Google AI Studioの便利機能は、検索で調べる、指定URLを読む、回答を比較する、思考量を調整する、台本を音声化する、の5つに分けると選びやすくなります。無料枠・有料プラン・API課金は別なので、使う前にモデルと利用枠を確認しましょう。
この記事は2025年6月の操作例・画像・動画を残し、現在の公式条件と分けて整理したものです。過去のモデル名や画面配置は現在の手順を保証しません。今回、Google AI StudioへのログインやAPI実行、過去の出力の再実験は行っていません。
最初に確認:目的を1つ選ぶ → モデルと無料/有料枠を確認 → 個人情報を除いた短い入力で試す → 原文・出力を確認。
01始める前に:入口・モデル・料金を分ける
Google AI Studioについて学ぶ
Google AI Studioは、モデルやプロンプトを試すための開発・試作向け画面です。普段使うGeminiアプリと同一の画面ではありません。基本的な操作の過去の解説は、次の記事を参照できます。

Google AI Studioで活用できるツールについて学ぶ
次に、この記事で共有する「便利な機能」とは別に、「Google AI Studioで活用できる高性能なツール」について共有します。
その1:Generate Media
2025年の画面には、Gemini image generation、Gemini speech generation、Imagen、Veo、Lyria RealTimeなどの入口がありました。画像・動画・音声・音楽ではモデルも料金も異なり、現在すべてが無料という意味ではありません。以下は当時の操作例を含む関連記事です。

その2:Build apps with Gemini
Buildは、自然言語でアプリの試作を進めるための入口です。生成されたアプリの正しさ・公開時の安全性・利用費用は別途確認が必要です。画面や作成手順の参考記事はこちらです。

Google AI Studioで使える高性能モデルについて学ぶ
以下のGemini 2.5 Proと2.5 Flashは、2025年6月の実例で使ったモデルです。現在の最上位モデルや新規利用者への推奨一覧ではありません。公式モデル一覧では2.5系の利用を過去の利用者に制限する説明があるため、今から試す場合は画面で選べる現行モデルと対応ツールを確認してください。
Gemini 2.5 Pro:2025年の使用モデル
当時は、複雑な指示や長い回答の作成にGemini 2.5 Proを利用しました。使いやすさに関する感想と、全モデルに対する客観的な順位は別です。「世界一」として現在のモデル選びの根拠にはしません。
以下の記事で、Gemini 2.5 Proについて網羅的に学ぶことができます。

Gemini 2.5 Flash:2025年の比較例
当時の筆者はGemini 2.5 Flashの応答の速さを印象的に感じました。速度や精度は質問、設定、混雑状況で変わるため、この体験だけで現在の優劣は決まりません。
以下の記事で、Gemini 2.5 Flashについて網羅的に学ぶことができます。

▶︎Google AI Studioにアクセスする
AI Studioには無料枠がありますが、全モデル・全機能が無料ではありません。Google AI Pro・UltraはAI Studioの利用枠やモデルアクセスを拡張するサブスクリプションで、直接のGemini API利用は別管理・別課金です。ArgonはFreeの対象外で、AI Studio内のDeep Research・Antigravity PreviewなどのAgentには有料APIキーが必要です。料金表示や有料キーの選択を確認し、無料で試したい場合は課金設定へ進まず対象の無料枠内にとどめてください。
Google AI Studioで活用できる「便利な機能」を5つ共有(実生活で役立つ順にまとめました)
目的別に、5つの機能を見ていきます。
画像と動画は2025年6月の操作記録です。現在の画面で同じボタンがない場合は、当時の配置を探し続けるのではなく、Run settings、対応モデル、公式説明を確認してください。以下の比較・要約・台本作成は、出力を確認して使うための例です。
根拠:Google AI plans、Models、Gemini API pricing、Billing、Google AI Studio quickstart
02Search:調べる入口と出典確認
Grounding with Google Searchは、検索情報を使ってモデルが回答を生成する機能です。検索作業の一部を助けますが、検索結果の原文をそのまま出す機能でも、誤りをなくす仕組みでもありません。
Grounding with Google Searchの特徴
Grounding with Google Searchについていち早く理解するために、特徴を表にまとめました。わかりやすくまとめているので、この機能の「全体像」が把握しやすいはずです。
| 観点 | 使い方と注意 |
|---|---|
| 検索を使う | 新しい情報を回答の材料にする。誤情報がなくなる保証ではありません。 |
| 出典を見る | 出典を開き、重要な主張と元の文章を照合します。 |
| 検索の実行 | 必要性はモデルが判断します。検索回数や費用がゼロになる設計ではありません。 |
| 言語・設定 | 対応言語でも精度は同一ではありません。モデルのツール対応を確認します。 |
活用できるモデル(2025年6月中旬時点での情報です)
対応モデルは機能ごとに異なります。次の一覧は2025年6月の記録として残しています。現在使えるモデルは、末尾の公式Search説明と実際のモデル選択欄を照合してください。
ここでの情報は、2025年6月中旬時点のものになります。
✓Grounding with Google Searchを活用できるモデル
・Gemini 2.5 Pro
・Gemini 2.5 Pro Preview 05-06
・Gemini 2.5 Flash
・Gemini 2.5 Flash Preview 04-17
・Gemini 2.5 Flash Lite Preview 06-17
・Gemini 2.0 Flash
なおこの記事内では、Gemini 2.5 Proを活用しました。
どこから活用できるの?
2025年の操作では、ホーム画面のGrounding with Google Searchのトグルを使いました。現在は対応モデルのRun settingsで利用可能なツールを確認してください。

当時はSource:Google Searchの表示を確認してから入力しました。有効化しても、すべての質問で同じ検索や同じ表示になるとは限りません。
4つのプロンプトで試した2025年の回答例
以下は、短い指示と長い指示を入力した当時の実例です。長い文章で調査の条件を伝えられる点に注目してください。
この節では具体的に、「Grounding with Google Searchではどのように出力されるのか」を見ていきます。短いプロンプトと長いプロンプトを2つずつ、計4つのプロンプトを活用しました。「なぜGrounding with Google Searchは便利なのか」が理解できるはずです。
その1:信頼できるウェブソースを3件活用してプラトンのイデア論を要約する(短いプロンプト)
最初はプラトンのイデア論について、要約と出典を求めました。回答の読みやすさと、学術的な正確さは分けて確認します。
プロンプトを入力する
以下のプロンプトを入力しました。
2025年の入力例 1
プラトンのイデア論を要約し、信頼できるウェブソースを3件示してください。

「信頼できるウェブソースを3件」というテキストも追加しています。このように入力をして本当に「3件を的確に出力してくれるのか」注目です。
回答を出力する
Runをクリック後、以下のように回答が出力されていきます。
出力内容はこちらになります。



この実例では「本文、ソース、Googleからの提案」の順で表示されました。現在のすべての出力に共通する表示順ではありません。
出力内容の確認①:Google上の情報をもとに本文を出力してくれる
本文の番号は、参照先を確認する手がかりです。番号があるだけで、その文章全体が出典に書かれていると判断することはできません。

回答は検索情報を踏まえてモデルが生成した文章です。人間が書いた原文そのものではなく、要約や解釈に誤りが混ざる可能性があります。
従来のGoogle検索では、検索後に自分で情報を探さなければいけませんでした。長ければ数十分から数時間かけて情報を探さないといけないこともあります。
文章で調べたい範囲を伝え、候補となる情報をまとめて見られる点が便利です。ただし、最良の情報が自動で選ばれる保証や、従来の検索より常に速い・正確という保証はありません。
3件の出典が示された場合も、件数だけで指示を満たしたとは判断せず、著者・公開元・本文の対応を確認します。

さらに青い部分をクリックすれば、サイトにアクセスすることも可能です。
出力内容の確認②:ソースを表示してくれる
この例ではSources欄にも参照先が表示されました。出典候補をまとめて開くために使えます。

ただし、出典の提示と内容の正しさは別です。

また、各ソースをクリックすることで対象のウェブページにアクセスすることもできます。出力内容を確認するだけでなく、その中身も確認できるので、非常に便利です。
出力内容の確認③:Googleからの提案を表示してくれる
この例の最後にはGoogleからの提案が表示されました。毎回必ず表示されるとは限りません。

表示された提案をクリックすることで、Google検索エンジンに切り替わり、提案された検索ワードで検索をしてくれます。「プラトン イデア論 解説」をクリックした後にどう表示されるのか、以下の映像からご覧いただけます。
クリック後、いつもの検索画面が表示されます。

「知りたいことがあるけどどうやって検索ワードを入力すればいいかわからない」という時でも、スムーズに情報を探していけそうです。
その2:ストア派のアパテイアについて理解する(短いプロンプト)
次は、初めて見る概念を調べた例です。用語の定義を、原典と解説のどちらから得たのか確認します。
2025年の入力例 2
ストア派の『アパテイア』とは何ですか? 原典に基づく定義と現代応用例を示してください。

Runをクリック後、以下の回答が出力されました。


プラトンのイデア論を要約してもらった時と同様、「本文、ソース、Googleからの提案」の順に出力されました。ちなみに、この記事内で活用しているプロンプトは、ChatGPTで出力したプロンプトになります。僕はこのプロンプトを出力してもらうまで「アパテイア」という単語すら知らなかったです。
知らない言葉の入口を作る用途に向いています。原典に基づく説明なのか、後世の解釈なのかをリンク先で確かめてから学びに使います。
何かをゼロから学ぶ際にも、非常に便利です。
その3:「無知の知」についてもう一度考える(長いプロンプト)
次は長い指示の例です。一般のGoogle検索と検索文字数の優劣を比較した実験ではありません。
以下のプロンプトを入力しました。
2025年の入力例 3
Google検索で得られる一次、二次資料を根拠に、ソクラテスの『無知の知』が 21 世紀の教育理論にどのような影響を与えているかを論じてください。少なくとも3件の最新査読論文と2件の教育機関公式発表を引用し、導入→本論→結論の構成で 1,500字程度にまとめ、各引用にはインラインでURLを記載してください。

Runをクリック後、以下のように回答が出力されていきます。
出力内容はこちらになります。




この実例でも本文と出典が出力されました。長さや出典表示だけでは、要求した根拠が揃ったことを確認できません。
査読論文3件と教育機関の発表2件を要求していますが、この指示文自体は実在や査読を保証しません。論文名、著者、年、掲載誌、査読の有無、引用箇所を原資料で確認し、確認できない項目は採用しないでください。
その4:なぜ「デジタルミニマリズム」が集中力向上に効くのか(長いプロンプト)
最後はデジタルミニマリズムに関する長文の指示です。集中力への効果をこの記事で新たに検証したものではありません。
以下のプロンプトを入力しました。
2025年の入力例 4
「デジタルミニマリズムによる集中力向上」をテーマに、最新査読論文3本と政府・NPOのデジタルウェルビーイング指針2件を150字以内で要約・URL添付しながら、導入200字→本論1,000字〔問題提起→スクリーンタイム削減手順→“深い仕事”実践例2件〕→結論300字〔30日デトックス・カレンダーとチェックリスト〕という流れで約1,500字の解説を作成してください。

Runをクリック後、以下の回答が出力されました。




指示した構成に沿う文章が出力された当時の例です。論文や指針の実在・内容・効果は、生成された文章とは別に検証する必要があります。
使う前に、①重要な主張のリンクを開く、②元の文章と要約が一致するか読む、③日付と研究対象を確かめる、④引用とAIによる解釈を分ける、の順で確認します。出典を開けない場合は、根拠確認済みとして再利用しないでください。
検索結果の引用先を自分で開き、著者・発表日・対象条件・該当箇所を確認してください。検索情報を材料にした文章も、モデルによる生成回答です。
03URL context:読めた資料だけで考える
URL contextは、指定したURLから取得できた内容を回答の材料にするツールです。ログインが必要なページや有料壁の内側まで読めるものではなく、ページ全体の取得と理解を保証するものでもありません。
URL contextの特徴
URL contextについていち早く理解するために、特徴を表にまとめました。わかりやすくまとめているので、この機能の「全体像」が把握しやすいはずです。
| 観点 | 使い方と注意 |
|---|---|
| 資料の指定 | 公開された直接URLを指定します。内部リンク先は自動で網羅しません。 |
| 取得の上限 | 1リクエスト20URL、1URLあたり34MBまでです。 |
| 読めない資料 | 有料壁・ログイン内の資料、動画・音声、Google Workspaceファイルなどは対象外です。 |
| 料金と取得結果 | 取得内容は入力トークンに含まれます。APIの取得statusと画面表示を区別します。 |
活用できるモデル(2025年6月中旬時点での情報です)
次の対応モデル一覧も2025年6月の記録です。現在の対応は公式URL contextのモデル一覧で確認してください。
✓URL contextを活用できるモデル
・Gemini 2.5 Pro
・Gemini 2.5 Pro Preview 05-06
・Gemini 2.5 Flash
・Gemini 2.5 Flash Preview 04-17
・Gemini 2.5 Flash Lite Preview 06-17
・Gemini 2.0 Flash
なおこの記事内では、Gemini 2.5 Proを活用しました。
どこから活用できるの?
2025年の画面ではURL contextのトグルを使いました。現在は対応モデルでツールが選択できるか確認します。

URLを指定しても取得に失敗することがあります。公開アクセス可能な直接URLを使い、本文への参照が確認できない回答は資料に基づく回答として扱わないでください。
3つのプロンプトで回答を出力
実際に、URLとプロンプトを入力して回答を出力していきます。ここでは「3つのプロンプト」を活用してどのように出力されるのかを検証しました。
その1:2つのウェブページを比較評価する
URLを添付して、2つのウェブページを比較評価してみようと思います。
活用するURL
僕が書いた2つの記事のURLを活用します。以下の記事なります。


プロンプトを入力する
活用するURLが決まったら、次にプロンプトを入力していきます。ここでは、以下のプロンプトを活用していきます。なお、プロンプト内の<URL1><URL2>の箇所に対象のURLをペーストしましょう。
2025年の入力例 5
<URL1>と<URL2>を読んで、以下の観点を 10 点満点で採点し総合評価を算出してください。①情報量(網羅性)②独自視点、一次情報の有無③引用、裏付けの信頼性④重複度(他サイトとの差別化)。点数、コメントを表にまとめ、総合得点が高い方を推奨してください。


URLは指示文に含められます。ただし、URLを入力したことと、その内容を取得できたことは同じではありません。
回答を出力する
準備ができたら、出力していきます。Runをクリック後、以下のように回答が出力されていきます。
出力内容はこちらになります。


この例では本文とソースが出力されました。採点はモデルによる評価例であり、客観的な品質や記事の優劣を確定する測定ではありません。
現在の公式上限は1リクエストあたり20URL、1URLあたり取得内容34MBです。指定先からリンクをたどってサイト全体を再帰的に読むわけではありません。
出力内容の確認①:対象のウェブページをもとに本文を出力してくれる
Grounding with Google Searchでの出力内容と同じように、最初に出力されたのはテキスト本文です。

テキスト本文を見てみると、横に数字が表示されたテキストがあります。

番号をクリックして開けるのは参照先です。リンクやページタイトルの表示だけでは全文を取得した証拠にも、要約の正確さの証拠にもなりません。該当段落を自分で開いて照合してください。
記事の比較では、点数の大小より「どの箇所を、どの基準で評価したか」を確認します。取得できなかったページを含む比較は成立しません。
要約は読む箇所を絞る助けとして使い、重要な判断では原文を確認します。
出力内容の確認②:ソースを表示してくれる
出力の最後には「ソース」が表示されます。Sources欄で確認が可能です。

タイトルとURLは出典の識別用です。APIでは取得結果のメタデータやstatusを確認できますが、AI Studioの画面に同じJSONが必ず表示されるわけではありません。画面で取得状況が分からない場合は、回答内の参照箇所と原文を照合してください。
その2:ウェブページの要点をPREP法で200語にまとめる
次は、ウェブページの要点をPREP法で200語にまとめてもらおうと思います。
活用するURL
ここでは、以下の記事のURLを活用していきます。

プロンプトを入力する
活用するURLが決まったら、プロンプトを入力していきます。以下のプロンプトを入力しました。最初のプロンプトで共有した時と同じように、<URL>に対象となるURLをペーストしていきます。
2025年の入力例 6
<URL>の記事内容を読み取り、筆者の主張をPREP法(Point-Reason-Example-Point)で200語以内に整理してください。


回答を出力する
URLとプロンプトを入力後、Runをクリックして回答を出力します。クリック後、以下の回答が出力されました。

当時はPREP形式の要約が出力されました。短くなるほど条件や例外が落ちやすいため、元の記事の結論と注意点が残っているか確認します。
取得に失敗した場合は、公開URLか確認し、扱う権利のある本文だけを自分で貼り付ける方法もあります。有料壁やログイン制限を回避して取得させないでください。
その3:ウェブページからショート動画のスクリプトを作成する
最後は、ウェブページからショート動画のスクリプトを作成していきます。使い方は非常に幅広いです。
活用するURL
ここでは、以下の記事のURLを活用します。

プロンプトを入力する
活用するURLが決まったら、次にプロンプトを入力していきます。以下のプロンプトを入力しました。
2025年の入力例 7
<URL>の主要ポイントを60秒のYouTubeショート動画用のスクリプト(HOOK→BODY→CTAの構成、口語体、日本語)に変換してください。


回答を出力する
URLプロンプトを入力後、回答を出力していきます。Runをクリック後、以下の回答が出力されました。


記事を台本の下書きに変える用途です。公開前に事実関係と利用権を確認し、実際に読み上げて60秒に収まるよう調整してください。生成だけで動画の完成や大幅な時短が保証されるわけではありません。
URL contextはキャッシュを優先し、必要に応じてライブ取得する仕組みです。取得結果が失敗・不明なら、読めたと断定せず、取得できた範囲だけで回答を使います。リンク先がログインや有料壁なら、無理に取得させないでください。
根拠:URL context
04Compare:条件を揃えて回答を比較する
Compare modeは、2025年の操作例では2つの回答を並べて見られる機能でした。現在の公式クイックスタートでは同じ比較画面の全操作を確認できていないため、以下は当時の記録として紹介します。
Compare modeの特徴
Compare modeについていち早く理解するために、特徴を表にまとめました。わかりやすくまとめているので、この機能の「全体像」が把握しやすいはずです。
| 観点 | 使い方と注意 |
|---|---|
| 入力 | 同じプロンプトと参照資料を用意します。 |
| モデルと設定 | モデル以外の条件を揃え、条件を変えたら記録します。 |
| 品質 | 採点器が正解を判定するわけではありません。根拠、漏れ、形式を自分で評価します。 |
| 速度・費用 | 1回の秒数だけで一般化せず、複数の質問と利用量を確認します。 |
どこから活用できるの?
Compare modeを活用する際、ホーム画面上部にある矢印のマークをクリックします。

クリック後、以下の画面が表示されます。

Compare modeの特徴で簡単にまとめましたが、この機能ではひとつのプロンプトで2つの出力を比較することができます。
活用方法を簡単に共有
以下は当時の基本操作です。現在同じ比較画面が見つからない場合は、同じ指示を別々のチャットで実行し、回答を並べて比較する方法もあります。
活用したい生成AIモデルを選択する
まず最初に、右側と左側で活用したい生成AIモデルを選択します。まずは左側からです。上部のモデル欄をクリックします。

クリックすると、モデルを選択できるようになります。好きなモデルをクリックしましょう。ここではGemini 2.5 Flashにしました。

次に、右側で活用するモデルを選択していきます。同じく上部のモデル欄をクリックしましょう。

活用したいモデルをクリックします。ここでは、Gemini 2.5 Flash Lite Preview 06-17にしました。

これでモデルの選択が完了です。

このように、ひとつの画面で2つのモデルを選択することができます。
プロンプトを入力する
次にプロンプトを入力していきます。プロンプトは、下段にある入力欄に入力します。

ここでは、以下のプロンプトを入力しました。
2025年の入力例 8
新社会人向け 「失敗談から学ぶ7つの教訓」を、「ストーリー仕立て」「箇条書き」の2 種類の形式で作成し、それぞれ学べるポイントを添えてください。

これで、プロンプト入力は完了です。普通のモードで活用する時と使い方は変わりません。
回答を出力する
次は、回答を出力していきます。Compare modeでは出力のされ方が通常とは異なります。実際に「どのように出力されていくのか」を見ていきましょう。出力する際、Runをクリックします。

クリック後、以下のように回答が出力されていきます。
出力内容はこちらになります。

2つの出力が完了しました。
この実例では2つの異なる回答が得られました。1回の結果だけでモデルの能力を順位づけるのではなく、正確さ、指示への適合、読みやすさ、費用、待ち時間を分けて評価します。
自分に合ったモデルを見つけるのに最適な「便利機能」だと感じました。
片方の内容だけを出力し直す
出力した後に、片方の出力内容だけを出力し直すことができます。その際、出力し直したい側にカーソルを合わせてRerunのマークをクリックします。

クリック後、以下のように片方だけが出力し直されます。
片方の回答だけが出力し直されました。

片方だけの再実行は、元の回答を残した比較に役立ちます。ただし再実行も利用枠や費用を消費し得るため、何度も試す前に条件を確認してください。
片方の出力方法だけを変える
また、片方の出力方法だけを変えることもできます。その際まず最初に、変更したい出力内容のShow run settingsをクリックします。

クリックすると、出力方法を変更できる欄が表示されます。

ここに表示されているThinking modeやSet thinking budgetを操作することで、片方の出力方法だけを変更することができます。なお、調整方法に関しては、別記事のGemini 2.5 Flashの出力内容を「3つの方法」で調整するでも共有しているので、見ていただくことで理解が深まると思います。
当時の比較画面ではSearchやURL contextの設定も変更できました。片方だけ検索を有効にする比較は、モデルの差ではなくツール条件の差も含みます。モデル自体を比べたい場合は、指示、ツール、思考設定を揃えてください。
非常に便利な機能です。
Compare modeについてもっと深く理解する
Compare modeについてもっと深く理解したい人は、以下の記事がおすすめです。

若干、情報が古くなってしまってはいますが、学ぶのに十分な内容となっています。この機能を使いこなしたい人は、ご覧ください。
比較の記録は「質問/モデル名/ツール設定/思考設定/良かった点/誤り/待ち時間/利用量」の順に残すと、好みだけで選ぶのを避けられます。これはこの記事で提案する評価方法で、自動採点機能の説明ではありません。
05Thinking:思考量・出力上限・課金を分ける
Thinkingは、モデルが回答前の推論に使う計算の量を調整する仕組みです。指定方法はモデルとAPIによって異なり、すべてのモデルに同じトグルや数値があるわけではありません。
Thinkingの特徴
Thinkingについていち早く理解するために、特徴を表にまとめました。わかりやすくまとめているので、この機能の「全体像」が把握しやすいはずです。
| 観点 | 使い方と注意 |
|---|---|
| 思考要約 | 表示される説明は要約です。内部計算の完全な記録ではありません。 |
| 思考設定 | モデルに対応したbudgetやlevelを使います。全モデルで無効化できるわけではありません。 |
| 出力上限 | 上限に達すると途中で切れる場合があります。思考調整は打切り防止ではありません。 |
| 課金 | 思考だけでなく入力や回答なども料金の対象です。 |
活用できるモデル(2025年6月中旬時点での情報です)
次の一覧は2025年6月の記録です。現在のモデルにはthinking levelで調整するものもあり、旧thinking budgetの値や無効化条件をそのまま移せません。
✓Thinkingを活用できるモデル
・Gemini 2.5 Pro
・Gemini 2.5 Flash
・Gemini 2.5 Flash Preview 04-17
・Gemini 2.5 Flash Lite Preview 06-17
この記事の当時の操作例ではGemini 2.5 Proを利用しています。
どこから活用できるの?
以下は2025年のThinking欄の画像です。現在は選んだモデルに対応する設定だけを使ってください。

当時のThinking modeやSet thinking budgetは、思考量を調整するための設定でした。

思考設定、最大出力トークン、料金上限は別のものです。思考量を増やしても正確さが保証されず、少ない出力上限では途中で切れる場合があります。

現在のAPIでは上限到達時に不完全または空の出力でも、生成済みの思考トークンが課金される場合があります。入力、回答、思考、ツールの料金と利用状況を別々に確認してください。
どれだけ便利なの?
Thinkingについて簡単に理解できたものの、「何が便利なのか」いまいちわからない人がいるかもしれません。「どれだけ便利なのか」について、以下の表にまとめました。
| 観点 | 使い方と注意 |
|---|---|
| 簡単な整理 | 小さな負荷の設定から試し、回答を確認します。 |
| 複雑な比較 | 必要に応じて思考量を増やし、改善したか同じ基準で比べます。 |
| 検証 | 思考要約は見直しの手がかりであり、正しさの証明ではありません。 |
| 費用管理 | 出力上限と利用状況を確認します。追加料金を防止する機能ではありません。 |
Thinkingについてもっと深く理解する
先述した通り、別記事で使い方や出力例を詳細にまとめています。以下の記事になります。

この記事のGemini 2.5 Flashの出力内容を「3つの方法」で調整するで使い方についての理解が深まると同時に、「どれだけ便利なのか」も理解できます。Thinkingについて興味のある人はぜひご覧ください。Google AI Studioの活用の幅がぐっと広まります。
思考要約とthought signatureは別です。signatureは内部状態を表す暗号化されたデータで、読める思考全文ではありません。要約が見えても完全監査はできず、料金は表示された要約の短さだけでは判断できません。
06音声生成:確認した台本を音にする
最後に共有する機能はGemini speech generationになります。この機能を活用することで、自分の学びに合わせた「ラジオのような音声」を作成することができます。
まずは短い自作台本を音声化し、聞き直して直す使い方が取り組みやすいです。機能の入口とモデル名は、以下の2025年画面から変更されている可能性があります。
Gemini speech generationの特徴
Gemini speech generationについていち早く理解するために、特徴を表にまとめました。わかりやすくまとめているので、この機能の「全体像」が把握しやすいはずです。
| 観点 | 使い方と注意 |
|---|---|
| 台本と話者 | テキストを音声にします。複数話者の対応数はモデルの仕様を確認します。 |
| 声の調整 | 話し方や速度の指示を試し、実際に聞いて確認します。 |
| ストリーミング | 現行のGemini 3.8 TTSのAPIにはストリーミング例があります。旧画面・旧モデルの共通仕様ではありません。 |
| 言語と費用 | 対応言語とモデル別料金を確認します。音声化は自動翻訳と同じではありません。 |
筆者は当時の音声を自然に感じました。これは個人の感想で、すべての文章・言語で同じ品質になるという保証ではありません。
どこから活用できるの?
2025年の操作ではGenerate Mediaを開きました。

次に、表示された画面のGemini speech generationをクリックします。

クリック後、以下の画面が表示されます。

台本、話者、声の設定を確認して音声を作ります。他人になりすます目的で使わず、個人情報や公開権限のない文章を入力しないでください。
例えばどんな音声が作成できるの?
以下は用途を考えるための例です。AI Studioだけで外部のナビや留守電、配信サービスへ自動導入できるという意味ではありません。
「音声は作成したいけどイメージが湧かない」という人は、ぜひ参考にしてください。
| 観点 | 使い方と注意 |
|---|---|
| 解説・朗読 | 自作台本からナレーションを試作し、読み間違いや間を直します。 |
| キャラクター・対話 | 話者を分けた台本を用意し、声の区別を確認します。 |
| 多言語 | 対象言語の台本を別途準備・確認します。翻訳不要とは限りません。 |
| 配信・電話への組込み | 対応APIと出力形式を調べる別の開発作業が必要です。AI Studioだけで自動連携しません。 |
| 観点 | 使い方と注意 |
|---|---|
| 朗読 | 自作または利用権のある文章を音声化します。 |
| 案内音声 | 短い案内を試作できますが、ナビへの組込みや運転時の安全性は別問題です。 |
| 留守電 | 自分の台本を音声化し、対応する機器への設定方法を確認します。 |
| 記事・メール | 個人情報や機密を除き、入力権限のあるテキストだけを使います。 |
| 語学 | 発音の練習用に試し、正しさは辞書や教材でも確認します。 |
Gemini speech generationで音声を作成する方法について学ぶ
別記事に、具体的な作成方法を共有しています。以下の記事です。

関連記事には当時の音声生成の操作例があります。現在のモデル仕様や料金は、この記事末尾の公式情報とあわせて確認してください。
07よくある質問
無料だけで試せますか?
対象の無料枠で試せるものはあります。すべてが無料ではないため、実行前にモデル・プラン・APIキーの課金状態を確認してください。
出典が表示されれば正しいですか?
いいえ。出典は照合の入口です。重要な主張と原文が一致するかを確認します。
画像と同じ画面がありません
画像と動画は2025年6月の記録です。現在のRun settingsと対応モデルを確認してください。比較画面の全操作は今回再検証していません。
Thinkingを調整すれば料金超過を防げますか?
いいえ。思考量、最大出力、利用料金は別です。途中で切れても生成済みのトークンが課金される場合があります。
08まとめ
調べるならSearch、読む資料が決まっているならURL context、回答の差を確認するなら比較、推論の負荷を調整するならThinking、確認済み台本を耳で聞くなら音声生成です。どの機能も、無料枠・対応モデル・出力の確認を省略できるものではありません。
- 過去の画面・使用モデルと、現在の利用条件を分けます。
- 出典や思考要約は確認の手がかりであり、正しさの保証ではありません。
- 無料枠、有料プラン、API料金を混同しないでください。
▶︎番外編:プロンプトの能力を飛躍的に高める(前編後編合わせて34万字越えの大作です)
プロンプトの能力を飛躍的に高め、未来を創造する方法をまとめた記事になります。
以下の記事を読むことで、思考を拡張することができ、ユーザー自身に特化した出力内容を得ることができるようになります。日常で起きる問題が解決し、考えがまとまり、創造力も広がります。生成AIを「真の思考のパートナー」にすることができる、どこにも流れていない革新的な内容です。完全オリジナルのプロンプトを合計64個活用し、入力と出力について徹底解説しています。
「プロンプトに関する知識を身につけて自身を成長させたいと思っている人」や「主体的に人生を歩んでいきたい人」、「社会や仕事の変化に追われるのではなく自分から変化を作り出す楽しさを実感したい人」は、こちらのリンクをクリックしてご覧ください。


この記事ではGoogle AI StudioのGeminiを活用していますが、全ての生成AIで応用できる考え方です。間違いなく、一読して損はありません。
引用元・公式情報
2026年10月23日(日本時間)確認。公式仕様と2025年の筆者の体験・画像・動画を分けています。現行製品の実操作は未実施です。
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