2025年3月25日、GoogleのGeminiモデルから競合を凌駕する高性能モデルが追加されました。その名前はGemini 2.5 Proです。2025年6月6日に、Gemini 2.5 Proがさらにパワーアップしました。性能は「世界一」です。この記事を読むことで、Gemini 2.5 Proの使い方、特徴、活用事例、料金などを網羅的に理解することができます。
興味のある人はぜひ最後までご覧ください。
▶︎Gemini 2.5 Proって何?
Gemini 2.5 Pro は、Googleが提供する生成AIモデルの名前になります。
GeminiがGoogleの生成AIモデルの総称で、その中にもたくさんの種類があります。2025年3月25日にリリースされたモデルはGeminiの「2.5 Pro」で、「Experimental版」としてリリースされました。「Experimental」とは「実験的」という意味です。まだ正式版ではなく、テスト段階のモデルということになります。
2025年6月6日の時点では、「Gemini 2.5 Pro Preview」として活用することができます。
NEW Geminiとして、2.5モデルがさらにパワーアップしました。
月30,000円を支払って活用できるChatGPTのo1 Proと遜色ありません。むしろ、「o1 Proよりも良い」と感じる人がいるかもしれません。
▶︎Gemini 2.5 Proはどこで使えるの?
Gemini 2.5 Pro Preview 05-06は、Google AI StudioとGeminiアプリから活用することができます。
※2025年6月の時点で、活用できるモデルは「Gemini 2.5 Pro Preview」となっています。活用の方法は全く変わらないので、これ以降に書かれている内容をぜひ参考にしてください。

◼︎料金について
Google AI Studioでも、Geminiアプリでも、無料で活用することができます。
僕個人は、Google AI Studioで活用しています。しかしどちらを活用しても、精度の高さが変わることはありません。
◼︎Google AI Studioから使用する
以下のリンクをクリックすることで、 Google AI Studioにアクセスすることができます。
https://aistudio.google.com/app/prompts/new_chat
クリックすると、Google AI Studioのホーム画面が表示されます。

Gemini 2.5 Pro Preview 05-06を活用する際、まず最初にModel欄をクリックします。

次にモデルを選択していきます。モデルの選択欄にGemini 2.5 Pro Preview 05-06が含まれているので、クリックしましょう。

クリックすることで変更完了です。これで、Gemini 2.5 Pro Preview 05-06を使用して回答を出力することができます。

◼︎Geminiアプリから使用する
Geminiアプリは、以下のリンクからダウンロードすることができます。
iOS🔽
https://apps.apple.com/jp/app/google-gemini/id6477489729
Android🔽
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.bard&hl=ja&pli=1
アプリを開き簡単な設定をした後、以下の画面が表示されます。Geminiのホーム画面です。

Gemini 2.5 Proを活用する際、モデルの部分をタップします。

タップすると以下の項目が表示されます。次に、2.5 Pro(experimental)をタップします。

モデルが反映されました。これで変更完了です。Gemini 2.5 Proを活用することができます。

▶︎Gemini 2.5 Flashについて
ここで、Geminiで活用できるもうひとつの優れた生成AIモデルについて共有します。「Gemini 2.5 Flash」です。このモデルの最大の特徴は「出力のスピードの速さ」にあります。活用するのが心地よく感じるほど、スラスラと出力してくれます。しかしそれだけではなく、出力されるテキスト量も非常に多く、内容の精度も高いです。
以下の記事で、Gemini 2.5 Flashの操作方法から、出力内容の調整の仕方まで幅広く理解することができます。興味のある人はこちらもあわせてお読み下さい。
▶︎Gemini 2.5モデルを徹底比較しました
Google AI Studioでは他にも、Gemini 2.5 Flash LiteなどのGemini 2.5モデルを活用することができます。それぞれのモデルには特徴があり、用途に応じて使い分けることで、モデルの力をより高めることができます。
以下の記事は、これら3つのモデルを「基本機能、処理能力、料金、安定性、安全性」の5つの観点から、21の項目に分けて徹底比較をした記事になります。
この記事で、「Googleの代表的なGeminiモデルにはどのような違いがあるのか」を理解することができます。そして、モデルの特徴を活かして「使い分け」ができるようになります。興味のある人は、ぜひご覧ください。
▶︎Gemini 2.5 Proは何がすごいの?
この章では「Gemini 2.5 Proの何がすごいのか」について共有していきます。結論からお伝えすると、競合の多くのモデルよりも、より難しく、複雑で、理解しにくい問題に対応できるようになりました。ユーザーが納得できるように回答を出力してくれます。
◼︎世界一賢い生成AIモデル
2025年3月31日の時点で、Gemini 2.5 Proが世界一賢い生成AIモデルとなっています。
☐Tracking AIが独自で実施したIQテストの結果
生成AIの知能やバイアスなどのに関する評価を行うTracking AIでは、独自でIQテストを実施しました。その結果、平均のIQスコア118を叩き出しています。これは非常にハイスコアです。
冒頭で「月30,000円を支払って活用できるChatGPTのo1 Proと遜色ありません」とお伝えしましたが、そのo1 Proは2位で、平均のIQスコアは110です。つまり、すでにo1 Proの実力を大幅に超えていることになります。
以下は、Tracking AIが独自で実施したIQテストの結果になります。

☐人口の上位2%と同等の知能を発揮!(メンサに入会できます)
またGemini 2.5 Proは、メンサテストでもIQ130というスコアを出しています。o1 ProのIQ120を10も超えるスコアとなっています。
メンサとは、高い知能を持つ人達が集まる国際的な組織になります。今回のテストは、メンサに入会するためのテストになります。
メンサに入会するためには、IQスコアが人口の上位2%に入らなければいけません。上位2%のIQスコアが130となります。メンサに入会できてしまうほどの実力が、Gemini 2.5 Proには備わっているということになります。
ちなみにIQの平均は100です。すでに人間の平均値を、Gemini 2.5 Proは圧倒的に超えています。人間の平均値を超えた、いわゆる天才レベルの生成AIはもう誕生しているんです。
以下は、メンサテストの結果が追加されたグラフになります。

これだけを見ても、凄まじい性能だということが理解できます。
◼︎競合の生成AIモデルと比較をしてもダントツの高性能
Gemini 2.5 Proは、とにかく賢いです。Chatbot Arenaという「対話型AIモデルの性能を比較し、ランキング形式で評価するプラットフォーム」では、Grok3、GPT-4.5などの高性能モデルがひしめく中、ダントツのスコアを叩き出していることがわかります。Chatbot Arenaでは、回答の正確さ、関連性、流暢さ、役立つ度合いなどが評価の基準となっています。

これは、Gemini 2.5 Proが対話型の生成AIとして最高レベルの性能を持ち、ユーザーの評価で他のモデルを大きく上回っていることを意味します。Grok3などの上位の生成AIモデルもかなり使いやすく、実際に使ってみても「ユーザーのことをよく理解している」と感じることが多いです。それ以上にGemini 2.5 Proは賢いということになります。
◼︎NEW Geminiが2.5モデルでさらにパワーアップしました
冒頭でも共有したように、2025年5月6日にGemini 2.5 Pro Preview 05-06がリリースされました。IQ130を叩き出した当時のGemini 2.5 Proよりも、レベルアップしています。文章力、論理的思考能力、数学、クリエイティブなどの問題に対する出力の精度がより向上しました。
Chatbot Arenaのランキングでは、ChatGPT o3やGrok 3を抑えて1位になりました。o3がリリースされた当初はo3がトップになっていましたが、再び1位に返り咲きました。

また文章力、論理的思考能力、数学などの全てのタスクで1位を獲得しています。有料で課金して生成AIモデルを活用する必要はないのかもしれません。

さらに競合の高性能モデルと比較すると、トークンあたりの価格が圧倒的に安いです。

高性能なAIを「より多くの人が、より多くの場面で、より自由に使えるようになる」時代になりつつあります。新しくなったGemini 2.5 Proを使わない手はありません。
NEW Geminiとして、2.5モデルがさらにパワーアップしています。今後もますます高性能になるのは間違いありません。
◼︎どんなモデル?
Gemini 2.5 Proは推論モデルです。出力時にまずは推論をして、その後、推論をもとにして回答を出力してくれます。
回答の一番最初に出力されたものが「推論の過程」です。

Thoughtsをクリックすることで、Gemini 2.5 Proの推論内容を見ることができます。

以下が推論内容です。



これは、出力内容ではありません。
このように、メインの回答を出力する前に推論を出力してくれると、回答の精度が高まります。高いパフォーマンスでユーザーの目的を満たしてくれます。
ちなみにAIの分野では、「推論」は単なる分類や予測のことではありません。 情報を分析し、論理的な結論を導き出し、文脈やニュアンスを理解し取り入れ、プロンプトにもとづいた意思決定を行う能力全般のことを指しています。
多くのモデルは「推論の過程」は出力されず、回答だけが出力される場合が多いです。このような「推論機能」が最初から備わっているモデルが、Gemini 2.5 Pro Experimentalになります。
◼︎ベンチマークの評価結果で理解する「Gemini 2.5 Proのすごさ」
Gemini 2.5 Proがどれほどすごいかは、ベンチマークの評価結果からも理解することができます。
☐評価結果
以下は競合の生成AIモデルと比較した「ベンチマークの評価結果」になります。Googleの公式サイトから引用しました。


☐評価結果からわかること
上記の2つの画像からわかることをまとめました。
✓ベンチマークの評価結果を見てわかること
・Humanity’s Last Exam(推論・知識を問う極めて難しいテスト)の正解率では、競合モデル(o3-mini: 14.0%、GPT-4.5: 6.4%など)を上回る18.8%を達成。
・AIME 2024(高度な数学的思考、問題解決能力を問うテスト)では92.0%と、競合モデル(o3-mini: 87.3%、GPT-4.5: 36.7%、Claude 3.7 Sonnet: 61.3%など)を大きく上回る。
・MRCR(大規模コンテキストの処理能力と複雑な推論をテスト)での結果が91.5%と、競合を圧倒(GPT-4.5は36.3%、Claude 3.7 Sonnetは48.8%など)。長文や多数の情報を扱うタスクで、大幅に高い精度を示す。
・MMMU(画像付きマルチモーダル問題のテスト)での正解率が81.7%と、GPT-4.5(74.4%)、Claude 3.7(75.0%)、Grok 3 Beta(76.0%)などを上回る。
・SWE-bench verified(ソフトウェアエンジニアリングの問題を解くテスト)では、63.8%とClaude 3.7 Sonnet(70.3%)には及ばないものの、GPT-4.5(38.0%)やDeepSeek R1(49.2%)よりも高いスコアであることがわかる。
難しい問題の推論、長文処理、数学、科学系タスクなどが得意分野であることがわかります。また一方で、コード生成やファクトチェックなどの領域では競合モデルに及ばない部分もあるため、現状では得意分野とそうでない分野がはっきりしていると言えます。
とは言っても、総合的に見てどの生成AIモデルにも負けない強さを持っているように感じます。
◼︎トークン数について
Gemini 2.5 Proのトークン数は、100万トークンを超えています。トークンとは文章を処理するための最小単位のことを指します。例えば日本語では「単語」や「文節の一部」(例:「私」、「は」、「、」、「です」)がトークンになります。ちなみにカッコの中の例だと4トークンになります。
100万トークンを超えていると、一般的な小説(例:『ハリー・ポッターと賢者の石』は約77,000語)なら、数冊分を余裕で丸ごと読み込めます。分厚い専門書や歴史書(数百ページ)も、全体を一度にインプットできます。「この本の主要なテーマは何ですか?」や「主人公の考え方は、物語を通してどのように変化しましたか?」などの、本全体の内容が分からなければ答えられない回答でも、要約することができます。
近日中に、Gemini 2.5 Proのトークン数は200万トークンになる予定です。
ちなみに、Google AI Studioではトークン数を確認することができます。Gemini 2.5 Pro Preview 03-25にモデルを変更後、Token countから確認することができます。

プロンプトを入力し回答を出力すると、トークンがカウントされます。

消費したトークンが100万を超えるまで、同じチャットでやり取りをすることが可能です。またチャットを切り替えることで、消費したトークンはリセットされます。
▶︎Gemini 2.5 Proは「画像生成」に対応してるの?
結論からお伝えすると、Gemini 2.5 Proは画像生成には対応していません。「あなたは画像生成はできますか?」と質問しても、「直接画像を生成することはできません」と出力されます。

また画像生成ができるモデルでは、Output formatの項目が表示されますが、その項目もありません。

「直接は画像生成ができないモデル」だということが理解できます。
しかし高性能な画像を生成できるモデルもあるので、あまり問題にはなりません。
画像生成をする際は、Google AI StudioのGemini 2.0 Flash(Image Generation)Experimentalを活用します。Model欄から、このモデルを選択しましょう。

モデルを変更することで、簡単に画像生成ができるようになります。

Output formatの項目も表示されているので、「画像生成に対応している」ということがわかります。

「Gemini 2.5 Proは直接画像生成ができない」とは言っても、出力されるテキストの精度が非常に高いです。その高い精度を活かして、画像を出力するための材料となる「プロンプト」を作成することができます。作成したプロンプトを画像生成に対応しているモデルや、競合の生成AIで活用すれば、高品質な画像を作成することができます。
この記事の最終章で「Gemini 2.5 Proでプロンプトを作成して、ChatGPTで画像生成をする方法」を共有しています。「4コマ漫画の画像を生成するためのプロンプト」を作成しました。より詳細に方法を知りたい人は、最終章をご覧ください。
▶︎Gemini 2.5 Proの活用事例を「5つ」共有(出力内容のレベルの高さに驚きです)
最後の章では、Gemini 2.5 Proの活用事例を5つ共有していきます。この章を読むことで、「どうやって活用していくのか」や「どのような出力をしてくれるのか」を理解することができます。
また、ここではGoogle AI StudioのGemini 2.5 Pro Experimentalを使用しました。
実際に使用する際の参考にしていただければ幸いです。
◼︎活用事例その1:運営するコンテンツの状況を評価してもらう
発信者には非常に役立つ内容です。
僕自身、個人でサイトを運営し記事を書いています。しかし個人で行動しているため、第三者に評価してもらうことができません。そのような時に、Gemini 2.5 Proの推論能力や長文処理能力の高さが役に立ちます。
僕は自身のサイトの状況をチェックする際、Google Search Consoleを活用しています。このツールでは、常時サイトの順位や表示回数、クリック数をグラフと数字で見ることができます。このツールを活用することで「サイトがどんな状況なのか」を一目で理解できます。

しかし「この数値は良好なのか」とか、「どこが問題だから何をやっていけばいいのか」がいまいち理解できません。相談できる人がすぐ近くにいればいいですが、実際にはいません。
このように思ったことがきっかけで、個人的に取り入れるようになった方法です。
☐データを言語化する
まずは自身のサイトの状況を「直近16ヶ月」から「直近24時間」まで確認し言語化していきます。言語化すると、長いプロンプトが完成します。以下のテキストです。
直近16ヶ月間では、合計クリック数3.18万、合計表示回数71.6万、平均CTR4.4%、平均掲載順位12.9位です。直近12ヶ月間では合計クリック数3.15万、合計表示回数70.7万、平均CTR4.5%、平均掲載順位12.8位です。直近6ヶ月間では合計クリック数1.89万、合計表示回数48.6万、平均CTR3.9%、平均掲載順位11.5位です。直近3ヶ月間では合計クリック数1.1万、合計表示回数31.5万、平均CTR3.5%、平均掲載順位10位です。直近28日間では合計クリック数4,468、合計表示回数12.3万、平均CTR3.6%、平均掲載順位9.2位です。直近7日間では合計クリック数1,187、合計表示回数2.77万、平均CTR4.3%、平均掲載順位9.4位です。最後、直近24時間では合計クリック数134、合計表示回数3,865、平均CTR3.5%、平均掲載順位8.8位です。
☐「やってもらいたいこと」を明確にする
次に、評価してもらうために以下のテキストを入力します。
上記は現在の僕のサイトの進捗です。この数値を見て僕のサイトを徹底的に評価してください。
上記で作成した2つのテキストを組み合わせてプロンプト入力欄に入力していきます。最初の長文テキストの後に2つ目の短いプロンプトを追加するだけで問題ありません。

テキストを入力後、Runをクリックして回答を出力します。

☐出力内容を確認する
Runをクリック後、以下の内容が出力されました。




入力した「サイトの状況」を深く理解して適切な回答をしてくれました。そして「今後どのような行動をしていけばいいのか」が明確になりました。
このように「数値」を入力するだけで、ポジティブな点と懸念点、総合評価などを非常に詳細に出力してもらうことができます。実際、誰かに相談しなくても自分で問題を見つけ解決できてしまうように感じました。
またここで入力したプロンプトに「コンテンツをスタートさせた時期」や「取り組んでいるジャンル」なども追加で入力することで、より正確な評価をしてくれるようになります。僕は今回、Google Search Consoleでサイトの状況を確認しましたが、他のツールでも問題ありません。
個人で行動する全てのコンテンツ作成者、発信者におすすめできます。
◼︎活用事例その2:YouTube動画を徹底的に解説してもらう
YouTube動画のリンクをペーストできる機能については、過去の記事でも共有しました。しかしここでは、Gemini 2.5 Proを活用していきます。
Gemini 2.5 ProでYouTube動画の要約機能を活用すれば、YouTube動画の内容をより詳細に理解することができます。ここでは、以下を徹底的に解説してもらおうと思います。
☐動画をアップロードする
まずはYouTube動画をアップロードします。その際、+ボタンをクリックします。

次にYoutube Videoをクリックします。

クリック後、YouTube動画のリンクを入力する欄が表示されます。対象のYouTube動画のリンクをコピペしましょう。

次に、Add to promptをクリックします。

これでプロンプト入力欄に動画をアップロードできました。

このようにして、簡単にYouTube動画をアップロードできます。
☐プロンプトを入力する
次にプロンプトを入力していきます。今回は以下のテキストを入力して、動画の内容を徹底的に解説してもらいます。
普段やるべきことがとても多くて、時間をかけて動画を見ることができません。なのでこの動画を徹底的に解説してもらいたいと思っています。その際、この動画の中で最も重要だと思うトピックから順に「10項目」を詳細にまとめていただけると、動画を見ることができない僕でも学びを得ることができると思っています。

テキストを入力後、Runをクリックして回答を出力します。

☐出力内容を確認する
Runをクリック後、以下の内容が出力されました。




今回の動画は約25分の長編動画でした。なので、出力までに約100秒かかりました。しかし実際に25分の動画を見て、そこから最も重要だと思うトピックから順に「10項目」を詳細にまとめるのは非常に時間がかかります。おそらく、数時間はかかるはずです。それを考えると、「100秒で全てを出力してくれるのはすごいことだな」と感じました。
プロンプトで入力した通り、徹底的に解説してくれていることがわかります。他のGeminiモデルでもYouTube動画をアップロードして内容を出力してもらうことはできますが、ここまで詳細には出力してくれません。
「動画を見ずに動画から深い学びを短時間で得たい人」にはおすすめできる活用方法になります。
◼︎活用事例その3:人生に良い影響を与える哲学的な難問を解決する
例えば学校の先生に「この哲学的な難問を解決してください」と言われても、なかなか解決することはできません。自分ひとりで問題と向き合っても、答えに結びつきません。逆に、「何でこれが人生に良い影響を与えるの」と疑問に思ってしまいます。
ここではジャン=ポール・サルトルの「人間は自由の刑に処せられている」という有名な言葉について考えていこうと思います。
そんな時にも、Gemini 2.5 Proが役立ちます。Gemini 2.5 Proは、哲学的難問のような難しく複雑な問題を解くのも非常に得意です。
☐プロンプトを入力する
ここでは以下のプロンプトを入力して、どのような答えを導いてくれるのかを見ていきます。
サルトルは、自由の重圧から逃れるために、人間はしばしば『自己欺瞞』に陥ると指摘しました。これは、自分には選択の余地がなかったかのように振る舞ったり、社会的な役割や他者の期待に自分を同一化させたりすることで、自らの自由と責任から目を背ける態度です。この根源的な不安から逃れられないとしたら、人間はどのようにしてこの不安と「付き合っていく」ことができるでしょうか? 哲学的、心理学的な観点から、建設的な向き合い方について考察してください。

テキストを入力後、Runをクリックして回答を出力します。

☐出力内容を確認する
Runをクリック後、以下の内容が出力されました。


難しいプロンプトを入力しても、詳細な内容を出力し、問題を解決してくれます。完全な答えは一人ひとりにありますが、「考え方のひとつ」を明確に出力してくれています。そしてプロンプト内に入力した通り、しっかりと哲学的な観点と、心理学的な観点に分けて出力してくれました。長文ではあるものの比較的わかりやすく、また箇条書きで出力されており、項目ごとに確認することができます。なので読みやすいです。
さらに「すごいな」と思ったのは、アンガージュマンなどの難しい言葉にはカッコ書きが出力されていて、理解しやすくなっているというところです。

「アンガージュマン」とだけ出力されていたら、すごくわかりにくいです。しかしこのようにカッコ書きが出力されていると、完全に正しいかは置いておいて、言葉の意味をイメージしやすくなります。
哲学の問題やその他の複雑な問題と向き合う際にも、Gemini 2.5 Proが役立ちます。
◼︎活用事例その4:画像から想像できることを出力してもらう
Gemini 2.5 ProはYouTube動画やテキストに強いだけではありません。「画像」も深く理解し、その画像から想像できることを詳細に出力してくれます。万能な生成AIモデルです。
ここでは以下の画像をアップロードして、「画像から想像できること」を出力してもらおうと思います。

☐画像をアップロードする
画像をアップロードしていきます。まず最初にプロンプト入力欄にある+ボタンをクリックします。

次に、Upload Fileをクリックします。

クリック後、フォルダが表示されます。アップロードしたい画像を選択しましょう。
選択後、以下のようにアップロードされます。

画像をアップロード後は、プロンプトを入力していきます。
☐プロンプトを入力する
今回は「画像から想像できることを教えてもらう」ことが目的です。目的を達成するために、ここでは以下のプロンプトを入力しました。
この画像を見てあなたは何を想像することができますか?面白く興味深い想像から順に「5つ」を詳細に教えてください。僕自身の生活の中で「新しい発見」につながればいいなと思っています。

テキストを入力後、Runをクリックして回答を出力します。

☐出力内容を確認する
Runをクリック後、以下の内容が出力されました。


画像そのものを深く理解しているどころか、僕たちでも想像するのが難しいようなことまで想像しているように感じます。これはすごいです。
例えば、画像の部屋を以下のように想像しています。
この部屋は、ある人の心や潜在意識の奥深くにある「隠された部屋」です。そこにいる様々な形のモノたちは、普段意識されない感情、記憶、恐れ、あるいは忘れられたアイデアの擬人化です。
今回は、僕自身が作成した画像をアップロードして出力しました。しかし何の変哲もない「普通の画像」をアップロードしても、ここで共有したようなプロンプトを入力すれば、「新しい発見」や「気づき」を得ることができそうです。
画像が、「単なる画像」ではなくなります。どの画像からでも、アイデアを引き出すことができるようになりました。
◼︎活用事例その5:「ソクラテスの無知の知をわかりやすく学ぶための4コマ漫画」を作成するテキストを出力してもらう
最後は応用編です。Gemini 2.5 Proが出力したテキストをChatGPTで活用します。Gemini 2.5 Proでは、直接画像生成をすることができません。『▶︎Gemini 2.5 Proは「画像生成」に対応してるの?』で共有した通りです。しかし他のモデルと併用することで、高品質な画像を生成することができます。
ChatGPTでは、2025年3月26日に4o Image Generationがリリースされました。プロンプトを入力することで、他のどの生成AIモデルでも出力できなかった、高品質で実用的な画像を生成してくれる機能になります。2025年4月1日以降、ChatGPTの無料ユーザーでも活用できるようになりました。しかし「1日3回まで」となっています。注意が必要です。
「ChatGPTを使えば高性能な画像が生成できる」とは言っても、「どんなプロンプトを入力して画像を生成するの?」というように感じる人も多いかもしれません。
プロンプトが、画像生成をするための「材料」になりますが、Gemini 2.5 Proを活用すればその材料を作成することができます。Gemini 2.5 Proが作成したプロンプトをコピペするだけで、今まで作成できなかった画像が瞬時に作成できてししまうということです。
ここではGemini 2.5 Proの高性能ぶりを活かして、画像生成のためのプロンプトを作成していこうと思います。「ソクラテスの無知の知をわかりやすく学ぶための4コマ漫画」の画像を生成していきます。
☐プロンプトを入力する
以下のプロンプトを入力して、「4コマ漫画を生成するためのプロンプト」を出力します。
「ソクラテスの無知の知をわかりやすく学ぶための4コマ漫画」の画像が作成できるようなプロンプトを出力してください。その際、最も理解しておくべき内容がしっかりと詰め込まれていて、かつ魅力的で興味を引くような漫画となるようにしてください。ChatGPTで活用します。

テキストを入力後、Runをクリックして回答を出力します。

☐出力内容を確認する
Runをクリック後、以下の内容が出力されました。



今回僕が入力したプロンプトは、非常に簡単なプロンプトです。それでも、各コマを生成するためのプロンプトを詳細に出力してくれました。Gemini 2.5 Proのような生成AIモデルを活用すれば、「プロンプト」までも作成することができます。
「考えても思いつかない」をなくしていけそうです。
☐出力されたプロンプト部分をChatGPTにコピペして画像を生成する
出力された「画像を生成するためのプロンプト部分」は以下になります。

このプロンプトをChatGPTのプロンプト入力欄にそのままコピペします。

そのままコピペをすれば、Gemini 2.5 Proが作成したプロンプトの精度の高さを確認することができます。
また画像生成をする際は、モデルがChatGPT 4oになっていることを確認してください。ChatGPT 4oで画像を生成することができます。

矢印のマークをクリックして、画像を生成していきます。

クリック後、以下の画像が生成されました。


今回のプロンプトには「(AIが苦手な場合)吹き出し内の文字は生成せず、後で人間が追加できるようスペースを空けておくか、状況描写でセリフの内容が伝わるようにしてください」という内容が含まれているため、吹き出し内に文字は生成されませんでした。
しかしここに関しては、簡単に調整することができます。
全体的に見て、非常に完成度の高い画像が生成されていることがわかります。Gemini 2.5 Proを活用すれば、このような画像を生成するための材料まで作れてしまうんです。
「試してみるかどうかだけ」で、想像を形にする方法はたくさんあるなと強く感じました。
▶︎この記事の引用元
Gemini 2.5 Proに関する記事を執筆するにあたって、以下のリンクを参考にしました。
https://blog.google/technology/google-deepmind/gemini-model-thinking-updates-march-2025
▶︎番外編①:Gemini関連の記事を紹介
この記事の最後に、番外編として5つの記事を共有します。「これから日常的に生成AIを活用していきたいと思っている人」や「機能について深く理解したい人」に、読んで頂きたい内容となっています。
まず最初はGoogle AI Studioに関する記事です。Google AI Studioは、Googleの高性能な生成AIモデルを無料で活用できるツールになります。実験的にプロンプト入力と出力ができ、複数のモデルを活用できるのが大きな魅力です。Google AI Studioに関して網羅的にまとめています。
次に共有する記事は、「Gemini 2.5 Proを活用してSEOに強いブログ記事を作成する方法」を学ぶ記事です。執筆活動が苦手な人や、SEOが得意ではない人にとって、必見の内容です。ほぼ全てGeminiが作成した「16,000字越えの記事」も共有しています。
次に共有する記事は、Grokを完全に使いこなせるようにするための記事です。Grokの概要や、使い方、出力例、活用方法などを丁寧にまとめています。Geminiモデルではありませんが、知っておくと、生活がより豊かになることは間違いありません。
最後に共有する記事は、NotebookLMに関する記事です。AI学習支援ツールになります。NotebookLMを活用することで、膨大な量の情報を簡単に整理することができ、チャット機能や音声機能で学びを深めていくことができます。ウェブ版とスマホ版の使い方や機能についてまとめました。
▶︎番外編②:プロンプトの能力を飛躍的に高める(前編後編合わせて34万字越えの大作です)
プロンプトの能力を飛躍的に高め、未来を創造する方法をまとめた記事を共有します。
以下の記事を読むことで、思考を拡張することができ、ユーザー自身に特化した出力内容を得ることができるようになります。日常で起きる問題が解決し、考えがまとまり、創造力も広がります。生成AIを「真の思考のパートナー」にすることができる、どこにも流れていない革新的な内容です。完全オリジナルのプロンプトを合計64個活用し、入力と出力について徹底解説しています。
「プロンプトに関する知識を身につけて自身を成長させたいと思っている人」や「主体的に人生を歩んでいきたい人」、「社会や仕事の変化に追われるのではなく自分から変化を作り出す楽しさを実感したい人」は、こちらのリンクをクリックしてご覧ください。
▶︎まとめ
以上になります。この記事を読んで、Gemini 2.5 Proのすごさ、利便性の高さが理解できたと思います。記事内でも共有したように、Google AI Studioで活用すれば、Gemini 2.5 Proを無料で活用することができます。
僕自身、毎日活用していますが、今では活用しないことが考えられなくなっています。生成AIは単純にテキストを生成するだけではありません。もうひとつの脳として、行動や思考のパートナー役として活用することができます。それは素晴らしいことだし、本質的な活用方法だと、個人的には考えています。
現在無料で活用できる最も優れた生成AIモデルはGemini 2.5 Proだということは間違いありません。少しでも多くの人に活用してもらえることを願っています。
引き続き生成AIを知っていただくために、記事を通して情報を共有していきます。
なお、こちらのページを最後までスクロールするとコメント欄があります。そちらのコメント欄に気づきや感想等がございましたらご記入ください。さらに質の高い情報を発信するための学びとさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。









コメント