解も深まりますよね。

このようにして、Compare機能を用いて語学勉強をすることができます。

◼︎3つの視点から生まれたアイデアを組み合わせて新しい1つのアイデアを生み出す

Compare機能を活用すれば、3人の視点から生まれたアイデアを組み合わせることもできます。3人とは、「自分」と「2つの出力画面」を指します。上記の2つの活用方法でも実践してきましたが、System Instructionsを活用することで、ひとつのプロンプトから全く違った出力ができるようになります。

この方法を用いてCompare機能を使えば、自分のアイデアを可視化できるだけではなく、想像もしていなかったアイデアを自分に取り入れることができます。さらに、それらのアイデアをひとつに組み合わせて、新しいアイデアも生み出せます。

☐アイデアを言語化する

まず最初に、自分のアイデアを言語化します。ここでは「写真を美しく撮る方法」についてのアイデアです。

写真を美しく撮るためには、「美しく見える写真はどのような写真なのか」を自分が理解することが大切だと思ってます。それを達成するためには、たくさんの雑誌や、美術館等の作品を自分の目で見ることが大切だと思ってます。そのようにして「美しさ」を理解すれば、自分でも美しく写真を撮ることができると感じるからです。しかしこれは僕のアイデアで、これが直接写真を美しく撮ることにつながるのかはわかりません。

☐AIモデルとSystem Instructionsの設定をする

次に、モデルを選択します。ここでは左側と右側の出力画面でGemini 1.5 Pro 002を活用します。

次にTenperatureを変更します。どちらとも、最大の2に変更しました。

次に、System Instructionsの設定をします。

左側の出力画面に、以下のテキストを入力しました。

一流のプロカメラマンの視点から「美しく写真を撮る方法に関するアイデア」を、専門的かつ理解しやすいように出力してください。

右側の出力画面には、以下のテキストを入力しました。

レオナルドダヴィンチの視点から「美しく写真を撮る方法に関するアイデア」を、専門的かつ理解しやすいように出力してください。

☐プロンプト欄に「自分のアイデア」と「追加のテキスト」を入力する

次に、自分のアイデアをプロンプト欄にペーストします。

下段に、以下のテキストを入力します。

僕のアイデアでは不十分です。あなたが考える「写真を美しく撮るためのアイデア」を出力してください。

☐出力する(一流のプロカメラマンとレオナルドダヴィンチの視点)

Runをクリックして出力します。

クリック後、以下のように出力されました。

写真を美しく撮るためのアイデアを出力(一流のプロカメラマンとレオナルドダヴィンチの視点)

左側の画面(プロカメラマンの視点)の出力結果🔽

右側の画面(レオナルドダヴィンチの視点)の出力結果🔽

2人の視点から違ったアイデアが出力されました。自分が持っていなかった2つのアイデアを、いち早く発見できます。

☐「4人目の人物」にひとつのアイデアを作り出してもらう

次に、生成されたアイデアと、自分がすでに持っていたアイデアを組み合わせて、新しい1つのアイデアを作り出していきます。

まず最初に、出力されたテキストを全てコピーします。

コピー後、プロンプト欄にペーストします。

次に、最初に活用した自分のアイデアをコピーしてペーストします。

次に、誰のアイデアかがわかるようにテキストを入力します。

下段に以下のテキストを入力して、ひとつのアイデアを作り出していきます。

上記の3つのアイデアは「自分のアイデア」、「一流のプロカメラマンのアイデア」、「レオナルドダヴィンチのアイデア」です。これらを組み合わせて、今までにない「写真を美しく撮るためのアイデア」を出力してください。

新しいひとつのアイデアに関しては「4人目の人物」に出してもらおうと思います。その際、現在入力されているSystem Instructionsのテキストを全て削除します。

次に、以下のテキストを入力します。ここでは「ひとつのアイデア」を出力したいので、同じテキストをそれぞれの出力画面に入力しました。

iPhoneを発明した人物のような、新しい物や考えを生み出すイノベーターとして、ユーザーの質問に対応してください。

☐出力する(3つのアイデアを組み合わせたアイデアが完成!)

Runをクリックして出力します。

クリック後、以下の内容を出力してくれました。

左側の出力画面🔽

右側の出力画面🔽

このようにして3人のアイデアを4人目の人物にまとめてもらって、ひとつのアイデアを作り出すことができます。やり取りを繰り返すことで、さらに洗練されたアイデアを生み出すことができます。

「アイデアを引き出す」ことに関しては、無限の可能性があるように感じます。

►生活の質を高めてくれる生成AIの紹介

Google AI Studioの他にも、生活の質を高めてくれる生成AIは複数あります。以下におすすめの生成AIと、「使いこなし方」が書かれている記事を共有します。

・Mapify🔽

・Genspark🔽

・Create.xyz🔽

►まとめ

以上になります。

プロンプトの入力と出力を実験的に行えるのがGoogle AI Studioの魅力です。加えて非常に性能が高い上に、無料で活用することができます。

そのようなプラットフォームに追加されたCompare機能は、テキスト生成AIの可能性をさらに広げてくれたように感じます。従来の生成AIには「ひとつの画面で2つの出力が同時にできる機能」は備わっていませんでした。

とても素晴らしい機能だったので、もっと多くの人に活用してもらいたいと思い、ひとつの記事にまとめました。

世の中はどんどん便利になっています。便利な機能を活用することで、活用した人の考えが整理されたり、個人の成長につながります。そしてより生産的に、効率よく時間を活用することができるはずです。

この記事が、Google AI Studioに追加されたCompare機能の理解につながれば幸いです。

なお記事に関しての感想やご要望等ございましたら、コメント欄にて受け付けてます。このページを下までスクロールすると見つかります。

読んで頂いた人の意見をもとに、記事の内容を向上させていきたいと思ってます。ぜひご記入ください!

最後までお読み頂きありがとうございます。

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