本記事は、2025年3月から6月にかけてのGemini 2.5 Proの画面・出力例・筆者の使用感を残した検証記録です。当時の順位や比較対象は現在の総合性能を示すものではありません。この記事を読むことで、Gemini 2.5 Proの使い方、特徴、活用事例、料金などを網羅的に理解することができます。
2026年10月22日再確認:本文全体の提供条件・仕様・比較の根拠を見直しました。作例と感想は2025年当時の記録であり、現在の性能評価とは区別しています。Gemini APIの2.5系は、2026年9月18日以降、過去に利用していたユーザー向けにアクセスが制限されています。新規利用では公式の提供状況と変更履歴で現行モデルを確認してください。以下の過去画面と同じモデルを選べる保証はありません。
▶︎Gemini 2.5 Proって何?
Gemini 2.5 Pro は、Googleが提供する生成AIモデルの名前になります。
GeminiがGoogleの生成AIモデルの総称で、その中にもたくさんの種類があります。2025年3月25日にリリースされたモデルはGeminiの「2.5 Pro」で、「Experimental版」としてリリースされました。「Experimental」とは「実験的」という意味です。まだ正式版ではなく、テスト段階のモデルということになります。
2025年6月6日の時点では、「Gemini 2.5 Pro Preview」として活用することができます。
NEW Geminiとして、2.5モデルがさらにパワーアップしました。
当時はChatGPTのo1 Proなどと比較して注目されました。料金体系や対象モデルは変化するため、現在の選択では同じ課題・利用経路・料金条件で比較してください。
▶︎Gemini 2.5 Proはどこで使えるの?
当時はGemini 2.5 Pro Preview 05-06を、Google AI StudioとGeminiアプリで使用しました。APIのPreview IDは2025年12月2日に提供終了しており、GA版gemini-2.5-proとは別のIDです。
以下の手順・スクリーンショットは2025年の記録です。AI Studio/APIは既存利用者向けアクセス制限を確認し、Geminiアプリはアプリ側の現在のモデル表示と契約条件を確認してください。APIの制限だけを理由に、アプリでも使えないとは判断しません。

◼︎料金について
料金はGoogle AI Studioの対象UI、Gemini API、Geminiアプリで別に確認します。すべての経路で誰でも無料とは限りません。利用可能なモデル、無料枠、課金プロジェクトの有無、契約と残りの利用量を見てから開始してください。
僕個人は、Google AI Studioで活用しています。同じモデル名でも、画面側の設定・ツール・文脈・モデルの版によって出力が変わるため、両者の品質が必ず同じとは言えません。
◼︎Google AI Studioから使用する
以下のリンクをクリックすることで、 Google AI Studioにアクセスすることができます。
https://aistudio.google.com/app/prompts/new_chat
クリックすると、Google AI Studioのホーム画面が表示されます。

2025年当時はGemini 2.5 Pro Preview 05-06を選ぶため、最初にModel欄をクリックしました。現在の新規導入では終了済みPreviewを探さず、利用可能な現行モデルを選びます。

次にモデルを選択していきます。当時のモデル選択欄にはGemini 2.5 Pro Preview 05-06が表示されていました。これは現在の選択可能モデルの一覧ではありません。

クリックすることで変更完了です。これで、当時はGemini 2.5 Pro Preview 05-06から回答を出力できました。

◼︎Geminiアプリから使用する
Geminiアプリは、以下のリンクからダウンロードすることができます。
iOS🔽
https://apps.apple.com/jp/app/google-gemini/id6477489729
Android🔽
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.bard&hl=ja&pli=1
以下は2025年当時のGeminiのホーム画面です。現在はアプリ内のモデル選択・契約・利用上限を確認してください。API側の提供終了日をアプリの表示へそのまま転用しないでください。

Gemini 2.5 Proを活用する際、モデルの部分をタップします。

タップすると以下の項目が表示されます。次に、2.5 Pro(experimental)をタップします。

モデルが反映されました。これで変更完了です。Gemini 2.5 Proを活用することができます。

▶︎Gemini 2.5 Flashについて
ここで、Geminiで活用できるもうひとつの優れた生成AIモデルについて共有します。「Gemini 2.5 Flash」です。このモデルの最大の特徴は「出力のスピードの速さ」にあります。活用するのが心地よく感じるほど、スラスラと出力してくれます。しかしそれだけではなく、出力されるテキスト量も非常に多く、内容の精度も高いです。
以下の記事で、Gemini 2.5 Flashの操作方法から、出力内容の調整の仕方まで幅広く理解することができます。興味のある人はこちらもあわせてお読み下さい。
▶︎Gemini 2.5モデルを徹底比較しました
Gemini 2.5シリーズにはFlash-Liteなどもありますが、現在の新規アクセスには冒頭で説明した制限があります。それぞれのモデルには特徴があり、用途に応じて使い分けることで、モデルの力をより高めることができます。
以下の記事は、これら3つのモデルを「基本機能、処理能力、料金、安定性、安全性」の5つの観点から、21の項目に分けて徹底比較をした記事になります。
この記事で、「Googleの代表的なGeminiモデルにはどのような違いがあるのか」を理解することができます。そして、モデルの特徴を活かして「使い分け」ができるようになります。興味のある人は、ぜひご覧ください。
▶︎Gemini 2.5 Proは何がすごいの?
この章では「Gemini 2.5 Proの何がすごいのか」について共有していきます。以下は2025年の公開評価と筆者の利用記録です。評価ごとの条件を分けて読み、現在の競合すべてに勝るという意味には取りません。
◼︎2025年当時の公開テストをどう読むか
2025年3月31日当時に注目した公開テストを紹介します。ただし、個別の成績だけで世界一の知能を持つモデルと断定することはできません。
☐Tracking AIが独自で実施したIQテストの結果
生成AIの知能やバイアスなどのに関する評価を行うTracking AIでは、独自でIQテストを実施しました。当時引用した図では平均スコア118と紹介されていました。現在のTrackingAIは公開のMensa Norway問題と非公開問題の成績を比較するサイトであり、これは指定された問題でのAIの成績です。
同じ当時の図ではo1 Proは平均スコア110と記録されています。この差を、あらゆる仕事における性能差や、人間のIQの差として解釈することはできません。
以下は、Tracking AIが独自で実施したIQテストの結果になります。

☐Mensaのオンライン問題と、正式な入会資格は別
当時引用した図のMensa Norway問題では、Gemini 2.5 Proが130、o1 Proが120と記載されていました。これはAIに問題を解かせた結果で、正式な入会審査ではありません。
メンサとは、高い知能を持つ人達が集まる国際的な組織になります。Mensa公式はオンラインIQ Challengeを娯楽用とし、そのスコアでは入会資格を得られないと説明しています。出典:Mensa公式案内。
Mensaの入会基準は、認められた標準化検査で人口の上位2%に入ることです。該当スコアは検査の尺度によって異なり、常に130とは限りません。AIのオンライン問題の成績から入会資格や人間と同じ知能を推定しないことが重要です。
人間向けIQ検査は標準化した集団の平均を100とする尺度です。AIへ同じ問題を提示した値だけで、人間全体より賢い、あるいは天才だとは結論できません。出典:Mensa:IQの定義と検査尺度。
以下は、メンサテストの結果が追加されたグラフになります。

これらの図は当時の評価記録として残しています。元の全試行データや現行順位を今回再現したものではないため、現在のモデル選びは実際の用途でも検証してください。
◼︎当時のChatbot Arenaでの評価
Gemini 2.5 Proは、とにかく賢いです。Chatbot Arenaという「対話型AIモデルの性能を比較し、ランキング形式で評価するプラットフォーム」では、当時の比較対象にGrok 3、GPT-4.5などがありました。Arenaは人の好みを比較する評価であり、客観的な正答率やすべての能力を直接測るものではありません。

Googleの2025年3月発表は、当時のLMArenaで上位だったことを報告しています。これはその時点の参加モデルと投票条件での結果です。Grok3などの上位の生成AIモデルもかなり使いやすく、実際に使ってみても「ユーザーのことをよく理解している」と感じることが多いです。筆者が使いやすいと感じたことと、一般的な性能の優劣は分けて考えます。
◼︎NEW Geminiが2.5モデルでさらにパワーアップしました
冒頭でも共有したように、2025年5月6日にGemini 2.5 Pro Preview 05-06がリリースされました。モデルの更新と、個別のオンライン問題の点数は別の指標です。以下の図は当時の比較として残しています。
Chatbot Arenaのランキングでは、ChatGPT o3やGrok 3を抑えて1位になりました。o3がリリースされた当初はo3がトップになっていましたが、再び1位に返り咲きました。

当時の図にあるカテゴリの順位であり、全ての実務タスクで最良という意味ではありません。有料契約の要否は利用上限、機能、データ条件でも判断します。

以下の料金比較図も当時の記録です。現行の費用は入力・出力・思考・キャッシュ・追加ツールと利用量で変わるため、公式料金表で比較してください。

高性能なAIを「より多くの人が、より多くの場面で、より自由に使えるようになる」時代になりつつあります。利用できる現行モデルの品質と費用を、自分の課題で比較することが大切です。
NEW Geminiとして、2.5モデルがさらにパワーアップしています。今後の更新や性能向上を保証するものではありません。
◼︎どんなモデル?
Gemini 2.5 Proは推論モデルです。出力時にまずは推論をして、その後、推論をもとにして回答を出力してくれます。
回答の前に表示されるのは「推論の要約」です。内部の思考全文をそのまま公開したものではありません。

Thoughtsをクリックすることで、Gemini 2.5 Proの推論の要約を確認できます。

以下は当時表示された推論の要約です。



これは最終回答の本文ではなく、当時の思考の要約表示です。
思考機能は複雑な課題への対応を助けますが、要約が表示されたこと自体は回答の正しさの証明ではありません。出典:ThinkingとThought summariesの公式説明。
ここでいう「推論」は、問題を段階的に検討するreasoningのことです。学習済みモデルで予測を実行する広い意味のinferenceとは、文脈に応じて区別します。
思考の要約を表示するかどうかと、モデルが問題を検討する仕組みは別です。Gemini 2.5 Proは思考機能を備えていますが、要約を内部処理の完全な説明として扱わないでください。
◼︎ベンチマークの評価結果で理解する「Gemini 2.5 Proのすごさ」
Gemini 2.5 Proがどれほどすごいかは、ベンチマークの評価結果からも理解することができます。
☐評価結果
以下は競合の生成AIモデルと比較した「ベンチマークの評価結果」になります。Googleの公式サイトから引用しました。


☐評価結果からわかること
以下は2025年3月のGoogle公表値の記録です。単一試行・複数試行やツール、各社の公表条件は同一ではありません。MRCRは3月26日の公式更新後の値に訂正しています。
✓ベンチマークの評価結果を見てわかること
・Humanity’s Last Examのツールなし評価では、競合モデル(o3-mini: 14.0%、GPT-4.5: 6.4%など)を上回る18.8%を達成。
・AIME 2024の単一試行〈pass@1〉では92.0%と、競合モデル(o3-mini: 87.3%、GPT-4.5: 36.7%、Claude 3.7 Sonnet: 61.3%など)を大きく上回る。
・MRCRの128k条件の平均は94.5%、1M条件の一点評価は83.1%。128kの比較値はo3-miniが61.4%、GPT-4.5が64.0%で、条件の異なる値を混ぜない。
・MMMU(画像付きマルチモーダル問題のテスト)での正解率が81.7%と、GPT-4.5(74.4%)、Claude 3.7(75.0%)、Grok 3 Beta(76.0%)などを上回る。
・SWE-bench Verifiedのカスタムエージェント設定では、63.8%とClaude 3.7 Sonnet(70.3%)には及ばないものの、GPT-4.5(38.0%)やDeepSeek R1(49.2%)よりも高いスコアであることがわかる。
難しい問題の推論、長文処理、数学、科学系タスクなどが得意分野であることがわかります。ただし、この結果だけで現在のコード生成や事実確認の優劣を断定せず、得意分野は利用課題でも確かめることが大切です。
とは言っても、総合的に見てどの生成AIモデルにも負けない強さを持っているように感じます。
◼︎トークン数について
Gemini 2.5 Proのトークン数は、100万トークンを超えています。トークンとは文章を処理するための最小単位のことを指します。日本語では単語やその一部などに分割されますが、文字数や文節数と1対1ではありません。具体的な数は使用モデルのトークン計測で確認します。
約100万トークンの入力枠は長文処理に役立ちますが、何冊入るかは言語・画像・ファイル形式・会話履歴で変わります。添付上限も別にあり、権利のある資料だけを扱ってください。「この本の主要なテーマは何ですか?」や「主人公の考え方は、物語を通してどのように変化しましたか?」などの、本全体の内容が分からなければ答えられない回答でも、要約することができます。
2026年10月22日確認の公式仕様では、入力上限は1,048,576トークン、出力上限は65,536トークンです。「近日中に200万」とは案内できません。出典:Gemini 2.5 Proの公式仕様。
ちなみに、Google AI Studioではトークン数を確認することができます。下図の当時のモデルを選択後、Token countから確認することができます。

プロンプトを入力し回答を出力すると、トークンがカウントされます。

会話履歴も入力に含まれるため、上限内かどうかを確認します。新しいチャットへ切り替えると履歴を持たない会話を始められますが、料金や利用済みのリクエスト枠はリセットされません。
▶︎Gemini 2.5 Proは「画像生成」に対応してるの?
結論からお伝えすると、Gemini 2.5 Proは画像生成には対応していません。「あなたは画像生成はできますか?」と質問しても、「直接画像を生成することはできません」と出力されます。

また画像生成ができるモデルでは、Output formatの項目が表示されますが、その項目もありません。

「直接は画像生成ができないモデル」だということが理解できます。
しかし高性能な画像を生成できるモデルもあるので、あまり問題にはなりません。
当時の画像生成例は、Google AI StudioのGemini 2.0 Flash(Image Generation)Experimentalを使ったものです。現在は終了済みの旧モデルを選ばず、公式モデル一覧で利用可能な画像生成モデルを確認してください。

モデルを変更することで、簡単に画像生成ができるようになります。

Output formatの項目も表示されているので、「画像生成に対応している」ということがわかります。

「Gemini 2.5 Proは直接画像生成ができない」とは言っても、出力されるテキストの精度が非常に高いです。その高い精度を活かして、画像を出力するための材料となる「プロンプト」を作成することができます。作成したプロンプトを画像生成に対応しているモデルや、競合の生成AIで活用すれば、高品質な画像を作成することができます。
この記事の最終章で「Gemini 2.5 Proでプロンプトを作成して、ChatGPTで画像生成をする方法」を共有しています。「4コマ漫画の画像を生成するためのプロンプト」を作成しました。より詳細に方法を知りたい人は、最終章をご覧ください。
▶︎Gemini 2.5 Proの活用事例を「5つ」共有(出力内容のレベルの高さに驚きです)
最後の章では、Gemini 2.5 Proの活用事例を5つ共有していきます。この章を読むことで、「どうやって活用していくのか」や「どのような出力をしてくれるのか」を理解することができます。
また、ここではGoogle AI StudioのGemini 2.5 Pro Experimentalを使用しました。
以下は当時の出力例で、正確性・効果・所要時間を今回再検証したものではありません。業務資料や個人情報を渡す前に、利用規約とデータ共有条件を確認してください。AI Studio・APIは18歳以上の開発者向けで、無料サービスと通常の有料サービスでは製品改善へのデータ利用条件が異なり、別途共有に同意した場合の例外もあります。
◼︎活用事例その1:運営するコンテンツの状況を評価してもらう
発信者には非常に役立つ内容です。
僕自身、個人でサイトを運営し記事を書いています。しかし個人で行動しているため、第三者に評価してもらうことができません。そのような時に、Gemini 2.5 Proの推論能力や長文処理能力の高さが役に立ちます。
僕は自身のサイトの状況をチェックする際、Google Search Consoleを活用しています。このツールでは、サイトの平均掲載順位や表示回数、クリック数をグラフと数字で見ることができます。このツールを活用することで「サイトがどんな状況なのか」を一目で理解できます。

しかし「この数値は良好なのか」とか、「どこが問題だから何をやっていけばいいのか」がいまいち理解できません。相談できる人がすぐ近くにいればいいですが、実際にはいません。
このように思ったことがきっかけで、個人的に取り入れるようになった方法です。
☐データを言語化する
まずは自身のサイトの状況を「直近16ヶ月」から「直近24時間」まで当時の表示を確認し言語化しました。以下の期間は執筆当時を基準にした例で、現在のサイト実績ではありません。24時間表示には速報値が含まれるため、異なる長さの期間をそのまま優劣判定に使わないようにします。言語化すると、長いプロンプトが完成します。以下のテキストです。
直近16ヶ月間では、合計クリック数3.18万、合計表示回数71.6万、平均CTR4.4%、平均掲載順位12.9位です。直近12ヶ月間では合計クリック数3.15万、合計表示回数70.7万、平均CTR4.5%、平均掲載順位12.8位です。直近6ヶ月間では合計クリック数1.89万、合計表示回数48.6万、平均CTR3.9%、平均掲載順位11.5位です。直近3ヶ月間では合計クリック数1.1万、合計表示回数31.5万、平均CTR3.5%、平均掲載順位10位です。直近28日間では合計クリック数4,468、合計表示回数12.3万、平均CTR3.6%、平均掲載順位9.2位です。直近7日間では合計クリック数1,187、合計表示回数2.77万、平均CTR4.3%、平均掲載順位9.4位です。最後、直近24時間では合計クリック数134、合計表示回数3,865、平均CTR3.5%、平均掲載順位8.8位です。
☐「やってもらいたいこと」を明確にする
次に、評価してもらうために以下のテキストを入力します。
上記は現在の僕のサイトの進捗です。この数値を見て僕のサイトを徹底的に評価してください。
上記で作成した2つのテキストを組み合わせてプロンプト入力欄に入力していきます。最初の長文テキストの後に2つ目の短いプロンプトを追加するだけで問題ありません。

テキストを入力後、Runをクリックして回答を出力します。

☐出力内容を確認する
Runをクリック後、以下の内容が出力されました。




入力した「サイトの状況」を深く理解して適切な回答をしてくれました。そして「今後どのような行動をしていけばいいのか」が明確になりました。
このように「数値」を入力するだけで、ポジティブな点と懸念点、総合評価などを非常に詳細に出力してもらうことができます。実際、誰かに相談しなくても自分で問題を見つけ解決できてしまうように感じました。
またここで入力したプロンプトに「コンテンツをスタートさせた時期」や「取り組んでいるジャンル」なども追加で入力することで、より正確な評価をしてくれるようになります。僕は今回、Google Search Consoleでサイトの状況を確認しましたが、他のツールでも問題ありません。
個人で行動する全てのコンテンツ作成者、発信者におすすめできます。
◼︎活用事例その2:YouTube動画を徹底的に解説してもらう
YouTube動画のリンクをペーストできる機能については、過去の記事でも共有しました。しかしここでは、Gemini 2.5 Proを活用していきます。
Gemini 2.5 ProでYouTube動画の要約機能を活用すれば、YouTube動画の内容をより詳細に理解することができます。ここでは、以下を徹底的に解説してもらおうと思います。
☐公開動画のURLを追加する
ここではYouTube動画のURLを入力資料に追加します。公開動画が対象で、動画ファイルを自分でアップロードする操作とは別です。現在の条件は公式の動画理解ガイドで確認してください。その際、+ボタンをクリックします。

次にYoutube Videoをクリックします。

クリック後、YouTube動画のリンクを入力する欄が表示されます。対象のYouTube動画のリンクをコピペしましょう。

次に、Add to promptをクリックします。

これでプロンプト入力欄に動画のURLを追加できました。

このように、公開YouTube動画のURLを資料として追加できました。
☐プロンプトを入力する
次にプロンプトを入力していきます。今回は以下のテキストを入力して、動画の内容を徹底的に解説してもらいます。
普段やるべきことがとても多くて、時間をかけて動画を見ることができません。なのでこの動画を徹底的に解説してもらいたいと思っています。その際、この動画の中で最も重要だと思うトピックから順に「10項目」を詳細にまとめていただけると、動画を見ることができない僕でも学びを得ることができると思っています。

テキストを入力後、Runをクリックして回答を出力します。

☐出力内容を確認する
Runをクリック後、以下の内容が出力されました。




今回の動画は約25分の長編動画でした。なので、出力までに約100秒かかりました。しかし実際に25分の動画を見て、そこから最も重要だと思うトピックから順に「10項目」を詳細にまとめるのは非常に時間がかかります。おそらく、数時間はかかるはずです。それを考えると、「100秒で全てを出力してくれるのはすごいことだな」と感じました。
プロンプトで入力した通り、徹底的に解説してくれていることがわかります。この出力は当時の1例です。他モデルの要約が必ず短くなるとは言えず、動画の内容・指示・設定で結果は変わります。重要な発言は元動画の時刻付きで照合してください。
「動画を見ずに動画から深い学びを短時間で得たい人」にはおすすめできる活用方法になります。
◼︎活用事例その3:人生に良い影響を与える哲学的な難問を解決する
例えば学校の先生に「この哲学的な難問を解決してください」と言われても、なかなか解決することはできません。自分ひとりで問題と向き合っても、答えに結びつきません。逆に、「何でこれが人生に良い影響を与えるの」と疑問に思ってしまいます。
ここではジャン=ポール・サルトルの「人間は自由の刑に処せられている」という有名な言葉について考えていこうと思います。
そんな時にも、Gemini 2.5 Proが役立ちます。Gemini 2.5 Proは、哲学的難問のような難しく複雑な問題を解くのも非常に得意です。
☐プロンプトを入力する
ここでは以下のプロンプトを入力して、どのような答えを導いてくれるのかを見ていきます。
サルトルは、自由の重圧から逃れるために、人間はしばしば『自己欺瞞』に陥ると指摘しました。これは、自分には選択の余地がなかったかのように振る舞ったり、社会的な役割や他者の期待に自分を同一化させたりすることで、自らの自由と責任から目を背ける態度です。この根源的な不安から逃れられないとしたら、人間はどのようにしてこの不安と「付き合っていく」ことができるでしょうか? 哲学的、心理学的な観点から、建設的な向き合い方について考察してください。

テキストを入力後、Runをクリックして回答を出力します。

☐出力内容を確認する
Runをクリック後、以下の内容が出力されました。


難しいプロンプトを入力しても、詳細な内容を出力し、問題を解決してくれます。完全な答えは一人ひとりにありますが、「考え方のひとつ」を明確に出力してくれています。そしてプロンプト内に入力した通り、しっかりと哲学的な観点と、心理学的な観点に分けて出力してくれました。長文ではあるものの比較的わかりやすく、また箇条書きで出力されており、項目ごとに確認することができます。なので読みやすいです。
さらに「すごいな」と思ったのは、アンガージュマンなどの難しい言葉にはカッコ書きが出力されていて、理解しやすくなっているというところです。

「アンガージュマン」とだけ出力されていたら、すごくわかりにくいです。しかしこのようにカッコ書きが出力されていると、完全に正しいかは置いておいて、言葉の意味をイメージしやすくなります。
哲学の問題やその他の複雑な問題と向き合う際にも、Gemini 2.5 Proが役立ちます。
◼︎活用事例その4:画像から想像できることを出力してもらう
Gemini 2.5 ProはYouTube動画やテキストに強いだけではありません。「画像」も深く理解し、その画像から想像できることを詳細に出力してくれます。画像の解釈にも誤りはあり、万能ではありません。
ここでは以下の画像をアップロードして、「画像から想像できること」を出力してもらおうと思います。

☐画像をアップロードする
画像をアップロードしていきます。まず最初にプロンプト入力欄にある+ボタンをクリックします。

次に、Upload Fileをクリックします。

クリック後、フォルダが表示されます。アップロードしたい画像を選択しましょう。
選択後、以下のようにアップロードされます。

画像をアップロード後は、プロンプトを入力していきます。
☐プロンプトを入力する
今回は「画像から想像できることを教えてもらう」ことが目的です。目的を達成するために、ここでは以下のプロンプトを入力しました。
この画像を見てあなたは何を想像することができますか?面白く興味深い想像から順に「5つ」を詳細に教えてください。僕自身の生活の中で「新しい発見」につながればいいなと思っています。

テキストを入力後、Runをクリックして回答を出力します。

☐出力内容を確認する
Runをクリック後、以下の内容が出力されました。


画像そのものを深く理解しているどころか、僕たちでも想像するのが難しいようなことまで想像しているように感じます。これはすごいです。
例えば、画像の部屋を以下のように想像しています。
この部屋は、ある人の心や潜在意識の奥深くにある「隠された部屋」です。そこにいる様々な形のモノたちは、普段意識されない感情、記憶、恐れ、あるいは忘れられたアイデアの擬人化です。
今回は、僕自身が作成した画像をアップロードして出力しました。しかし何の変哲もない「普通の画像」をアップロードしても、ここで共有したようなプロンプトを入力すれば、「新しい発見」や「気づき」を得ることができそうです。
画像が、「単なる画像」ではなくなります。どの画像からでも、アイデアを引き出すことができるようになりました。
◼︎活用事例その5:「ソクラテスの無知の知をわかりやすく学ぶための4コマ漫画」を作成するテキストを出力してもらう
最後は応用編です。Gemini 2.5 Proが出力したテキストをChatGPTで活用します。Gemini 2.5 Proでは、直接画像生成をすることができません。『▶︎Gemini 2.5 Proは「画像生成」に対応してるの?』で共有した通りです。しかし他のモデルと併用することで、高品質な画像を生成することができます。
ChatGPTでは、2025年3月25日〈米国の発表日、日本時間では26日〉に4o Image Generationがリリースされました。以下の4oの画面と作例は、その当時に筆者が試したものです。無料ユーザーにも画像生成が提供されていますが、現在の上限を一律「1日3回」とは案内できません。2026年10月22日の公式案内では画像生成に独立した利用上限があり、到達時は画面の案内に従います。出典:Free Tier FAQ。
「ChatGPTを使えば高性能な画像が生成できる」とは言っても、「どんなプロンプトを入力して画像を生成するの?」というように感じる人も多いかもしれません。
プロンプトが、画像生成をするための「材料」になりますが、Gemini 2.5 Proを活用すればその材料を作成することができます。Gemini 2.5 Proが作成したプロンプトをコピペするだけで、今まで作成できなかった画像が瞬時に作成できてししまうということです。
ここではGemini 2.5 Proの高性能ぶりを活かして、画像生成のためのプロンプトを作成していこうと思います。「ソクラテスの無知の知をわかりやすく学ぶための4コマ漫画」の画像を生成していきます。
☐プロンプトを入力する
以下のプロンプトを入力して、「4コマ漫画を生成するためのプロンプト」を出力します。
「ソクラテスの無知の知をわかりやすく学ぶための4コマ漫画」の画像が作成できるようなプロンプトを出力してください。その際、最も理解しておくべき内容がしっかりと詰め込まれていて、かつ魅力的で興味を引くような漫画となるようにしてください。ChatGPTで活用します。

テキストを入力後、Runをクリックして回答を出力します。

☐出力内容を確認する
Runをクリック後、以下の内容が出力されました。



今回僕が入力したプロンプトは、非常に簡単なプロンプトです。それでも、各コマを生成するためのプロンプトを詳細に出力してくれました。Gemini 2.5 Proのような生成AIモデルを活用すれば、「プロンプト」までも作成することができます。
「考えても思いつかない」をなくしていけそうです。
☐出力されたプロンプト部分をChatGPTにコピペして画像を生成する
出力された「画像を生成するためのプロンプト部分」は以下になります。

このプロンプトをChatGPTのプロンプト入力欄にそのままコピペします。

そのままコピペをすれば、Gemini 2.5 Proが作成したプロンプトの精度の高さを確認することができます。
下図は当時ChatGPT 4oで生成した記録です。現在はチャットで画像作成を依頼するか、Imagesを選びます。旧モデル名を探す必要はありません。出典:ChatGPT Images公式ヘルプ。

矢印のマークをクリックして、画像を生成していきます。

クリック後、以下の画像が生成されました。


今回のプロンプトには「(AIが苦手な場合)吹き出し内の文字は生成せず、後で人間が追加できるようスペースを空けておくか、状況描写でセリフの内容が伝わるようにしてください」という内容が含まれているため、吹き出し内に文字は生成されませんでした。
しかしここに関しては、簡単に調整することができます。
全体的に見て、非常に完成度の高い画像が生成されていることがわかります。Gemini 2.5 Proを活用すれば、このような画像を生成するための材料まで作れてしまうんです。
「試してみるかどうかだけ」で、想像を形にする方法はたくさんあるなと強く感じました。
▶︎この記事の引用元
Gemini 2.5 Proに関する記事を執筆するにあたって、以下のリンクを参考にしました。
https://blog.google/technology/google-deepmind/gemini-model-thinking-updates-march-2025
▶︎番外編①:Gemini関連の記事を紹介
この記事の最後に、番外編として5つの記事を共有します。「これから日常的に生成AIを活用していきたいと思っている人」や「機能について深く理解したい人」に、読んで頂きたい内容となっています。
まず最初はGoogle AI Studioに関する記事です。Google AI StudioはGoogleモデルの試作・開発用ツールで、無料枠と有料条件があります。実験的にプロンプト入力と出力ができ、複数のモデルを活用できるのが大きな魅力です。Google AI Studioに関して網羅的にまとめています。
次に共有する記事は、「Gemini 2.5 Proを活用してSEOに強いブログ記事を作成する方法」を学ぶ記事です。執筆活動が苦手な人や、SEOが得意ではない人にとって、必見の内容です。ほぼ全てGeminiが作成した「16,000字越えの記事」も共有しています。
次に共有する記事は、Grokを完全に使いこなせるようにするための記事です。Grokの概要や、使い方、出力例、活用方法などを丁寧にまとめています。Geminiモデルではありませんが、知っておくと、生活がより豊かになることは間違いありません。
最後に共有する記事は、NotebookLMに関する記事です。AI学習支援ツールになります。NotebookLMを活用することで、膨大な量の情報を簡単に整理することができ、チャット機能や音声機能で学びを深めていくことができます。ウェブ版とスマホ版の使い方や機能についてまとめました。
▶︎番外編②:プロンプトの能力を飛躍的に高める(前編後編合わせて34万字越えの大作です)
プロンプトの能力を飛躍的に高め、未来を創造する方法をまとめた記事を共有します。
以下の記事を読むことで、思考を拡張することができ、ユーザー自身に特化した出力内容を得ることができるようになります。日常で起きる問題が解決し、考えがまとまり、創造力も広がります。生成AIを「真の思考のパートナー」にすることができる、どこにも流れていない革新的な内容です。完全オリジナルのプロンプトを合計64個活用し、入力と出力について徹底解説しています。
「プロンプトに関する知識を身につけて自身を成長させたいと思っている人」や「主体的に人生を歩んでいきたい人」、「社会や仕事の変化に追われるのではなく自分から変化を作り出す楽しさを実感したい人」は、こちらのリンクをクリックしてご覧ください。
▶︎まとめ
以上になります。この記事を読んで、Gemini 2.5 Proのすごさ、利便性の高さが理解できたと思います。画面と作例は当時の記録として参考にし、これから使う場合は、APIの既存利用者向けアクセス制限と利用経路ごとの料金を先に確認してください。
執筆当時、僕自身は毎日活用し、活用しないことが考えられないほどでした。生成AIは単純にテキストを生成するだけではありません。もうひとつの脳として、行動や思考のパートナー役として活用することができます。それは素晴らしいことだし、本質的な活用方法だと、個人的には考えています。
私にとって当時のGemini 2.5 Proは有用な選択肢でしたが、現在の無料利用や他モデルに対する優位を保証するものではありません。少しでも多くの人に活用してもらえることを願っています。
引き続き生成AIを知っていただくために、記事を通して情報を共有していきます。
なお、こちらのページを最後までスクロールするとコメント欄があります。そちらのコメント欄に気づきや感想等がございましたらご記入ください。さらに質の高い情報を発信するための学びとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。









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