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Microsoftの公式サポートページとMicrosoft Learn(2026年11月4日取得)で確認した内容だけで書いています。画面の文言やメニュー名は変わることがあります。
BitLockerの回復キーを求められたら、まず画面の「回復キー ID」の最初の8桁を控え、別のスマホやパソコンからMicrosoftアカウントの回復キーのページを開いて、IDが一致する48桁のキーを探します。Microsoftサポートは失われた回復キーを取得・提供・再作成できないため、初期化は探す場所を確かめ終えてから考えます。
- 回復画面に出ている「回復キー ID」の最初の8桁をメモします。
- 別のスマホやパソコンで https://aka.ms/myrecoverykey を開き、そのパソコンで使っているMicrosoftアカウントでサインインして、IDが一致する回復キーを入力します。
- 見つからなければ、会社・学校のパソコンはIT部門へ。個人のパソコンは、印刷した紙やUSBメモリ、家族など別の人のMicrosoftアカウントも確かめます。
Windowsを起動したら突然、BitLockerの回復キーを入力するよう求められた。そんなときに、回復キーがどこにあるか、なぜ求められたのかを、Microsoftの公式情報の順番どおりにまとめました。Windows 11 24H2以降の回復画面に出る「アカウントのヒント」も扱います。
こんな人におすすめ
- 突然BitLockerの回復キーを求められて、どこにあるかわからない人
- BitLockerを自分でオンにした覚えがない人
- 回復キーが見つからず、初期化するしかないのか迷っている人
- ☑ 回復画面の「回復キー ID」の最初の8桁を控えたか(複数の回復キーがあるとき、どれを使うかを見分けるために使います)
- ☑ このパソコンを最初に設定した人と、そのときのMicrosoftアカウントがわかるか(家族など別の人のアカウントに保存されていることがあります)
- ☑ 会社や学校から配られたパソコンか(その場合はIT部門が回復キーを管理していることがあります)
Windows 11 バージョン24H2以降では、BitLocker回復画面に、回復キーに関連付けられているMicrosoftアカウントのヒントが表示されます。
01回復キーとは?突然求められる原因
BitLockerの回復キーは、暗号化されたドライブのロックを解除するための48桁の数字です。Windowsが暗号化されたドライブのロックを自動で解除できないときに必要になります。
Microsoftによると、回復キーを求められるのは、データへのアクセスが許可されていない可能性があるときです。BitLockerが「攻撃の可能性」と区別できないハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアの変更があった場合などが当たります。
| こんなことがあった | Microsoft Learnに載っている例 |
|---|---|
| PINを何度も間違えた | 間違ったPINの入力回数が多すぎる |
| BIOS・UEFIの更新をした | BIOSやUEFIファームウェアのアップグレードなど、重要な初期スタートアップ コンポーネントのアップグレード |
| TPMの設定を触った・マザーボードを替えた | TPMのオフ・無効化・非アクティブ化・クリア、TPMの自己テストエラー、新しいTPMを使うマザーボードへの交換 |
| ドッキングステーションにつないだ・外した | ポータブル コンピューターのドッキングまたはドッキング解除 |
| 起動の順番を変えた | BIOSのブート順序でハードドライブより前にCD/DVDドライブがある、TPM 1.2のデバイスでブート デバイスの順序を変更 |
| ドライブを別のパソコンに移した | BitLockerで保護されたドライブを新しいコンピューターに移動 |
| サインインを何度も失敗した | サインイン試行の失敗の許容最大数を超える(ポリシー設定をしている場合) |
この一覧は、IT管理者向けのMicrosoft Learnにある「一般的なイベントの例」です。すべての原因を網羅したものではありません。
BitLockerをオンにした覚えがない場合
Windowsには「デバイスの暗号化」という機能があり、Microsoftアカウント、または職場・学校のアカウントで初めてサインイン(セットアップ)したときに有効になり、そのアカウントに回復キーが添付されます。ローカルアカウントの場合は自動では有効になりません。デバイスの暗号化はWindows Homeを実行しているデバイスでも利用できます。自分で設定した覚えがなくても回復キーを求められるのは、このためであることがあります。
出典:Microsoft サポート「BitLocker の概要」、Microsoft Learn「BitLocker 回復の概要」、Microsoft サポート「Windows のデバイスの暗号化」
02回復キー IDの最初の8桁を控える
回復キーの入力を求められたら、まず画面に表示されている回復キー IDの最初の8桁を書き留めます。回復キー IDは、複数の回復キーがあるときに、どの回復キーを使うかを見分けるためのものです。
Windows 11 バージョン24H2以降では、回復画面に、回復キーに関連付けられているMicrosoftアカウントのヒントも表示されます。どのアカウントで探せばよいかの手がかりになるので、あわせてメモしておきます。
Windows回復環境(Windows RE)のBitLocker回復画面では、ナレーターやスクリーン キーボードを使えます。ナレーターは Windowsキー+Ctrl+Enter、スクリーン キーボードはテキスト入力欄をタップすると起動します。ただし、Windows ブート マネージャーが回復キーを求めている画面では、これらが使えない場合があります。
出典:Microsoft サポート「BitLocker 回復キーを見つける」、Microsoft Learn「BitLocker 回復の概要」
03Microsoftアカウントで回復キーを確認する方法
回復キーがMicrosoftアカウントにバックアップされている場合は、次の手順で確認できます。
- 別のスマホやパソコンでWebブラウザーを開き、https://aka.ms/myrecoverykey に移動します。
- Microsoftアカウントでサインインし、2で控えた回復キー IDと一致するものを探します。
- 一致した48桁の回復キーを、ロックされたパソコンの回復画面に入力します。
見つからないときは、別の人のMicrosoftアカウントも確かめます。Microsoftは、デバイスを設定した人やBitLockerをオンにした人が、その人自身のMicrosoftアカウントに回復キーを保存している可能性があると案内しています。家族がパソコンの初期設定をした場合は、その人のアカウントでも確認します。
Microsoftアカウント自体にサインインできない場合は、Microsoftアカウントがロックされた|解除の手順と回復フォームの書き方でロック時の解除手順と回復フォームを確認できます。
出典:Microsoft サポート「BitLocker 回復キーを見つける」、Microsoft サポート「BitLocker の概要」
04会社・学校のパソコンの場合
職場や学校のアカウントでサインインしたことがあるパソコンは、その組織のアカウントに回復キーが保存されていることがあります。
- 別のデバイスでWebブラウザーを開き、https://aka.ms/aadrecoverykey に移動します。
- 職場または学校のアカウントでサインインします。
- [デバイス]を選び、回復キーが必要なデバイスを展開します。
- [BitLocker キーの表示]を選び、回復キー IDが一致するキーを使います。
直接見られない場合や、組織が管理しているパソコンで見つからない場合は、IT部門に回復キーを確認します。
05印刷した紙・USBメモリ・ファイルを探す
BitLockerをオンにしたときの選び方によっては、Microsoftアカウント以外に保存されていることがあります。
| 保存場所 | 確認のしかた |
|---|---|
| 印刷した紙 | BitLockerをオンにしたときに印刷している可能性があります。パソコン関係の大事な書類をしまっている場所を確認します。 |
| USBメモリ | ロックされたパソコンにUSBメモリを接続し、画面の指示に従います。 |
| テキストファイル | USBメモリなどにテキストファイルとして保存した場合は、別のデバイスでそのファイルを開いて読みます。 |
出典:Microsoft サポート「BitLocker 回復キーを見つける」、Microsoft サポート「BitLocker 回復キーをバックアップする」
06回復キーが見つからないとき
Microsoftは、Microsoftサポートには、失われたBitLocker回復キーを取得、提供、または再作成する機能がないとしています。
- 会社・学校など組織が管理しているパソコン:IT部門に回復キーを確認します。
- 回復キーが見つからず、回復の原因になった変更も元に戻せない場合:Windowsの回復オプションのいずれかでデバイスをリセットする必要があります。リセットすると、すべてのファイルが削除されます。
BIOSの設定やドッキングの状態など、直前に変えたことに心当たりがあれば、リセットの前にそれを元に戻せないかを考えます。Microsoftの案内も「必要になった変更を元に戻すことができない場合」にリセットを求めています。リセットは最後の手段です。Windowsの回復オプション(「このPCをリセットする」など)の考え方は、サポート詐欺に電話してしまったら?遠隔操作・支払い別の対処の後半でも説明しています。
出典:Microsoft サポート「BitLocker 回復キーを見つける」、Microsoft Learn「BitLocker 回復の概要」
07起動できたら|回復キーをバックアップする
回復キーを入れてWindowsが起動したら、次に同じことが起きたときのために、回復キーのバックアップを確かめておきます。Microsoftは、ほとんどの場合、BitLockerを最初にオンにしたときに回復キーが自動でバックアップされるとしつつ、そのバックアップがあって取り出せることを確認するか、自分で追加のバックアップを作ることが重要だとしています。
- [スタート]で「BitLocker」と入力し、結果の一覧から[BitLocker の管理]を選びます。
- バックアップしたいドライブの横にある[回復キーのバックアップ]を選びます。
- 保存先を選びます(Microsoftアカウントに保存/USBフラッシュ ドライブに保存/ファイルに保存/回復キーを印刷)。
回復キーを入れたUSBメモリや印刷した紙は、パソコンと一緒に保管しないようにします。パソコンと一緒に盗まれると、BitLockerの暗号化を迂回されるおそれがあるためです。バックアップは必要な数だけ作れます。
計画した更新の前にできること
Microsoft Learnによると、ハードウェアやファームウェアのアップグレードなど計画した変更の前は、BitLockerの保護を一時的に中断(一時停止)することで、回復モードになるのを避けられます。中断した保護は、通常はデバイスの再起動時に自動で再開されます。BIOS・UEFIの更新をするときは、パソコンメーカーの手順もあわせて確認します。
デバイスの暗号化の設定は、[設定]→[プライバシーとセキュリティ]→[デバイスの暗号化]で確認できます。Windows 11のバージョンとサポート期限が気になる場合はWindows 11 24H2のサポート終了|対象と更新できない時の対処も確認してください。
出典:Microsoft サポート「BitLocker 回復キーをバックアップする」、Microsoft Learn「BitLocker 回復の概要」、Microsoft サポート「Windows のデバイスの暗号化」
08よくある質問
BitLockerの回復キーは何桁ですか?
48桁の数字です。回復画面に出る「回復キー ID」とは別のものです。回復キー IDの最初の8桁は、どの回復キーを使うかを見分けるために使います。
Microsoftに問い合わせれば回復キーを教えてもらえますか?
いいえ。Microsoftは、Microsoftサポートには失われた回復キーを取得・提供・再作成する機能がないとしています。自分のMicrosoftアカウント、職場・学校のアカウント、印刷した紙、USBメモリなどを探します。
BitLockerをオンにした覚えがないのに求められました。
Microsoftアカウントや職場・学校のアカウントで初めてサインインしたときに「デバイスの暗号化」が有効になり、回復キーがそのアカウントに添付される場合があります。Windows Homeのデバイスでも利用できる機能です。まずそのアカウントで https://aka.ms/myrecoverykey を確認します。
Microsoftアカウントの回復キーのページに、キーが1つもありません。
パソコンを設定した人が別のMicrosoftアカウントを使っていた可能性があります。Windows 11 24H2以降なら回復画面のアカウントのヒントを確認し、家族などのアカウントも確かめます。会社・学校のパソコンなら https://aka.ms/aadrecoverykey かIT部門です。
回復キーが見つからない場合、データは取り出せますか?
Microsoftの案内では、回復キーが見つからず、原因となった変更も元に戻せない場合は、Windowsの回復オプションでデバイスをリセットする必要があり、リセットするとすべてのファイルが削除されます。
09まとめ
- 回復画面の「回復キー ID」の最初の8桁をメモする。24H2以降はアカウントのヒントも見る。
- 別の端末で https://aka.ms/myrecoverykey を開き、IDが一致する48桁のキーを入力する。家族など別の人のアカウントも確認する。
- 会社・学校のパソコンは https://aka.ms/aadrecoverykey かIT部門。印刷した紙やUSBメモリも探す。
- Microsoftサポートは回復キーを再発行できない。見つからなければリセットになり、すべてのファイルが削除される。
- 起動できたら[BitLocker の管理]→[回復キーのバックアップ]で保存先を確かめる。
更新履歴:2026年11月4日 初版(2026年11月4日時点の公式情報)。
参考 引用元・公式情報
確認日:2026年11月4日(日本時間)
- Microsoft サポート「BitLocker 回復キーを見つける」
回復キーIDの最初の8桁、aka.ms/myrecoverykey、他のユーザーのアカウント、24H2のヒント、aka.ms/aadrecoverykey、印刷・USB、サポートは再作成不可、リセットで全ファイル削除 - Microsoft サポート「BitLocker 回復キーをバックアップする」
BitLockerの管理→回復キーのバックアップ、保存先4種類、パソコンと一緒に保管しない、複数のバックアップ - Microsoft サポート「BitLocker の概要」
48桁の数値パスワード、回復キーを求められる理由、BitLockerの有効化のされ方 - Microsoft サポート「Windows のデバイスの暗号化」
デバイスの暗号化が有効になる条件、ローカルアカウントでは自動で有効にならない、Windows Home、設定の場所 - Microsoft Learn「BitLocker 回復の概要」
回復モードになる一般的なイベントの例、保護の一時的な中断と自動再開、Windows REのナレーター(Win+Ctrl+Enter)
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